イタリアの泉

今は日本にいますが、在イタリア10年の経験を生かして、イタリア美術を中心に更新中。

何かを守る為の犠牲

2012年06月07日 22時15分59秒 | イタリアのテレビ・ニュースから

暑くなってきたよ~
と言っても、図書館に朝から晩までいるので、すごく暑い、という気はしない。

さてさて、図書館と家の往復はまだ2週間くらい続きますが、最初に行われる筆記試験まで1週間を切ったので、そろそろ勉強に集中・・・と思ったのですが、さすがに家ではねぇ。
こちらはしばらくお休みしようかと思っていたのですが(ネタもないし)1つ、ここのところ気になっていたことがある。
動画を発見したのでその話を・・・

そうそう、その前に先月テロかマフィアかと言われていた、専門学校の前に爆弾が仕掛けられ、女生徒が1人亡くなった事件、昨晩(今朝?)犯人が捕まりました。
動機などはまだ分かっていないのですが・・・
死んだ彼女は帰ってこないけど、とりあえず学校の生徒たちは落ち着いて学校に戻れると言っていました。

で、本題はと言いますと、未だに治まらないEmilia地方の地震関係の話。
数日前Poggio Renaticoという場所のSan Michele Arcangelo教会の鐘楼が爆破された。
理由は地震のせいで鐘楼の倒壊の危険性が出たから。
しかし、文化財の保護が法律で厳しく規制されているイタリアなのに・・・と思ってニュースを探していた。
この鐘楼は1949年に建てられたものなんだそうです。(新しい!!)
もちろんこれが倒れてきて人災になったら困るけど、それより何より
「60数年間、自分たちの街のシンボルだった鐘楼がなくなったのは寂しいけど、鐘楼より大事な1907年に建てられた教会を守れたのは誇りだ」、と言い切っていた消防団の人には感心した。
イタリア外から動画が見られるかは分かりませんが動画はこちら

何かを守る為には、時には犠牲が必要だ。
特にこの国には守らなければいけないものがたくさんある。

今試験の為に勉強している現代史
自分が本当に何も知らなかったんだ、とちょっと驚いた。
ヨーロッパでは、アメリカでは・・・世界ではこんなにも多くの出来事が起きていたなんて・・・
今日の驚きはなぜイタリアでは政治と宗教がこれほども癒着しているのか?
なぜ・・・かは教えてあげないけどね。

"日本"という場所に生まれ、日本語を話し、何の疑いもなく日本人として生きてきた私たち。
私達の方が世界では特殊だってこと・・・分かるかな???

あっ、ちなみにもし今私が何か事件を起こしたてパソコンの履歴とか調べられたら、絶対危険分子だと思われる。
だって毎日社会主義とか共産主義のこと調べてるからさっ。



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