イタリアの泉

今は日本にいますが、在イタリア10年の経験を生かして、イタリア美術を中心に更新中。

Certaldo-お礼参りが神頼みへ 前編

2010年10月03日 16時47分42秒 | イタリアの小さな街・大きな街(Fi以外)
だから嫌なんだよ~
昨日、駅に自転車を停めておいた。
多分誰かにいたずらされた、パンク?空気が抜けているだけ?
とにかくやられた・・・
だから駅に自転車停めるの嫌なんだよ~とほほ月曜は朝から自転車屋さんだわ

さて、気を取り直し・・・駅に自転車を停めてどこに行ったかといいますと、
Decameron(デカメロン)の作者Baccaccio(ボッカッチョ)の故郷Certaldoへ行ってきました。
今週、来週末はBoccaccescaという、イベントが有ります。
確かこのイベントで、ミス・Certaldoが決まるんじゃなかった・・・かな?
このイベントは毎年ニュース(地方ですが)でも取り上げられるくらい大々的なもので、毎年気にはなっていた。
今年はたまたま友人の一言で、思い出し、たまたま時間が有ったので行くことにした。

CertaldoへはFirenzeから電車で1時間、Siena行きに乗り込んだ。
Firenzeを出るときは秋晴れだったのに、Certaldoに着いたらどよ~んと
CertaldoはBassoとAlto、下と上に分かれていて、駅があるのはBasso。
駅を出ると。(この↓写真は帰りに撮影したもの)

これ↑駅、おしゃれでしょう?
あっ、今日はいつも以上に写真が多い。ご了承下さい!
駅前の道をまっすぐ行く。

早速お目見え。彼はもちろん・・・
Giovanni Boccaccio
あ~あ、月曜日の試験に通っていたら、お礼参りだったのに・・・

そしてBoccaccioの目線の先にある

こちらFunicolare、ケーブルカーでAlto、上へ向かう。
料金は往復で1.3€
そういえば10月1日からPerugiaのバス1回券(70分が)1.5€になったが、ここはなんともお安いことで。
で、今日はイベントが有るので、入場料(入街料と言った方が正しいかな?)もここで払う
この日は5€
これで一日いられる。
ケーブルカーの最終運行時間は深夜1時・・・ということで、夜もいろいろやっている。
いや、行ってみて分かったけど、メインは夜なんですね、これが!

ケーブルカーが来た。
イタリアでは珍しく無人。大丈夫かな???
さてこの先1分少々、動画にてお楽しみください。
そう、1分少々で着いちゃいます。


はい、Altoに着きました。


メイン通りのvia Boccaccio
ケーブルカーを降りてここをまっすぐ行くと、まず(といってもかなり先)目に入ったのがこちら

Chiesa dei santi Jacopo e Filippo
教会の中には
 
Boccaccioのお墓・・・拝んおこう、拝んでおこう
「次の試験はうまく行きますように・・・」
教会の脇には

Chiostro romanico
回廊
そしてvia Boccaccioの突き当りには

Palazzo Pretorio
中は美術館になっていて、今は現代アートの展覧会をやっていました。

入り口を入ったところは

フレスコで描かれたものや、フレスコで描かれた紋章など。
奥には

更にこの井戸の右奥の小さな扉が開いていたので入ってみる。

なんか小さな部屋がある。
窓は高いところに1個???
出てきて説明を読んだら、なんと牢屋・・・でした。
そうそう、さっき見てきた部屋の中にも不思議なものが

紐が垂れています。
はて?これ何?

さて、このCartaldo、群馬県甘楽町と姉妹都市提携をしています。
色々参考にさせていただいたブログに皆さん書いているので、私も右に倣えで載せてみます。

これが甘楽町が贈った茶室・・・ですが
なんかブログで情報が錯綜しているので、ちゃんと街がくれたパンフレットを読んでみた。
するとこちらはイタリア在住の彫刻家長沢 英俊氏の作品"Il girdino della casa da te'"(”茶室のある庭”とでも訳したらいいですかね?)
Wikipediaにも日本語版はなく、イタリア語版に出ています。
日本語の情報はイタリア語に比べたら非常に少ない。
ちなみに、甘楽町の公式サイトにはちゃんとイタリア語が存在する。すごい!サイトはこちら

と、なんとなく楽しそうに書いていますが、結構がっかり~という感じだったんですよね。
お金払ったのにこれ?という感が・・・
街も小さいから既に1周したし、暑いし・・・
もう帰ろうかなぁ・・・なんて思ったんですけどねぇ

えへ、やっぱり元気の素はこれ!

今回はサイトでイベントの情報を見たときから絶対これを食べようと思っていた。

Le cipolle fritte
Certaldoと言えば、もうここでは何度も話題となっている赤玉ねぎの産地

この揚げ玉ねぎを楽しみにしていました。

そしてこちらも珍しいので揚げTrippa(トリッパ)
こちらはもう少し塩味が欲しかったけど、玉ねぎがしょっぱかったので調度いいか?
最後にコーヒー飲んで11.5€(1,300円くらい?)
太陽も出て、半袖でいいくらい

幸せ~
おおっ、もっと幸せそうな人たちが来ましたよ~

いいなぁ~

あまりに長くなったのでガソリン補充して元気になった後半は後編へ
つづく

追加:食事をしたBarの情報
Bar Boccaccio
via Boccaccio 11
0571 664885


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
トリッパ (Shoko)
2010-10-04 02:58:32
トリッパをフライにするなんて考えもつかなかったです。今度やってみますね。

今日はある催し物で子供たちとカボチャのフライを作ったら、こんなの食べたこと無い、おいしい、と好評だったので、トリッパもいけるかも。
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おいしいですよ! (fontana)
2010-10-04 04:02:50
Shokoさん

もう少し水っぽくなるかと思ったんですけど、全然そんなことはなく、弾力があっておいしかったです。カボチャ、いい時期ですね。イタリアのは日本に比べて水気がないので、かえっていいかも・・・来週は生ポルチーニのフリットが食べられる予定です。
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