野の花 庭の花

野の花や山の花は心を慰めてくれます。庭園に咲き誇る花は心をはなやかにしてくれます。

マメ科の花らしいピンクの花が目立つフジカンゾウ(高尾山シリーズ05)

2019年10月04日 09時20分30秒 | 

この時期の高尾山には、フジカンゾウの花がたくさん咲いていた。花のつき方はたしかにヌスビトハギ属らしいものだが、ヌスビトハギとは違って大きな株になって目立つ。マメ科の花らしいピンクの花弁ももよく見るとかわいい。

(2019-09 東京都 高尾山 )

フジカンゾウ(藤甘草)
多年草
本州-九州の山野の林内に生える。高さ50-120cmで毛がある。葉は7または5小葉からなり、小葉は卵形-長楕円形、長さ8-16cm、幅2-6cm。托葉は線形で長さ7-8mm。花は長い総状花序を作って開き淡紅色で長さ8-10mm。萼は小さく5浅裂し有毛。果実は8-10mmの柄があり、1-2節、節間は長さ10-13mm、表面は単鈎毛があってよくものにくっつく。花期は8-9月。(原色日本植物図鑑)
学名は、Hylodesmum oldhamii
マメ科ヌスビトハギ属

フジカンゾウ

マメ科山野の林内に生える多年草(複数年のあいだ育成する植物)。茎に細かな毛が生え触ると少し粘り気がある。花は長さ1センチくらいでピンク色。茎の先や葉の脇からのびた30センチほどの細長い花茎(かけい:葉をつけずに花だけをつける茎)にまばらにつく。葉は鳥の羽のように並んだ5~7枚の葉がひと組で、茎に互い違いにつく。小葉(しょうよう:複数の葉で構成される葉形のひとつひとつの葉のこと)は長い卵形で長さ10センチくらい。名の由来は、花がフジ、葉がカンゾウに似ることによる。花が終わると、さやが種ごとに仕切られる節果(せっか)という実をつける。褐色に熟した実にはかぎ状の毛が密生し、動物や衣服にくっついて運ばれる。節果は2つに分かれた半月形で長さ2センチくらい。よく似る同じ仲間のヌスビトハギの実の2倍ほどになる。

季節|8月~9月頃
高さ|約50センチ~1メートル50センチ
場所|1~2号路、4~6号路、稲荷山、裏高尾、奥高尾

 



コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。