つややかな山吹色の花が目立つ「ロウバイ」。蝋細工のような質感のある花だ。中国からは江戸時代に到来したという。庭木としても好まれている。
(2023年春 東京)
2023年春の花シリーズ
「ジャイアント・スノードロップ」(春の花シリーズ 23-01)
「セツブンソウ」(春の花シリーズ 23-02)
「ユキワリイチゲ」(春の花シリーズ 23-03)
「福寿草」(春の花シリーズ 23-04)
「ミチノクフクジュソウ」(春の花シリーズ 23-05)
「福寿海」(春の花シリーズ 23-06)
ロウバイの基本情報
学名:Chimonanthus praecox
和名:ロウバイ(蝋梅)
科名 / 属名:ロウバイ科 / ロウバイ属
特徴
ロウバイはまるでロウ細工のような黄色い花を咲かせる、中国原産の落葉低木です。開花期以外はあまり目立ちませんが、新春に香り高い花を咲かせる貴重な存在です。中国では、ウメ、スイセン、ツバキとともに、「雪中の四花」として尊ばれています。江戸時代初期に日本へ渡来し、ほかの花木に先駆けて咲く香りのよい花が愛され、生け花や茶花、庭木として利用されてきました。
ロウバイの花は内側の花弁が茶褐色ですが、一般に出回っているのは、すべての花弁が黄色の、ソシンロウバイやその園芸品種です。
和風、洋風どちらにも合い、同時期に開花するクリスマスローズを株元に植えたり、冬咲きのクレマチスと組み合わせたりして、冬の庭を楽しむことができます。
基本データ
園芸分類 庭木・花木
形態 低木 原産地 中国
草丈/樹高 4m 開花期 12月中旬~2月
花色 黄
耐寒性 強い 耐暑性 強い