母にも「毎日何してるの?」と突っ込まれましたが、ホント、毎日何してるんだろう、私?
今朝は朝からちょっとイライラ。
「シャワーの水が管からあふれているとのでは?」と昨日下の階の人に言われた大家は大慌てで水道屋さんに電話。
漏れているのが外だったのが幸い(?)ですが、雨も降ってないのに玄関がびっちょびちょです。
10日くらいと言われましたが、私は全然気が付かなかった。
というより、あれ~なんで水の音がするんだ?とは思っていたんです。
水道屋さんとか左官とかそういう大変な仕事、イタリアでは非常に不足している上、いつもお願いしている人は腕がいいので、なかなか捕まらない。
昨日はなんとモンテカルロまで出張していたとか…
お客さんが有名デザイナーのお母さん(奥さんだったかな?)とのことでした。
新しいVillaを買ったので、そのバスルームの調整だったそうですが、すごいですね。
昨晩フィレンツェに戻り、なんとか今朝緊急で見てくれることになったんだけど…
そうじゃなければ、私シャワー使えなかった。
イタリア人なら数日は良いでしょうが、私は日本人なので、1日以上は待てません!
さっさと仕事にかかればいいのに、大家が余計な話を始めるわけですよ。
余計な話する前に仕事させないよ!
仕事が始まるまで30分。
仕事はほんの30分で済んだのに…
だからまず仕事でしょう!!
私は水を出したり、止めたり。
こうして午前中はつぶれた…でもPCで仕事はしてたけど。
さて、今更と言えば今更ですが、もう1か月ちょっと前(あれ?まだ一か月か)のアメリカのお話をしましょうね。
とか言いながら…既に忘れてしまったことが多いです。
でも来週から卒業旅行に行くので(何度目?)その前に少しでもアップしましょうね。
2日目。
前日は午後から雪が降っていましたが、朝から快晴。
ベーグルを食べて腹ごなしをした後は、いくら美術館のために行ったとはいえ、ここだけは見ておかねば、ということで
9.11メモリアル
20数年前にNYに来た時は2本の塔が建っていました。
2001年9月11日、当時私は日本語教師になるためのコースに通っていて(15年前そんなことしてたんだ)、
丁度あの日は授業の後クラスメートと横浜駅の近くの喫茶店に居ました。(あの喫茶店今でもあるのかな?)
そこで流れていたテレビの映像は、何が起こっているのか、全く理解できませんでした。
その2本の塔が建っていた場所に大きく開く…四角い池。
犠牲者の、その関係者の、世界の悲しみを全て飲み込んでしまうような、黒い口。
ビルの谷間、ということも有るのですが、すごく冷たい風が吹いている。
ここにはアメリカ軍の人が立っていて、緊張が流れています。
そんな重苦しい場所でした。
これはワールドトレードセンター
青い空と冷たい風が身を包みます。
ちょっと息苦しくて、犠牲者の冥福と世界の平和を祈りながら、足早にこの場を去りました。
せっかくここまで来たので、「海が見たい」ってことで、海方向へ。
いた~
自由の女神が遠くに見えています。
こういう風景がNYで有ることを教えてくれます。
ここら辺は前日の雪がちょっと残っていました。
そして、このエリアにもショッピングセンターがありました。
こういうのもイタリアにはないからなぁ・・・
丁度トイレに行きたかったので中に入ってみました。
すごいですねぇ…
なんかこういうのが新鮮、と思ってしまう自分がいます。
ここから地下鉄に乗って次の目的地へ。
ホイットニー美術館です。
2015年5月1日、ウエスト・ヴィレッジ/ミートパッキング・ディストリクトに新しくオープン、建物の設計はイタリア人が世界に誇るレンゾ・ピアノです。
建物の手前に高架橋が。
この高架は地上約10mの高さに設置された貨物列車用の線路で1930年代に建造され、80年代まで使われていたそうです。
その後20年以上放置され、撤去されるという動きもありましたが、高架自体を公園として整備しよう、 という案が持ち上がり2009年の夏にセクション1(ガンズブールストリート~20丁目まで)が、そして2011年夏にセクション2(20~30丁目まで)の区間がオープンしたとのことで、公園なんですね。
この時期なので人はいませんでしたが。
えっとですね、私実はここで大失敗してしまいます。
チケットを買った時に、帽子を置き忘れたか、落としてしまったんです。
気が付いたのは、エレベーターで上に行った時。
