ジャズとボサノヴァの日々

Days of Jazz and Bossa Nova

65年 ザ・マイク・サムズ・シンガーズ "The Telephone Song (Roberto Menescal) "

2021-04-07 22:00:00 | ボサノヴァ
The Telephone Song performed by The Mike Sammes Singers 1965

マイク・サムズ・シンガーズはアレンジャーのマイク・サムズが結成した英国のコーラスグループで、1962年から1988年の間に7枚のアルバムを録音しており、そのいずれもがコーラス音楽ファンには聞きごたえのあるものだと思う。21世紀の今、業績として注目すべきなのはビートルズの楽曲におけるバックコーラスだろう。「アイ・アム・ザ・ウォルラス」における常軌を逸した言葉遊びによる掛け合いは誰もチャレンジ出来ない素晴らしいコーラスワークだし、フィル・スペクターの要請に応じた「グッドナイト」や「レット・イット・ビー」におけるコーラスワークも作品の完成度に貢献している。

余談だが、「アイ・アム・ザ・ウォルラス」のことをWikiで調べていたら、後半部分のリズムについては宮城県民謡「斎太郎節」との共通点が指摘されていると書いてあった。レノンはビートルズ日本公演で来日した際に東京ヒルトンホテルの10階のスイートルームに運び込まれたステレオセットで日本の民謡のアルバムを熱心に聞いており、その中でも“スゴくリズムがおもしろい”と言ってたのが「斎太郎節」だったと語ったそうで、思わず膝を打った。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする