イタリアの泉

今は日本にいますが、在イタリア10年の経験を生かして、イタリア美術を中心に更新中。

おもしろイタリア人

2009年01月30日 01時35分43秒 | イタリア・生活
久々にここ数日いい天気
あまりにも空がきれいだったので・・・

うちの窓から

天気がいいのは幸い、なぜなら今日はうちの屋根修理。
今も私がPCを打つ真上でガタガタしています。ちょっと怖い・・・
屋根の上で作業中・・・の写真を撮ったのですが、これを載せるとうちの場所がわかってしまいそうなので止めます

おととい、無事(?)試験も終わったし、おいおい、たかが1教科終わっただけだってこの天気で家にいるなんてもったいない。この先また引きこもると、運動不足が悪化する。屋根修理で集中もできないし、何より窓が開いている(というか屋根裏が開いているというか)ので寒い。ということでお散歩へ。
先日友人に頼まれて発見できなかった、Carboncino(炭筆)を探しに出かけた。というのも頭の中に1軒、まだ未踏のお店が有ったのだ。

このお店は、今まで行ったこ洒落た画材専門店、というよりもペンキから鍵から見る限りどんな関係が有るのかな?という、どちらかというと何でも屋。男臭い(もちろん臭くはないですよ)感じ。とりあえず看板には"Arte"と書いてあるし、ショーウィンドに絵の具など置いてあるので、恐る恐る(いや、何も怖くないんですけど)中に入ることにした。

ドアを開けると、誰が店員???というくらい、同じジャンパーを着た人がいっぱい。更に、みんながいっせいにこっちを見た
「ワインの木のCarboncinoを探している」と言うと、中でも一番貫禄がありそうなおじさんが「何?」と聞き返した。
だから「柳じゃなくて、葡萄の木から出来たCarboncinoを探している」と・・・
するとおやじは、失礼、おじさんは「vite?(葡萄)」と言うので、てっきり発音が悪かったのか("V"と"B"の違いも難しいのです)と思い「そう、ワインをつくるあの葡萄」と言い直す。
すると「分かる分かる。でも、そんなの見たことがないよ!」と
まぁ、今までのいきさつを考えれば、さもありなん。
店に置いて有るものを見せてくれた・・・やっぱり違うんだなぁ

そしてここからおじさんのうんちく、というかユーモアというか・・・
どうしてこう面白いことが口をついて出るのか???
私が「Firenzeにはないんですかね。友達がアメリカとかイギリスには有るって言ってたんですけど・・・」というと、「葡萄の木なんか、炭にならないよ。そうだ、Bisteccaの炭はどうだ?」って
「え!?」、「ここはFirenzeだからね。Bisteccaは炭火焼きだよ」
「いや~確かに、Bisteccaは炭(焼きが一番)ですけど」
それじゃあ、絵は描けんでしょう???臭っちゃうし・・・これは心の声

結局、葡萄の炭筆は見つからなかった
それにしても、今日もまた面白イタリア人に遭遇して、ちょっと幸せ
なんて思っている私、やはりどんな薬も効かない、通称"イタリア病"ですね。

Bisteccaの話なんかしたら、お腹が急激に空いてきたよ
って、そういえば昨日こちらの無料新聞に、日本でふぐの食中毒にあたったという記事が出ていましたよ。
今晩私は、味の素の鶏がらスープの箱の裏に載っていたレシピを友人が試したスープがすごくおいしかったので、自分も試してみたキャベツのスープ
ここでは白菜を使っています。(レシピ)
こんな私でも、おいしく出来ました
4人前の分量だったはずなのに、今晩多分完食です
メタボ~まぁいいか


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