さっ、寒い。
本当に急に寒くなった。
明日はFirenzeマラソンだけど、また天気は逆戻り。雨・・・だって。はぁ~
さて、昨日の"SDAの悪夢"(サブタイトルをつけるならまさにこれ)を読んで、友人から「申し訳ないけど笑った」と言われ、
同感の私。
そう、あまりにも頭にくると、なんとなく笑えてしまう。
というよりこの国も怠惰さに笑うしかない!
怒っても自分が損するだけ。
そんなこの国が嫌ならお前(私)が出て行け!
などなど様々な思いが去来した後は大抵
仕方がないここはイタリアだ→選んだのは私だ→我慢するしかない→ならいっそ笑い飛ばしてしまえ!
というなんともO型的な発想(私O型です)で地の底から這い上がるのが常の私。
しかし、こういうときは続くもの、
もう一つ何か起きたら本当にイタリア嫌いになるぞ~!
嫌なことは必ず続くもの。
まぁその反対に面白いことが立て続けに起こる事もあるから、イタリア生活を続けていける、というわけですが・・・
さて本日の事件は、無賃乗車の濡れ衣というタイトルでも付けましょうかね?
久々にイタリア語で声を荒げてしまった・・・
そもそも何がおきたかというと、バス停でバスを待っていると、珍しく私の前に検察が下りてきた。
検察とは無賃乗車をチェックする人々のことです。
日本のようにバスの出入り口が1つないし2つで、料金を払わなくては乗れない(もしくは降りられない)バスではないこちら
乗車し、チケットに刻印(方法は様々ですが)するだけ。
何に関しても、よくも悪くも自分の意思を尊重するこの国は、チケットを刻印する、しないも自分次第。
ただチケットを刻印していないときに検察が来ると、40€(値上がりしていなければ)の罰金を取られる。
これ、ただの紙切れだから払わなくても・・・と思ったら大間違い!
外国人の場合はその場で払わないとパスポートや滞在許可証を取り上げられたりする。
下手に反抗したりすると、ひどい場合は警察を呼ばれる羽目に。
かつてFirenzeではないが、検察とバスの中でもめ検察が警察に電話、
数個先の停留所で警察官が待機していたのを見たことがある。
さて、このおやじたち本当に横柄で親方日の丸、もといtri colori(三色旗)
私は彼らが私の前に下りてきたのを見ていたし、バス停で次のバスを待ちながら何をしていたのかまで見ていた。
私が乗るバスが到着。
この時間バスは非常に混んでいる。
検察がいる場合、大抵ドアは1箇所、ないし2箇所しかあけないのに、全部が開いたので、空いているところから乗ってチケットを通した。
するとそこに検察の一人がやって来て「切符の刻印は先だろう」と
この言い方にかなりイラっと
「ここから乗った」というと
「うそつくな」と
さすがに切れましたよ~
「ここから乗ったって言ってんでしょう。あんたたちがいたのも見てたんだから」と
まずいと思ったでしょうねぇ・・・外国人、しかもおとなしいと思われている日本人にここまで言われて。
ちなみに中国人はよく捕まっているが(それだけ無賃乗車が多い)、大抵イタリア語を話せない。(か、振りをしている。)
いきなりバツの悪そうな顔をして「次回からは駄目だよ」だって。
ばかやろ~、(とは言ってない)
ふざけるな、一言謝れ!!(とも言っていない)
心の中で思っていただけですが、この直後知り合いが(私のやり取りを聞いていたけど私だとは思わなかったよう)
「疲れてる?」と
怒ることってどうしてこんなに体力を使うんでしょうかねぇ???
SDAもそうだけど、この国が今やポルトガルやギリシャの次に経済破綻する危険性があるといわれている理由は、
絶対親方日の丸、つまりこういう半官半民のような会社が足を引っ張り、競合しないことにあると思う。
日本のようにとは言わない、でも切磋琢磨させることがひいては消費者のために一番いいのに・・・
日本の郵便局だって、民営化したらちょっと頑張っているでしょう?
こんなこと、本来ならここに書きたくはないけど、イタリアの真の姿を少しでも知っていただきたいのであります。
何度も言ってはいますが、たとえ堪忍袋の尾が日本とイタリアの距離くらい長くても、鋼のように硬くても
簡単に切れてしまうものなのです。
日本人の常識では考えられないことが起こり得るのであります。
今日はもうふて寝だ
別の話ですが、イタリアでは店で支払いをして一歩でも出たら、返品、返金はないですよね。けれど、私は一度買ったイアフォンをさんざん粘って返品、返金させた事があります。
今外ではフィレンツェマラソンの真っ最中です。残念ながら朝からかなり冷たい雨が降っています。今年はコースが若干変わるといっていて、「今日はバスを使うな!」と言われていました。
本当に悪質なのは無賃乗車する乗客なのですが、ATAFの職員の横柄さにはさすがに頭にきます。(本当に悪いなら仕方がないですが・・・)私の友人もたまたま早朝で急いでいたときやられたと言っていました。そんな時にやるなら、サッカーの試合のあるときとかにやればいいのに・・・特にこの時期(年末)は取締りが厳しいようです。
返品、返金は基本的に出来ない、と私も思っていますが、不思議なことにクリスマスにもらったプレゼンが気に入らない場合交換してくれるという話を聞いたことがあります。(去年も本屋のカウンターで聞いている人見ました。)洋服、靴、本はレシートを持ってゆけば可能・・・だったと思います。特に個人店。私は、もらったことないので試したことはありません。更に、友人でフィレンツェで買った靴底がはがれ、日本に帰って写真を撮り送りつけたところ、代替品が届いた(だったか返金してくれただか)、という奇跡(?)が昨年起こっています。他にも紹介し忘れていましたが、先日カビが生えたCastelluccioのロベイヤ、友人が写真を送ったところ、代替品が。それも1箱ではなく、ダンボール一杯。ということで、これはもう誠意の問題だと思います。イタリア人の誠意・・・ため息が出ます。後はこちらの粘り!(大抵はあきらめてしまいますが・・・)信雄さんは勝てたんですねぇ・・・