イタリアの泉

今は日本にいますが、在イタリア10年の経験を生かして、イタリア美術を中心に更新中。

食べるベルリンードイツ旅行

2011年01月03日 09時05分44秒 | 他の国

何か昨晩はこちらの調子がおかしくて、普通に書いて、アップ~と思ったらなんと文字数が25000字!
ありえないでしょう~!!
2万字って原稿用紙20枚だよ!!
何度やっても変わらないので、泣く泣く終了。
改めてこうして書いています。内容も大幅に変わっています。
って、夜書く記事と、昼間に書く記事ってちょっと違うんですよねぇ・・・どちらがいいかは分かりませんが。
あまりにもおいしそうな写真を載せたからかな?

改めまして、お待ちかねのベルリン食紀行、はじまりはじまり大げさ大げさ
12月15日、大雪のドレスデンから移動。
遅れ知らずのドイツの鉄道も30分も遅れておりました。
私のスカスカな英語力ではよく理解できなかったんですけど、遅延でコーヒー無料で飲めるんですかね?
車内放送でそんなこと言っていました。(違っていたらごめんなさい)

あっ、でもコーヒーで思い出したけど、ちょっと面白かったのは
ホームで車内販売のカートにポットを乗せてコーヒーを売っている人がいた。(鉄道会社の人)
寒いからですかねぇ・・・自動販売機よりいいかも
最初、無料?と思ったけど、さすがにそんなことはなかったねぇ
これがビールかワインなら私も手を出したかも・・・
色々な面で新しい発見があって面白い。

で、話は戻りますが、15日ベルリンに戻ってまいりました。
この日はこちらでよくコメントして下さるShokoさんにベルリンを案内していただけることになっていました。
本当に助かりました。
観光の方はまた後日ご報告します。

色々車で案内をしていただき、待ちに待った夕食
何を隠そう(隠してないけど)ドイツ初のビール!!
今までずっとワインだったもので・・・
ひゃっほ~

お店はこちら
Potsdamer Platz(ポツダム広場)ソニーセンターの広場に面したこちらのお店。
店内はすごく広いのに、既にほぼ満席。
当然ですがみんなビールを飲んでます。
隣にいい感じに出来上がったおじさんたち・・・ドイツ人っぽい(って何が?)
東洋人女性二人の私たちをちらちら気にしています。

で、ちょっと気になったのはこのおじさんたち、食後にもビール飲んでます。
思わず「ドイツでは食前も食後もビールなんですか?」という質問が
だってイタリアなら、食前酒、ワイン、食後酒もしくはCaffe'ってバリエーションが有るじゃないですか・・・
この素朴な質問にShokoさん
いつでもビールよ」と
やっぱりドイツはビールなんですねぇ

で、私たちが何を食べたか
知りたいでしょう?
いひひ、驚くなかれ!
羨ましがらないでね
思わず思い出してドキドキしてしまった。
じゃ~ん

1メートルビール!!
1メートルPizzaは見たこと有りますが。
感激~!!
あっ、断っておきますが、1人で全部飲んだわけじゃないですよ。
あくまでも2人です・・・ってそれでもすごい!?
でもねぇ、200ml、4種類だから1ℓ飲んでないって。
種類ですが
1,Pilsner(ピルスナー):底面発酵のビールでホップの量が多い。
2,Lagerbier(ラガービール):Pilsnerと似ているが、アルコール発酵前の糖分は12%以下でホップが少ない軽いビール。
3,Helles Hefeweizen(ヘレス ヘーフェヴァイツェン、略してヘレス):
上面発酵のビールで、発酵させるために加えられたイースト菌はろ過されていない。
4,Dunkeles Hefeweizen(ドゥンケレス ヘーフェヴァイツェン、略してドゥンケレス):
ヘレスに使われる大麦に、大目の量のローストした大麦が加えられる。

