漢字で書くか、ひらがなで書くか迷ってしまうことってありますよね。
「…よろしくお願いたします」⇔「…よろしくお願い致します」とか
「ぜひ、お願いします」⇔「是非、お願いします」とか。
漢字にするか、ひらがなを使うかは好みの問題でもあると思いますが、読みやすいとされる比率があるようです。
それによると読みやすい文章の最適比率はひらがな:漢字:カタカナ=7:2:1だそうです。
(ひらがな7割、漢字3割といわれるケースもあるようです)
「漢字が多い」と文章が読みにくいのは確かですね。
漢字比率が多いと「読みにくそう」と感じてしまい、続きを読む気がしなくなることもあります。
「漢字使用率チェッカー」という便利なサイトがあります。
文章中の漢字とひらがなの割合を計算してくれる面白いサイトです。
漢字使用率チェッカー
「漢字使用率チェッカー」で、太宰治の「女生徒」の冒頭部分をチェックしてみました。
「あさ、眼をさますときの気持は、面白い。かくれんぼのとき、押入れの真っ暗い中に、じっと、しゃがんで隠れていて、突然、でこちゃんに、がらっと襖ふすまをあけられ、日の光がどっと来て、でこちゃんに、「見つけた!」と大声で言われて、まぶしさ、それから、へんな間の悪さ、それから、胸がどきどきして、着物のまえを合せたりして、ちょっと、てれくさく、押入れから出て来て、急にむかむか腹立たしく、あの感じ、いや、ちがう、あの感じでもない、なんだか、もっとやりきれない。」
結果は下のようになりました。
全体の文字数: 225
漢字数: 36
漢字率: 16%
全体的に締りのない文章です。
「女生徒」はある女生徒から送られた1年分の日記を太宰が1日分に編集した作品なので、純粋に太宰のオリジナル作品とはいえないかも知れません。ひらがなや句読点がやたら多く、たどたどしい文章で、とても読みにくく、まるで若い女の子がSNSに投稿したような文章です。そこが魅力だと思いますが。
完璧な文章などないと思いますが、自分の文章の漢字率をチェックしてみるのも面白いかも知れません。
タマスダレ
タマスダレでなく、南京すだれですが、おばちゃんたちの頑張りが素晴らしいです。
揃ってなくて各自マイペースなところが微笑ましいです。みんな親戚のおばちやんに見えてきます。😍
アサガオ
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