ミラノスカラ座は未だに閉まっています。
3月8日現在で4月3日までの全公演がキャンセルになっています。
http://www.teatroallascala.org/it/coronavirus.html
ミラノの有るロンバルディア州はイタリアでも感染者が多い場所です。
そして7日、イタリア政府は新たな対策を打ち出しました。
在イタリア日本大使館からの報告によると
「以下の地域を対象に,個人の移動を回避する措置が執られる。
移動の回避措置は,立証される職務上の必要性,あるいは健康上の理由による移動のように,必要な状況に裏付けされる理由付けがある移動を除く。自身の住居への帰還は認められる。
対象地域:ロンバルディア州全体,モデナ県,パルマ県,ピアチェンツァ県,リミニ県,レッジョ・エミリア県,ペーザロ・ウルビーノ県,アレッサンドリア県,アスティ県,ノヴァーラ県,ヴェルヴァーノ・クシオ・オッソーラ県,ヴェルチェッリ県,ヴェネチア県,パドヴァ県,トレヴィーゾ県」とのこと。
このエリアの博物館・美術館は休館。
レストラン、バールの営業は6:00〜18:00 (十分な安全対策および少なくとも1mの距離をおいての対応)
イベント、劇場での催しの中止。
この措置は,3月8日より4月3日まで有効となっています。
更に、美術館、博物館、考古学遺跡、映画館、図書館、古文書館などの施設、イベントはイタリア国内全土で、4月3日迄休館、中止となりました。昨日書いたフィレンツェ市内の国立博物館、美術館の無料開館も中止です。
実は私、4月からイタリアに行く予定だったので早めにスカラ座のチケット予約してました。
今回はワーグナーの「タンホイザー」です。
例え私が行けなくても、チケット友人に譲るつもりでいたのですが、どうなるのかなぁ…
中止になればスカラ座のサイトからクレジットカードで購入したので、そのまま返金になることでしょう。
http://www.teatroallascala.org/it/biglietteria/biglietti-tariffe/regolamento-biglietteria.html
また今回はANAの航空券だったのですが、ロンバルディア州,ヴェネト州,エミリア=ロマーニャ州の3州の空港発着便を利用する場合の払い戻し、変更に情報が出ました。
私の航空券はフィレンツェ行なので、これには該当しないのですが、日本発着の全路線に関しても4月5日までのチケットは、手数料なしで払い戻し、変更も6月30日までなら一回手数料なしで出来ると出ていました。(私のチケットは4月8日発なのよねぇ…)
https://www.ana.co.jp/ja/jp/topics/notice200123/
イタリアでは大物政治家、PD(民主党)党首のNicola Zingarettiも感染したようで、政治家数名が隔離されているとのこと。(その中にフィレンツェの市長も含まれているらしい)
「イタリアはこれからどうなるの?」という声が上がっているらしい。
何はともあれ、早く終息して欲しいものです。
どうするか、今後の様子見てからでしょうか。
私、兵庫県立美術館で開催しているゴッホ展にすでに行っていたのでセーフでした。今は休館中です。いつオープンするでしょうか。
コメントありがとうございます。
この一週間のイタリア政府の急速な政策のおかげ(?)でイタリア行の中止を決定しました。もしかしたら今年は行けないかもしれません。
現地の友人の話では、緊迫した雰囲気は感じませんが、今は一丸となって見えない敵に対峙しているようです。
日本もまだしばらく自粛ムードで美術館なども休館が続いているようです。間もなく心躍る春がやってくるのに、いつまでこの状態が続くのでしょうか…早く終息して欲しいですね。