イタリアの泉

今は日本にいますが、在イタリア10年の経験を生かして、イタリア美術を中心に更新中。

Sant’Agostino

2010年02月03日 00時10分54秒 | イタリアのテレビ・ニュースから
ぶるっ、寒いですホントに。
底冷え~という感じ。
本当は新しい手袋欲しいなぁ~と思っていたんですけどね、昨日の本に消えました

ところでなぜなのかわからないのですが、イタリアのドラマって日、月の夜二晩ということが多いのですが、今回もそのパターン、Rai1でSant’Agostinoというドラマを放送していました。
試験期間中のこの時期になんて意地悪な…と思いながらもついつい見てしまった
というのも、Raiが作るこの手の所謂時代劇って本当に良くできてるんですよ
まぁNHKの大河ドラマみたいなものですから…今年は大河まだ見てないです。

さてさてSant’Agostinoと言えば

こちらはFirenze,Chiesa di Ognissanti、Sandro Botticelli(ボッティチェリ)によって描かれたこちらの方。

古代キリスト教の神学者、哲学者、説教者、ラテン教父とよばれる一群の神学者たちの一人。古代キリスト教世界のラテン語圏において最大の影響力をもつ理論家。カトリック教会・聖公会・ルーテル教会・正教会・非カルケドン派で聖人。詳しい人生を知りたい方は
こちらWikipediaをご覧ください。

キリスト教が国教と認められたのが313年、ということでキリスト教徒への弾圧も激しい時代だった。若い頃から弁論術の勉強をし、370年から西方第2の都市カルタゴで弁論術を学ぶ。その後ミラノでSant’Ambrogioと出会いが彼をキリスト教の世界へと導く。

Benozzo Gozzoliによる、Sant’Ambrogioから洗礼を受けるSant’Agostino

ドラマではSant’Ambrogioからインクつぼを渡される。彼はそれを使って"Confessio"(告白)という自伝を書き続ける。
彼は醸造業者、印刷業者、神学者の守護聖人。

そうそう、このCarpaccioの作品の右上に見えるインクつぼみたいなものを渡されてました。

非常に見ごたえのあるドラマだった。
ドラマの内容を詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
Rai1 Sant’Agostino

こうしてあっという間に夜は過ぎてゆくのであります


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