トム・ティクバ監督「ザ・バンク 堕ちた巨像」(2009年)は“アクションスリラー”って書いてあるが、社会派アクションサスペンスとでも言ってほしいね。国や武器メーカー、多国籍企業が複雑に絡む国際社会で暗躍する巨大銀行IBBCの不正に挑むインターポール捜査官とニューヨーク検事局のハナシ。本格的なサスペンスのストーリーも面白いが、ニューヨークのグッゲンハイム美術館での激しい銃撃戦がすごい。よくこんな撮影をやらせたものだ。とにかく面白い、見応えあった。それからナオミ・ワッツが美しかった。