イタリアの泉

今は日本にいますが、在イタリア10年の経験を生かして、イタリア美術を中心に更新中。

ミイラ、聖人、修復・・・共通点は?

2011年06月23日 09時25分42秒 | イタリアのテレビ・ニュースから

客観的なお話が続いておりますがお許しを。
今日もイタリアのニュースより

まずは
16世紀から18世紀くらいと思われるミイラが約100体発見されました!

保存状態がかなり良く、装飾品なども多数発掘されたとか。
当時の様子を知るいい資料になるらしいですよ。
ミイラ100体かぁ・・・
詳しくはこちら
ちなみにこれ↑クリックするとミイラの写真がバン!と出るので、気をつけて下さいね。

そして
Givanni PaoloⅡ(ヨハネ・パオロ2世)がPatorono dei comunicatori degitaliになる!
Patronoとは守護聖人。
ちなみに明日24日はFirenzeのPatrono San Giovanni Battistaの日。
街は祭日。(公共機関はお休み。お店もお休みのところもある。)古式サッカーや花火などのイベントが有る。
ちなみに彼の場合
Patrono dei sarti, dei conciatori di pelle, dei prigionieri e dei condannati a morte.
仕立て屋さん、革のなめし、囚人、死刑囚の守護聖人。

で、最近Beatificazione(列福)されたGivanni PaoloⅡはどうやらcomunicatori degitaliの守護聖人になるらしい。
デジタル・コミュニケーション、つまりネット!?
理由としては1997年当時のPapaはインターネットに非常に興味を持ち、www.vatican.va
を作ったということが理由らしい。
詳しくはこちらの6月23日の記事を。

まぁ八百万の神を抱く私たち日本人には別に驚く話ではないですけど、
時代を反映しているなぁ・・・

そしてこちらは今朝
ヴァチカン美術館のRaffaelloのStanza di Eliodoroが修復を完了した、というニュース。
あまり詳しい記事がないのですが、とりあえずこれ
修復完了を祝って(?)今はMadonna di Folignoがこちらの部屋に置かれているとか。


さて、この3つのニュースに共通していることは何でしょう?
答えは、”死後”
どちらの方も静かに眠らせて欲しいと思っているのでは?

今日は日中32度まで上がるというし・・・って全然ヒヤッとする話題ではなかったですね。



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