切ないほどに可憐な「セツブンソウ」。スプリング・エフェメラルで、長くはもたない。ほんとうに節分の頃に咲くので、節分を迎えると気が気でなくなる。
(2023年春 東京)
2023年春の花シリーズ
「ジャイアント・スノードロップ」(春の花シリーズ 23-01)
セツブンソウの基本情報
学名:Shibateranthis pinnatifida(Eranthis pinnatifida)
和名:セツブンソウ(節分草)
科名 / 属名:キンポウゲ科 / セツブンソウ属
特徴
セツブンソウは関東地方以西の主に太平洋側に多く見られ、古くより節分のころに花が咲くのでこの名前があります。
石灰質の土壌を好み、晩秋から冬の間に、地中深くにある黒褐色の塊茎から白い芽を伸ばし始めます。そして、冬の終わりから早春のころに、白い花弁のような萼片を5枚開きます。葉は深く裂けた灰緑色で、晩春には地上部を枯らして休眠します。
ときに大群落を形成し、一面に白い花を咲かせる「春植物」ですが、近年は開発や盗掘のために激減し、各地で保護が始まっています
基本データ
園芸分類 球根,山野草
形態 多年草 原産地 関東地方以西の本州
草丈/樹高 10~20cm 開花期 2月~4月上旬
花色 白 栽培難易度(1~5)
耐寒性 普通 耐暑性 普通