森林公園ではまだアジサイが残っている時期だったので、アジサイと間違えそうになったボタンクサギ。作り物のようなきれいな球形の花がユニークだ。気にしてみると、野生化しているのをあちこちでみかけるようになった。不思議な花だ。
(2019-09 川崎市 森林公園)
ボタンクサギ(クレロデンドルム・ブンゲイ) [牡丹臭木]
開花時期 7月、8月、9月、10月、11月
花の色 赤、紫
名前の読み ぼたんくさぎ(くれろでんどるむ・ぶんげい)
分布 原産地は中国南部からインド北部
生育地 庭木
植物のタイプ 樹木
大きさ・高さ 1~2メートル
分類 クマツヅラ科 クサギ属
学名 Clerodendrum bungei
花の特徴 枝先や上部の葉の脇から集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、淡い紅紫色の花をたくさんつける。
花冠は5つに裂け、裂片は横に開く。
雄しべ4本と雌しべ1本が花の外に突き出ている。
葉の特徴 枝葉に強い臭気があるが、切ったり揉んだりしなければ大丈夫である。
葉は幅の広い卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁には不揃いなぎざぎざ(鋸歯)がある。
実の特徴 花の後にできる実は核果(水分を多く含み中に種が1つある)である。
その他 ヒマラヤ臭木(ヒマラヤクサギ)の別名もある。