[2022年以後] ぼくらの時代、ぼくらの祖国

「イニシェリン島の精霊」焦燥にかられつつもがく人間の生き様、わかる!

 「イニシェリン島の精霊」を観た。今年のゴールデングローブ賞で作品賞 、主演男優賞 、脚本賞のほかヴェネツィア国際映画祭、ニューヨーク映画批評家協会でも受賞している。
1920年代のアイルランド孤島が舞台だが、小さなコミュニティの中で将来に希望をもてない人間の焦燥感とか、それでも何かしたいともがく生き様を描いている。
孤島での日常に何の疑問もなく生きているパードリックと、こんな奴と自分は違うんだ、残りの人生で素晴らしい曲を書くのだと作曲活動に打ち込むコルム。
破綻した友情は激しい感情的な対立から憎悪へと変わっていきエキセントリックな結末へ。
終盤の悲劇的な結末はドラマティックではあるが、それよりもコルムの焦燥感やもがき、シボーンが島を捨てるに至る心理がわかる、このままではたまらないだろうって。
あらゆる時代に通じる普遍的なテーマだからこんなに心に突きささったのだろう。
















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