ということで、すぐに戻ったんです。
そしたら、その場にはなくて。
係の人につたない英語で聞いたんです。
とても親切なおじさんですぐに館内無線で「黒い帽子を拾った人いますか?」
と聞いてくれたんだけど、答えはNO。
「君、もう帰るの?それともこれから回るの?」と聞くので
「これから回る」と答えたら、「見終わるまでに探しておくから、帰りにもう一度寄ってくれっ」て
ということで再度上に上がったのですが、やはりどこか引っかかっていましたね。
普段あまり帽子をかぶらないのが原因ですが、
NYの風の強さ、あれがないと困るなぁ…と。
更に私子供のころから頭が大きくて、入る帽子がなかなかなかったんですよ。
この帽子は、フィレンツェの手作りの帽子屋さんで買ったもので、かなり気に入ってもいたし…
で、最終的にどうなったかというと館内を見終わって、入り口に戻ってきたら、なんと先ほどのおじさんがいない。
が~ん
ということでしばらく待ってみた。
するとおじさん来たけど、別の人と一緒。
どうも仕事中ではない感じ。
ということで仕方がないので、別の人に改めて訪ねてみました。
すると今回も無線で聞いてくれたけど、答えはNOだったようで
「下のクロークに行って」と言われたので、再入場してクロークへ。
この時間は入場の列ができていて、すごい人でした。
クロークにはなんと日本人らしい人がいたんです。
だから普段はやらないけど、「日本人ですか?」と聞いたんです、
すると「聞くのは少し分かるけど、日本語は話せません。」って
あ~あかわいそうに、なんで両親はせめて最低限の日本語を話せるようしなかったの?
とこんなところで教師魂が…
いやいや、それなら仕方がない、こちらが片言の英語で今までの状況を説明すると
「ここに連絡先を書いてくれ」と
この時点でもう帽子とはさよならなんだ…と自業自得だけどがっかりしてしまいました。
見つかったところで取りに来る時間もないし…
と思っていたら、最後に彼女がちょっと待っててください、と言い置いてどこかに行ってしまいました。
そして警備の人と一緒に戻って来たのですが、
なんと彼の手には私の黒い帽子。
良かった!
ということで帽子は戻って来たんですよ。
え~寄り道が長くなりましたが、美術館の方に戻りましょう。
6階だったかな、7階だったかな(実際8階でした)、最上階のテラスからの眺め。
自由の女神方向
すごくごちゃごちゃしてますね。
テラスにはこんな感じで作品も展示されています。
風が強いので怖いです。
崩してない廃墟。
こちらの美術館の収蔵物は私のあまり得意ではない、20世紀と21世紀のアメリカンアート限定。
美術館は現在では約3000人のアーティストの作品を21000点以上所有しています。ジョージア・オキーフ、エド・ルシェ、などはとくに多くの作品を所有しているそうですが、誰だろこの人たち?
Wikipediaによる主な収蔵作品は
アンディ・ウォーホル 「緑のコカコーラ瓶」
こんなの見た?
ジャン・ミッシェル・バスキア
ん?有った?
イサム・ノグチ 「ハンプティ・ダンプティ」
これ?見てないよ。
ジョージア・オキーフ 「白いアメリカンシャクナゲ」
エドワード・ホッパー 「日曜日の早朝」
「2階の陽光」
ホッパーは見たけど、これだったかな?
ジャスパー・ジョーンズ「三つの旗」
やっば~い、どれも記憶にないぞ…
この時期はFrank Stellaの特別展をしていました。
これを見たことは覚えています。
ここの作品はほとんど覚えていませんが、(やばいな)
この部屋はすごかった。
3階くらいだったかな(実際は5階だったそうです)、窓が全面で、明るくて天井も高くてこの開放感。
館内の作品よりもこの風景の方がすごかった。
記憶にないだけかな?と思って写真見てみたけど、確か館内撮影OKだったはずだけど一枚も写真がない。
唯一有ったのは
入り口の混雑。
帽子の件で余程テンション下がっていたのか?
今晩はこれからビゼーの「真珠取り」を見に行きます。
ということで、なんかすごく消化不良。
この美術館の思い出が「帽子」しかないというがっかりなお話でした。
ちなみに皆さんは美術館に行って見た作品とか、どこかに記録していますか?
何かいい案が有ったら教えて下さい。
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