苦しい・・・食べすぎだ。
存在を忘れていたら芽が出てしまったジャガイモ。
昨日授業を聞きながら(集中してない!)「そうだ、ポタージュを作ろう!」と突然思いついた。
授業が7時に終わるので、昨日はそれから料理して・・・ちょっと遅くなったけど、おいしく出来たので、今晩はそれだけにしよう。
とか思っていたのに、夕方お茶するだけの約束で出かけたら、友人が夕飯の招待してくれて、なんと夕飯はとんかつと揚げ出し豆腐!!
おいしかった~しかしまた苦しくなった。
さて、お昼、何でそんなにおなかがいっぱいになったか、といいますと、以前から気になっていたこちらのレストランに行ってきた。
I ragazzi di Sipario
以前このブログで話をしたと思ったのですが、記事が見つからん・・・
実はこちらのレストランはダウン症の人たちが経営しているレストランなんです。
ニュースで見た時気になってはいたのですが、今回日本から来ている友人が同じくダウン症の人たちとかかわるお仕事をしていて、是非訪ねたいという希望で今日のお昼行くことになった。
行く前に知り合いのイタリア人に話したところ
「私も1度行ったことがあるけど、すごく悲しかった」と
「何で?」と聞くと
「お皿は間違えるし、食べ物に手は入っちゃってるし、いきなり歌い出したりするし・・・私はもう2度と行きたくない」と
この話を聞いたとき、ちょっと考えさせられたんだよね。
確かに興味半分で行くところではないと。
でも友人はどうしても行きたいというし、私だって自分の目で見たもの以外は信じないもんねぇ・・・
結果的には行ってよかった。
このイタリア人の友人のような感情を抱かなかったのは、宗教や文化が違うからなのだろうか?
レストランはとても清潔で明るい。
キッチンに数名、料理の注文を聞いたり、食事を運んだり下げたり、テーブルの上を整えたりするのが彼らの仕事。
もちろん健常者がちゃんと監督している。
飾ってある絵など彼らが描いたもの。
Lucio Fontanaみたいじゃん。
テーブルには番号が振ってある。
最初に飲み物を聞きにくる。
赤ワインを頼んだのに、白が来た。
間違えてること言った方がいいかなぁ・・・と思っていると、間違えに気付いた男性(ウエイターしかいなかった。女性は健常者で指揮を執っているかただけ)が取りに来た。
メニューはprimo(パスタ)などと付けあわせ、フルーツかドルチェかコーヒーを頼んで7€か
secondo(お肉)などと付けあわせ、フルーツかドルチェかコーヒーを頼んで10€か
Primoもsecondoも頼んで12€
ここでフルコース頼んだからおなかがいっぱいなんですよ~
オーダーはメニューが書かれた紙を持ってきてくれるので、そこに数を入れて渡すだけ。
まず前菜
ちょっとびっくり。
このお皿・・・刺身でも乗ってたらいいなぁ。
schiacciata(平たいフォカッチャ)にProsciutto cotto(ハム)はいいとしても、このトマトとうさぎのえさ(失礼)みたいなレタスのしっぱはどうしたらいいの!?
まぁ味は普通
最後にレタスが残っていたのに、友人が食べようと思っていたのに・・・そのまま下げられた。
飾りだったのかな?
Primoは
Penne strasciate
このStrasciateって何だろう?聞いたことないなぁ。
友人が辞書を持っていたので(私は持ち歩いてないです)引いてみると「引っ張る」という意味が。
引っ張るパスタ・・・ということはチーズが入っているのかな?ということは予想がついた。
しかし、なんだろう???
ということで隣の席のイタリア人に聞くと「ソースであえてある。俺も頼んだよ。それにしな。」というお答えが。
まぁいいや、とにかくこれにしてみよう。
この後Secondoを決めかねていたら、再度隣のおじさんに呼ばれた。
私たちがメニューが読めないのかと思ったらしく説明してくれたので
「いや、まだSecondo決めかねているの」というと
「まだ決まらないのか!」と呆れられた。
Secondo
鳥。
そして付け合せに選んだInsalata(サラダ)
本当にInsalata(サラダ)の葉っぱだけでした。
この後写真は撮り忘れたけど、フルーツの盛り合わせで終了。
色々な偏見はあると思うけど、私は個人的に良い企画だと思う。
友人曰くここで働いている人たちは、いたって軽度の障害の人たちで、だからこそこういうことが出来るのだと。
彼らを見ていると、みんな自分の仕事に責任を持って、楽しそうに働いている。
レジを預かる健常者の方が「このレストランは彼らのもので、自分たちはボランティアだ」と言っていた。
Dove niente e' scontato
差別なき場所。
ここは普通のレストランとなんら変わりのない場所でした。
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そういうレストランに行ってサービスが悪かったと文句を言ったお友達は、ものめずらしさで行ったのでしょうね。そういうお客さんは、レストラン側のほうがお断りだと思いますよ。
こういうところ、すごくイタリアらしいと思いました。ダウン症の人たち、すごく熱心だったし、充実しているように見えました。私にはお仕着せでサービスする人たちよりよっぽど気持ちが良かったです。
友人が「かわいそうだった」と言った気持ちも分からなくはないんですよね。でもそんな「かわいそう」な感じは全然なく、自分の目で確かめ、感じることが出来て、行ってよかったと思っています。!(^^)!
mistaじゃないからこれが正しいわけです!(笑)