道端のどこにでも生えるし、棘があって引き抜きにくいので嫌われ者の「ワルナスビ」。でもよくみるとかわいい花だ。
(2021年初夏 川崎市)
■夏の花シリーズ
「アカンサス」(夏の花 21-001)
「タチアオイ」(夏の花 21-002)
「コバンソウ」(夏の花 21-003)
「エノテラ ‘アフリカンサン’」(夏の花 21-004)
「ヒメコバンソウ」(夏の花 21-005)
「ムシトリナデシコ」(夏の花 21-006)
「ゼニアオイ」(夏の花 21-007)
「ナンテン」(夏の花 21-008)
「ハクチョウソウ」(夏の花 21-009)
「セイヨウノコギリソウ」(夏の花 21-010)
「ノアザミ」(夏の花 21-011)
「マトリカリア」(夏の花 21-012)
「ホタルブクロ」(夏の花 21-013)
「オランダカイウ」(夏の花 21-014)
「萩」(夏の花 21-015)
「アメリカデイゴ」(夏の花 21-016)
「サンゴシトウ」(夏の花 21-017)
「キキョウソウ」(夏の花 21-018)
「トリトマ」(夏の花 21-019)
「テッポウユリ」(夏の花 21-020)
「タイサンボク」(夏の花 21-021)
「ディエラマ」(夏の花 21-022)
「エキノプス」(夏の花 21-023)
「ヒメフウロ」(夏の花 21-024)
「ギボウシ」(夏の花 21-025)
「キクイモモドキ」(夏の花 21-026)
「アスチルベ」(夏の花 21-027)
「イヌタデ」(夏の花 21-028)
「アリウム・ミレニアム」(夏の花 21-029)
「ナツツバキ」(夏の花 21-030)
ワルナスビ(悪茄子)
多年草
北アメリカ原産。昭和初期に関東地方南部で気づかれ、その後暖かい地方へ広がった。根茎を長く伸ばして広がり、茎や葉には星状毛がある。茎は高さ0.5〜1mで直立し、節ごとにくの字形に曲がる。茎には鋭い刺がある。葉は互生し、長さ8〜15cm、幅4〜8cmの長楕円形で、ふちには波状の大きな鋸歯が3〜4個ある。茎の途中から太い枝を出し、先端に直径約2cmの淡紫色または白色の花を6〜10個集散状につける。花冠は浅く5裂して皿状に開く。液果は直径約1.5cmの球形で黄色に熟す。花期は6〜10月。(野に咲く花)
学名は、Solanum carolinense
ナス科ナス属