野の花 庭の花

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丸みのある金色の五枚の花弁がかわいい「キンミズヒキ」(箱根の花 21-37)

2021年08月22日 06時45分39秒 | 

丸みのある金色の五枚の花弁がかわいい「キンミズヒキ」。名前の由来であるミズヒキはタデ科イヌタデ属の植物で、こちらはバラ科キンミズヒキ属の花。花の感じはたしかに似ているが。

(2021年夏 箱根)

■箱根の花

「ミツバツチグリ」(箱根の花 21-01)
「キジムシロ」(箱根の花 21-02)
「ミツガシワ」(箱根の花 21-03)
「バイカイカリソウ」(箱根の花 21-04)
「オオバキスミレ」(箱根の花 21-05)
「イワウチワ」(箱根の花 21-06)
「ミズバショウ」(箱根の花 21-07)
「トサミズキ」(箱根の花 21-08)
「バイカイカリソウ」(箱根の花 21-09)
「ウグイスカグラ」(箱根の花 21-10)
「ユキワリコザクラ」(箱根の花 21-11)
「エゾノツガザクラ」(箱根の花 21-12)
「アズマシロカネソウ」(箱根の花 21-13)
「ヒメシャクナゲ」(箱根の花 21-14)
「キバナイチゲ」(箱根の花 21-15)
「キバナノクリンザクラ」(箱根の花 21-16)
「ザゼンソウ」(箱根の花 21-17)
「サマニユキワリ」(箱根の花 21-18)
「エゾエンゴサク」(箱根の花 21-19)
「チングルマ」(箱根の花 21-20)
「オオカメノキ」(箱根の花 21-21)
「コシノコバイモ」(箱根の花 21-22)
「センボンヤリ」(箱根の花 21-23)
「エチゴルリソウ」(箱根の花 21-24)
「フリチラリア・メレアグリス」(箱根の花 21-25)
「シコクカッコソウ」(箱根の花 21-26)
「チシマゼキショウ」(箱根の花 21-27)
「ハルオコシ」(箱根の花 21-28)
「サキシフラガ・ルズナイス」(箱根の花 21-29)
「サギソウ」(箱根の花 21-30)
「フシグロセンノウ」(箱根の花 21-31)
「コオニユリ」(箱根の花 21-32)
「ミソハギ」(箱根の花 21-33)
「タチギボウシ」(箱根の花 21-34)
「ナガボノシロワレモコウ」(箱根の花 21-35)
「キレンゲショウマ」(箱根の花 21-36)

キンミズヒキ [金水引]
花の色 黄
開花時期 7月 、 8月 、 9月 、 10月
花の特徴 茎の先に細長い穂状の総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、黄色い小さな5弁花をたくさんつける。 花びら(花弁)は丸みがある。 萼片も5枚ある。 雄しべは12本である。
葉の特徴 葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。 小葉の形は楕円形である。 小葉の縁には鈍いぎざぎざ(鋸歯)があり、裏面には腺点(蜜などの粘着物質を出す腺が突起したもの)がある。
実の特徴 花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。 実には長さ3ミリくらいの棘がたくさんあり、動物などにくっついて散布される。
その他 タンニンを多く含み、下痢止めなどの薬草になる。 和名の由来は、黄色い小さな花をつける穂を熨斗袋(のしぶくろ)につける金色の水引に見立てたものである。 似たような命名では、タデ科に赤い花穂をつけるミズヒキ(水引)がある。 属名の Agrimonia はギリシャ語の「argemone(アザミゲシ属)」からきている。棘が多くて似ているためだが、転用する際に綴りを間違えたという。 種小名の pilosa は「軟毛のある」という意味である。 変種名の japonica は「日本の」という意味である。
生育地 林の縁や山道沿いなど
植物のタイプ 多年草
大きさ・高さ 30~90センチ
分布 北方領土を含む北海道から九州 サハリン、朝鮮半島、中国など
名前の読み きんみずひき
分類 バラ科 キンミズヒキ属
学名 Agrimonia pilosa var. japonica

 



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