☆保険の豆知識 Ｖｏｌ．４９ ☆ 人対車の事故の場合、過失割合はどうなるのだろうか？

■ 人対車の事故の、過失割合はどんなふうに判断されているのか？何例か取り上げてみたいと思います。
信号が青で横断歩道を渡っている場合にはねられた場合や、信号機のない横断歩道であっても、横断歩道を渡っている場合に事故が起きた場合は、ほとんど歩行者は無過失でありますが、次のような場合には歩行者にも過失が取られます。


☆ 例１．歩行者用信号が青色点滅を始めたために、走り出して横断したために信号を無視してきた自動車と衝突をしてしまった場合。
歩行者の過失：５％　【 H10.3.26東京地判・交通民31.2.472 】

☆例２．深夜に横断禁止場所の幹線道路を横断中、走ってきた自動車と衝突をしてしまった場合。
歩行者の過失：３０％ 【 H8.4.10京都地判・交通民29.6.1899 】

☆例３．横断歩行者用信号が赤色の表示中、横断歩道をわたり走ってきた自動車と衝突してしまった場合。
歩行者の過失：７０％ 【 H13.1.30東京地判・交通民34.1.138 】


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☆保険の豆知識 Ｖｏｌ．４８ ☆ 追突された事故の場合でも過失割合が大きい時もあります！

●今回は、車両相互間の事故の内、追突事故の過失割合の一例を紹介します。
追突事故であれば、通常は追突した側が一方的に悪い場合が多いのですが、何も無いところで急停止等をした場合は、追突された側に過失が大きくなる場合もあります。

例１． 信号機のある交差点で、対面信号が青で進行するのに何ら障害がない状況で急停止したために、後続車に追突をされた場合は？（追突した側は、制限速度をオーバーしていない時）
追突された側に６０％の過失が出ます。【 H1.5.30東京地判・交通民22.3.633 】

例２． 片側複数車線の見通しの良い道路で、急に進路変更をしたために、後続車に追突をされた場合は？（追突下側
は、制限速度をオーバーしていない時）
追突された側に８０％の過失が出ます。【 H1.2.8神戸地判・交通民22.7.124 】



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