イタリアの泉

今は日本にいますが、在イタリア10年の経験を生かして、イタリア美術を中心に更新中。

Vaticano(ヴァチカン)のクリスマスツリーも点灯ーローマ

2020年12月12日 14時11分16秒 | イタリア・イベント

昨晩ヴァチカン(Vatiano)のクリスマスツリーに光が灯りました。

写真:https://abruzzoweb.it/vaticano-arriva-da-castelli-il-presepe-per-il-natale-2020/
詳細はヴァチカンのオフィシャルサイトの動画でご覧ください。(ヴァチカンの国家、初めて聞いた。)
Piazza San Pietro- 11 dicembre 2020- Inaugurazione del Presepe e illuminazione dell'albero di Natale
短いバージョンはこちら。
https://www.vaticannews.va/it/vaticano/news/2020-12/presepe-albero-natale-papa-sanpietro.html
クリスマスツリーとプレゼピオは、「希望」の象徴です。

いつもの賑わいはなく、人数を制限して行われたそうですで、この黒山は人だかりでしょう。
感染者は若干減ったとは言え、昨日も18,000人の新規感染者を数えるイタリアでは、クリスマスの時期も県をまたぐ移動は規制されるそうです。
だから、ヴァチカンのクリスマスのミサはオンライン配信になるそうです。

ヴァチカンに先駆けて、フィレンツェは7日の夜点灯されました。(例年は祝日の8日の夜ですが)



変わらずそこにあるとことが今は大事。

そういえば12月8日のImmacolata Concezione(無原罪の御宿り)の日の早朝、雨の中、Papa Francesco(フランチェスコ教皇)はプライベートでPaizza Spagna(スペイン広場)のそばにあるColonna dell'Immacolata(無原罪の聖母の柱)を訪れたそうです。

この柱は1854年papa Pio IX(教皇ピウス9世)によって、「無原罪の御宿り」が教義として認められたことを記念して建てられました。
スペイン広場に程近いpiazza Mignanelliに建てられたのは、Santa Sede(聖座)がpalazzo dell'Ambasciata di Spagna(スペイン大使館の宮殿)に有ったから。
なんでスペインの?というと、「無原罪の御宿り」の教義を認めさせようとした一番重要な国だったから。
一番下の台座は大理石で、そこにmarmo cipollino(雲母大理石)で出来た11.81mの柱が建ち、一番上には聖母をかたどったブロンズで出来た聖母が乗っています。
彫刻はGiuseppe Obiciの作品。

柱はローマの遺跡からもって来ています。
1777年Santa Maria della Concezione nel Campo Marzio修道院で発見されたもの。
台座には4つの彫刻が付いています。
David (作:Adamo Tadolini), Isaia (作:Salvatore Revelli), Ezechiele (作:Carlo Chelli) 、Mosè (作Ignazio Jacometti)
モニュメントは、建築家のLuigi Poletti主導で220名の消防士によって設置され、1857年12月8日に落成され、落成式と奉納式はピウス9世によってとり行わました。
その後1923年から毎年ローマの消防士たちが「無原罪の御宿り」の日に花輪を備えていたのが、1958年より教皇が1つの儀式として毎年花を供えるようになりました。
ということで、今年もひっそりとですが、夜明け前、雨がそぼ降るなか、白いバラの花を柱の足元に供え、その後はSanta Maria degli Angeliでミサを行われたそうです。

参考・写真:https://www.tgcom24.mediaset.it/

うちのプレゼピオ、12月12日は、どの窓よりも一番小さく、何が出て来るのかと思ったら…

馬小屋の上の鳥(鳩かなぁ???)でした。

皆さまよい週末をお過ごしください。
お~い、クリスマスのお菓子、イタリア全州終わらないうちにクリスマスになっちゃうぞ~



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