野の花 庭の花

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花のつき方から薙刀という名前をもらったナギナタコウジュ(入笠山シリーズ12)

2019年10月24日 08時39分30秒 | 

ピンクの花を一列に並べてつけるので、花のつき方から薙刀という名前をもらったナギナタコウジュ。コウジュというのは、漢方で乾燥したものを生薬に使っていた香薷という薬草と、匂いが似ているかららしい。花のつき方はどこかシモバシラに似ている。アイヌはナギナタコウジュを「セパエント」と呼んで煮出して茶の代わりにしていたというのを聞くと、親しみがわく。

(2019-09 長野県 入笠山) 

ナギナタコウジュ(薙刀香需)
1年草
北海道-九州の山地や道ばたに生える。高さ30-60cm。全体に強い香りがする。葉は対生し、長さ3-9cm、幅1-4cmの卵形-狭卵形で先はとがり、ふちには鋸歯がある。枝先に花穂をだし、淡紅紫色の小さな花をつける。花冠は長さ約5mmの唇形で、ふちは細かく裂け、毛が生えているように見える。花の反対側に苞が整然と並び、苞は中心部がもっとも幅広く、ふちには短毛があるが、背面は無毛。花期は9-10月。(野に咲く花)
学名は、Elsholtzia ciliata
シソ科ナギナタコウジュ属

 



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