イタリアの泉

今は日本にいますが、在イタリア10年の経験を生かして、イタリア美術を中心に更新中。

La pinacoteca di Brera 創立200周年を記念して

2009年01月15日 00時01分05秒 | 美術館in Italia
籠城が続くと、会話をするのはスカイプで日本の両親と、情報はテレビから、という恐ろしく世間とは切り離された生活を送ることになる・・・まぁこれが籠城。誰か塩、送ってくれるかな?(って、マニアックすぎ?)

先日ニュースを見ていたら(ってテレビもニュース以外見なくなるのですが)、MilanoのBrera絵画館にCaravaggioの

この作品の搬入の様子が映し出されていた。ということで早速、昨日買ったBell'Italiaという雑誌をチェック

ありました、ありました
"Milano La Pinacoteca di Brera compie due secoli"(ミラノ、ブレラ絵画館2世紀を迎え)
記事は「イタリア美術を集めた重要な美術館の一つである、ブレラ絵画館の200周年を祝う為、12ヶ月間に渡るイベントと、美術館拡張のプロジェクトが行われる。絵画館は、1776年、Accademia di Belle Artiの教育的支援を目的として生まれ、1809年8月15日、公式に公開され、ナポレオン時代の、Veneto,Emilia,Marche州の教会からの膨大な数の絵画の接収により拡張を遂げた。2009年最初のイベントは、美術館協会"amici"の協力により、貸し出されたCaravaggioの絵画3点。(1月15日~3月29日)、その後は絵画館の所有の傑作の1点、修復を終えたばかりの、Raffaelloの"Sposalizio della Vergine"(聖母の婚礼)などのイベントが控えている"

そのCaravaggioの作品はこちら
目玉はこれ!

"Cena in Emmaus"、ロンドンのNational Gallery所蔵↑と
こちら同じテーマでBrera所蔵↓

この2作品が隣り合って展示されるそうです。

そしてもう1点はNew Yorkのメトロポリタン美術館から

"Concerto"がやってきます。

2月の試験勉強に備えて、Brera絵画館の成り立ちについて少しお話したかったのですが・・・それはまた次回に

Caravaggioはあまり好きではないのですが、こちらも去年から今年にかけてあちこちでイベントを開催中。以前「フェルメールは寡作なので、全ての作品を見ることが可能」という記事を読んだけど、Caravaggioも確実と言われているものはそう多くはないので、見切れるかも・・・などと思う昨今です。

そう、Milanoに行ったらこちらPalazzo RealeでもCaravaggioが見られます。
作品はこれ

"Narciso"こちらは3月15日までです。

それにしてもMilanoかぁ・・・遠いよ


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