またちょっと時間があいてしまいました。
具合は大分良くなったのですが、なんとなく夜になると調子が悪くてさっさと寝ていました。
さて今日は3月8日。
日本では全くなじみがないですが「国際女性デー」
イタリアでは「Festa della donna(女性の日)」ということで男性が女性に日頃の感謝をこめてミモザを贈る習慣があります。
なぜミモザか?
というのはこういう言い伝えが有るそうです。
昔、戦争が終わったイタリアで家路につく一人の兵隊さんがいました。
彼は道すがら、帰りを待つ、愛する奥さんに何をプレゼントしようか考えていました。
しかし、戦争で商店は焼け落ち、彼も十分なお金を持ち合わせていませんでした。
困りはてていたところ、ふと道端に目をやると焼け残ったミモザの花が咲いていて、
兵隊さんはそのミモザを奥さんに摘んで贈ったそうです。
日本だったらさしずめ・・・タンポポとか?(発想が貧弱~)
こういうこと聞いちゃうと「イタリア人ステキ~」とか思う女性多いんでしょうが、これは所詮過去のお話。
今朝もテレビではドメスティックバイオレンスのお話でもちきり。
ここ数年、イタリアでは女性に対する性的被害が非常に増えていて、社会問題となっています。
まぁその話はさておき、朝花屋さんの前を通ると
店頭は黄色一色
3月に入って毎日雨続きで、春が来た~という感じではないのですが、ミモザを見ると春が近いなぁとちょっとうれしくなります。
私がこうして写真を撮っている一瞬の間に3人もの男性がミモザを買い求めていました。
この床においてある3~5ユーロくらいの花束が一番の売れ筋。
日本人の男性も感謝の気持ち、伝えた方がいいですよ!!
この後行きつけのBarに行ったら、今日は私にも小さなプレゼント
今仕事サボってこれを書いているのですが、下からは「Auguri!(おめでとう)」と言う声が聞こえています。
こういう習慣っていいですよね。
日本でも普及すればいいのに・・・そこの男性のみなさん、いかがですか?
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ぼくも、メールしているイタリアの女子高生に、『彼氏からでもお友達からでも、ミモザもらった?』と聞きました。
でも、おもに社会主義国で祝われてきた『国際女性の日』がなぜイタリアでは政治とは関係のない年中行事として定着したのか不思議です。戦後のイタリア政治に大きな力を持っていた共産党が役割を果たしたのでしょうか?(ちなみに総選挙後の新政権の行方に影響を持つ今の大統領も、もとは共産党出身)
1904年にニューヨークで参政権を求める女性のデモがあり、1910年にドイツの社会主義者がこの日を女性解放運動の記念日として提唱したことから旧ソ連やその同盟国で広まり、(ちなみに中国や北朝鮮でも祝日となっており、中国では『婦女節』といいます。)現在では政治的なる味を失ってはいるものの女性に花を贈る日として定着しているそうです。
初めまして。コメントありがとうございます。
実際運び屋さんのおっしゃる話が事実らしいです。(全然ロマンチックじゃない・・・)イタリア人にこの日聞いてみたら、「さぁ~?」というので、その場でみんなでネットで確認してがっかりしていました。
幸いイタリアでも政治色は薄れ、女性に感謝の気持ちを贈る日として定着しています。お花をもらうというのは女性にとっては非常にうれしいことなので理由はどうであれとてもほほえましいイベントの1つだと思います。
詳しい情報、ありがとうございます!!