…そういえば、忘れてたけど…

　４プラの『自由市場』にあるイベントスペースで油絵見たんだけど、何だか、ブルーが暗い感じに使われていて、奥にあった描きかけの油絵も、黒と紫を強調してたんだけど、嫌な感じの絵だった…。。。

　その場にいた、自称・アーティストの変な男（歯がスカスカで、何喋ってるかわかんないし）に、
　「この絵、何だか暗くて、嫌な感じしますね…」
　と言うと、
　「絵なんてな、人から評価されて描くもんじゃねぇんだよっ！」
　と、少しキレ気味に、そして、下品な口調で言った…。。。

　…恐らく、波長の合わない人間だったかもしれないけど、何だかものすごく、不快な思いをした…。。。


　そういや、１０年ぐらい前にも、似たような事があった…。。。

　狸小路を歩いている時、手作りか何だかよくわからないけど、アクセサリーを売っている中年らしい男がいて、私は、しばらく見ていたけど、気に入ったのがなくて、
　「こういう色じゃなくて、もっと明るいブルーのが欲しいんだけど…」
　と言うと、その男は、
　「こんなアクセサリーなんてモノは、ある程度妥協して買わないと、いくら見て歩いたって、気に入るものが見つかるワケないんだっ！　アンタ、普段からそうやって何でも完璧なもの探してるんだろっ？　そういう人間は、男女の付き合いも妥協出来ないから、いつまで経っても誰とも合わないんだよっ！」
　と、少しキレ気味で、下品な口調で言った…。。。

　何で、アクセサリー探してただけなのに、性格の事まで言われなくちゃならないんだろうって、ものすごく不愉快な思いをした…。。。


　妥協っていうけど、して良い時と、しちゃダメな時っていうのが…、いや、妥協は、出来る事なら、しちゃいけないと思っている…。。。

　だって、自分の欲しいものを探して歩いているのに、手短に済まして、それが何度も続くと…、自分の、本当に欲しいものが、手に入らなくなってしまう。。。

　以前も書き込みしたと思うけど、欲しいと思うものがなかなか見つからないからと、途中で諦めてしまって、妥協してしまうと、人間って、妥協ばかりするようになってしまう。。。

　モノに限らず、自分が、本当に好きな相手が手に届かない存在だからと諦めて、手短に自分に好意を持っている人間と付き合ったりなんかすると、心が、死んでしまう…。。。

　そう、私は、１０年前、自分が好きでもないのに、同じ職場で働いていた人に紹介された男性と付き合い、その結果、危うく、自分の心が死んでしまうところだった…。。。１人で寂しいからと、誰かを代わりにしてはいけないんだって、思い知った…。。。

　それ以来、誰かに片想いしても、その人が、どんなに手に届かない存在でも、誰か他の人を代わりにしなくなった…。。。もう、自分の気持ちに嘘を付きたくないし、自分の心を殺してまで、妥協したくもないから…。。。


　だから、もし誰かに片想いしたら、自分の気の済むまで、片想いでい続ければいいと思っている…。。。