さっ、さぶい・・・

時差ぼけの抜けやらぬ毎日が続いております。
筋肉痛がなかなか消えないのは歳のせいか？？？
それなにより、さっさぶい・・・
寒いんです
12℃の表示を見たときはびっくり！
こちらも先週までは30℃有ったのに・・・
日本の暑さが既に恋しいのじゃ～

う～んこちらに戻って数日が経ったわけですが
今では数日前まで日本にいたことがまるでうそみたい。
それでもウィーンの長い待ち時間中
あと何回日本とイタリア往復するのだろうか？？？
なんて漠然と考えている自分がいました。

さてさて後10日もすると学校が再スタート
これが最終学年ですがもちろん単位不足で卒業なんて夢のまた夢
今年から大学制度改正（みんな改悪と言っていますが）で
授業時間が更に短くなるとか・・・
こうなると、どうなるか？？？
イタリアの大学は（大学だけではないですが）今まで
古い制度を踏襲してきたことでレベルも高く
卒業するのが非常に難しかった
ということで”laurea"と呼ばれる大学卒業資格を有することは
親戚一同でお祝いするほど大変名誉のあることだった。

これがユーロ内の各国で単位交換が出来る制度
"Erasmus"の導入を気に大学の制度をドイツのものに足並み揃えることになった。
これがイタリアの大学の質を悪化させていると
多くの人は言っているし、私も同感
これは決してドイツの制度が悪いということではなく
元々勤勉（だと私は想像しますが）なドイツ人にとっては問題なくても
他国は・・・という意味での悪化と捉えてください、あしからず

何度もここには書いているように
こちらの大学は入るのは簡単
（しかし、うちの学部も今年からはイタリア人にも入学試験を開始）
出るのは非常に難しい
だから30歳でも学生、なんていう人は普通
そんな状態からなるべく早めに大学から出てもらう必要も有るわけだが
だからと言って質を落すことはどうかと思うけど・・・
日本と同じで大学を卒業しただけでは何の役にも立たないという若い子が増え
妙にプライドが高いので仕事を選んでしまい
優秀な人は海外へ、そうでない人はぷー太郎（死語だなぁ）
どこかの国と同じような状況に陥っています、この国も。

どちらにせよ旧システムで動いている私など
どうしたらいいのかすら判りません
全く振り回されっぱなしです