最近道端に大きな白い花が咲いていると思ったら、タマスダレだった。春だったらハナニラかなと思うところだった。花の形はどちらかと言えばクロッカスに近い。園芸種が逃げ出したものらしい。道端の花が少なくなっているときだけに、うれしい。
(2019-09 川崎市 道端)
タマスダレ(玉簾、学名: Zephyranthes candida)は、ヒガンバナ科(クロンキスト体系ではユリ科)タマスダレ属の球根草。
和名の由来は、白い小さな花を「玉」に、葉が集まっている様子を「簾」に例えたことによる。
別名のレインリリー(雨ユリ)とは、ゼフィランサス属及び近縁のハブランサス属(英語版)の総称であり、タマスダレだけの別名ではない。まとまった雨後に一斉に花茎を伸ばし開花することに由来する。また、タマスダレを「ゼフィランサス」ということもあるが、本来、ゼフィランサスは属名であるので注意を要する。
形態・生態
葉は細長く棒状で濃緑色、土から直接出ている。
夏?初秋に白い花を咲かせる。1本の花茎に対して、花は1つだけである。
種子をほとんど作らない個体とよくつける個体が存在する。
球根の分球でよく増える。