読者の方はお気づきでしょうが、普段はないこちらの丁寧な説明もShokoさんに頂きました。
ずるして載せちゃいます。
で、このビールに何を食べたのかと言いますと

まずこちら
Brauhausteller(プラオハウステラー)
 1,Braten(ブラーテン)
 2,Leberkaese(レーバーケーゼ)
 3,Wuerstchen(ブリュストヒェン)
 4,Sauerkraut(ザワークラウト)
 5,Brezelnknoeedel(ブレッツェルンクニューデルン)
が乗っています。
う~ん、スペル間違ってないといいけど・・・
実は昨日更に横着してワードの文章を直接貼り付けたのでおかしくなった気がするのよねぇ・・・
ずるは出来ません。(しているって?)
う~ん今朝ごはん食べたばかりだけど、お腹空いてきた。

ここでもお料理の説明を。
本当に勉強になります。
1、Braten=焼いたもの、オーブン焼きのもの、といことで肉の塊(主に豚肉)をオーブンで調理し、1cmから2cmの厚さにスライスして食べるものを指す。
2、Leberkaeseは直訳するとレバーチーズだが、レバーが主に使用されているわけでもなく、チーズでもない。
もともとは牛肉、豚肉、レバーの細切れと香辛料から作った四角く大きなソーセージの一種。
それを1cmくらいの薄切りにして焼いて食べるのが普通。
3、Wuerstchen=ミニソーセージ
ひき肉と香辛料を腸に詰めて、細く短くかたちどったもの。
どのソーセージでも小さい形ならWuerstchenとなる。
4、Brezelnknoeedel、プレッツェルのクヌーデル
クヌーデルの基本は湯がいてつぶしたジャガイモかすりおろしたジャガイモ、卵、パンなどが入った生地を丸くして、静かに沸騰しているお湯で湯がいたもの。
プレッツェルのクヌーデルはバイエルン地方に伝わる、少しハート型をした塩のついたパンを使用して作っている。
(Loewenbraeu=食べ残してあった塩のついたパン)

プレッツェル↑これですね。

これとこちら

こってり~って思ったでしょう?
でもそれほどでもないんですよ。とにかくビールのおつまみ(?)には最高!!
EisbainとSauerkraut(アイスバインとザワークラウト)
Eisbainは直訳すると"氷の脚"。もともと豚の脚の骨をアイススケートの靴の刃の部分に使用したことから氷の脚と呼ばれるようになった。
骨がついた肉はだし汁や香辛料でじっくり煮込んである。

イタリアで年末に食べるCotechinoやZamponeみたいな感じかな?
でもそれよりは全然脂っこくないんです。

付け合せにはSauerkrautが定番。"すっぱい草"という意味。普段はキャベツを使い漬物のように発酵させたもの。

とにかくおいしかったです。
いや~この様子を見ていた隣のおじさんが何か言っていました。
そりゃねぇ~大和なでしこ(?)がビールたんまり、この料理ガッツりですから驚きますよね。
いつも食べておいしければ、それで終わりの私ですが、何を食べたか分かるとおいしさ増しますね。

お店は
Lindenbrau
Bellevuestr3-5
030 25751280
サイトにはメニューも出ていました。(写真も載せてくれるといいのになぁ・・・)

この日は実はこれで終わりではありません。
は・し・ご
2軒目はこちら

Loewenbraeu
う~んこちらはこちらで、ビアホールって感じ。
店員さんが足りないようで、かなり待たされましたが・・・

ビールで始まりビールで終わる、これがドイツの食!!
こちらは
Kristal Weizen(クリスタル ヴァイツェン)Helles Hefeweizenをろ過したもの。
炭酸が多く、レモンスライスを浮かべて出す店が多い。
とPilsner
Shokoさん、色々お世話になりました。

さて、ビール三昧で幸せな夜をすごした15日。
翌16日は朝から博物館三昧。
ベルリンのホテルは朝食が着いていないのでまず朝ごはんを

ちょっと、これで5€弱って!!
イタリアの倍!!

