イタリアの泉

今は日本にいますが、在イタリア10年の経験を生かして、イタリア美術を中心に更新中。

いよいよ明日

2008年09月16日 11時57分46秒 | Weblog
あっという間に2ヶ月が過ぎてしまいました。
とうとう明日イタリアに戻ります

今回は余裕で荷造りも済んだわけですが
思った以上に今回は荷物が少なく
かといって空かせて戻る気はないので
今晩追加することは必須です。
なんと言っても午後は円をTCに替えに出かけるので…
最近、ユーロが安くなってくれて本当に大助かり
ということで、まぁいつものことですが結局最後まで気が抜けない状況です。

ギリギリのこの時期に3つの展覧会に行ってきました。
新宿の"ジョットと遺産展”
原宿の太田美術館"ベルギー王立博物館展”
そして横浜美術館の”源氏物語の1000年”

どれもそれぞれおもしろかったですが
なんと言ってもこの太田美術館!
原宿の殺人的な人の数、人種の坩堝に辟易とする中
心休まる空間がこんなところに有ったとは~という感じ
いや~もうとにかくよかった
特に友人からも勧められた歌川国芳の”金魚”シリーズ

今回の帰国最中、日本美術の展覧会に行く機会が割りと多かったのですが
やはり日本美術はいいです!
結局どれだけ言葉が理解できるようになっても
感覚的なものは生まれ育った風土や環境によって育まれるものなので
西洋美術を本当に理解することはできないのでは???
という疑問に彼らはしっかり答えてくれました。
もちろんこちらは更に素人なので技術的なことは分かりませんが
日本美術のよさが感覚的に理解できてしまうように…
但し、こういう感覚を実感できたのは
イタリアで多数の西洋美術に触れてきたからなんでしょうねぇ
最近は美術に対する考えがちょっと変化しています

18世紀日本の陶器を包むために使われた浮世絵が
日本美術ブームをヨーロッパで引き起こす。
開国した日本にやってきた外国人がその価値をいち早く理解して
海外に流出
今では地元日本よりボストン美術館など海外の美術館の方が
作品所有数は多かったりするからちょっと悲しいですねぇ…

それでは次回はイタリアからということで
日本の皆様、またしばらく


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