カプチーノだけで2.5€だよ。
まぁ、こじゃれたカフェ(っていうのかな?)だったし・・・
ここはドイツの歴史を顧みることが出来るチェックポイントチャーリーハウスと目と鼻の先。
今回は時間がなかったので、ここにはいけなかったけど、次回(が有れば)是非行ってみたい。
Shokoさんもお勧めでした。
この旅を通して思ったけど、自分って本当に無知だなぁ・・・と
何でドイツが西と東に分かれたかとか、全然知らなかった。
日本の教育のせいだけではないけど、もっと世界のこと、知らないといけないなぁ・・・ビールのことだけじゃなくてね。

話は戻りますがこちらのカフェはチェーン店のようです。(ドイツ内だけで展開しているのかな?)
Einstein Kaffee
ドイツではスターバックスやSegafredoなど、イタリアでは見かけない(スタバがヨーロッパでないのはイタリアだけ)お店をよく見かけます。
日本では慣れ親しんだお店なので、入りやすい・・・かも?(私は避けてますけど。)

さて、腹ごしらえも済んでいよいよ博物館島へ
"博物館島"ってすごいネーミング。
全制覇!がもちろん目標ですが、1日では到底無理。
それでも島内4つの博物館をじっくり見られたので満足。
更にドイツはイタリアのように学割に年齢制限(ドレスデンで一度苦い顔をされたけど)や人種差別(イタリアの大学に行っていてもEUの人間しか割引してくれない)はなく、割引してもらえたので、3日券が9€
1箇所で元が取れました・・・ってこの話も後日。

さて、午前中2箇所周ってメインのペルガモン博物館に向かう時
「そろそろ何か食べないと食いっぱぐれるなぁ」ということで店を探すことにした。
私、いつもそうなんですが、美術館とかを回っている時って、空腹をそれほど感じないんですよねぇ。
それよりも時間が惜しいので・・・
でもこの日は夜ベルリンフィルのコンサートが控えていたので、ここで食べないと・・・ということでどこかないかなぁ?
で、目に入ったのがこちら

ペルガモン博物館の目の前にひっそりと
場所柄高いかなぁ・・・とメニューを覗く

おっ、食べたいものが・・・それも良心的な値段
ということでここにした
PergamonKeller
Kellerは地下という意味・・・なんですか?
まず頼んだのは前日話題になっていたベルリンのビール

体に悪そうな(失礼!)この赤。ちなみに緑もあります。
Berlin Weisse(ベルリナーヴァイセ)
ビールと考えたら・・・いまいち
でも甘いお酒と考えれば悪くはない。
アルコールの弱い女子にはいいのでは?(私じゃないことはたしか)
で、まだ食べていなかったベルリン名物のこちら

メニューをよ~く見ると
Currywurst mit Kartoffelsalat oder Pommes frites
カレーソーセージはいい。実はこれは覚えていた。
しかしその後・・・ドイツ語分かりません。あれ?英語のメニュー見たんだっけ?
だって、フライドポテトちゃんと頼んでる・・・
このメニューって
「カレーソーセージとポテトサラダかフライドポテト」って書いてあるよね?
salatがサラダだってことはなんとなく分かる、で、Fritesはフライだってことも分かる。
しかし・・・つくづく食べることに対する自分の勘に感心させられます。

合わせて、チップも入れて10€でおつりが来た。
実は私、この後こちらのお店に帽子を忘れて出たんですよ。
忘れたことに気がついたのは数時間後、ペルガモン博物館から出てきた時だった。
急いで戻ってみると、休憩中だったお店の人、ちゃんと保管しておいてくれました。
当然でしょう、と思われるかもしれませんが、こちらの方ではそうではないこともしばしば。
ということでこのお店の評価が更に上がりました。

結局この後3箇所の博物館などを訪れ、ベルリンフィルでビールを飲んで終わった。
こちらのビールは残念ながらハイネケンだった。

そしてベルリン滞在の最終日・・・になる予定だったんですけどね。
昨晩からの雪は止まず、嫌な予感。
スーツケースのことも確認しないといけないから、空港入りは早めにと思いながらも絵画館へ。
朝食はこの日はPotsdamer Platz.の地下鉄の駅の前にある、庶民的(に見えた)なお店に。
ダンキンドーナツみたいな店構え。

こちらは3€弱。
やはり昨日のお店が高かったのね。
そしてこの日はこれだけで深夜の1時過ぎまで・・・何が起きたかは既に皆さんご存知!
昨日この先の話まで書いたら文字数オーバーになったので、本日はこの辺で。

ドイツに行く前は、ドイツの食事はいまいち、と聞いていたけど、個人的にはそんなことないと思う。
特にビールとの相性はは抜群!!
ビールに始まりビールに終わる。
ただ、やはり普通の日本人にはちょっと重いかもねぇ・・・ご馳走様でした。



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