高校卒業試験（Maturita)

きたきた、ようやく太陽が帰ってきました
まぁ贅沢なものでこうなると暑い！とついつい文句が…

そして夏らしい天気になると加速するのが
"Vacanza(バカンス）"の話
しかしイタリアでは昨日から全国的に高校の卒業試験が行われています。
いや～イタリアの大学に行っていても
いまいちこちらの教育制度は分からないのですが
こちらには日本では一番一般的な「普通科」というのは存在しません。
それにしても「普通科」って何？とふと思ってしまいました
高校に入る時から完全に分かれていて
私が通っているのは日本の文学部にあたるので
liceo classicoとかartistico卒業の子が多いです。
あと今人気があるのはやはり理系
liceo scientifico

今までそんなこと全然知らなかったというか気にしていなかったのですが
これが結構大変そう・・・
いや、多分普段ちゃんと勉強してる子はいいのでしょう。
だって昨日のニュースで全体の10%位の子が
"lode"(満点に更にプラスの点）をもらうとか
反対に20%くらいの子が落第するそうです
まぁでもこの10％の秀才は将来きっとイタリアから出て行きますよ

それはさておき、テレビで出題を見ていると結構大変。
昨日はなんだったのかなぁ？？？
今日はイタリアに関時事問題（論文）
明日はクイズ形式（"quizone"と言われているとか）
で、月曜が口頭試験だそうです。
いや～大学は入るのは楽だけど出るのは大変ですが
高校もそうなんだなぁ・・・と改めて思いました
それにしてもどうして・・・いやこれ以上言うのはやめておきます

そんな子達にマスコミは「昨日のサッカー見た？」とか
インタビューをしていて
生徒も「見た。とりあえず勝ったからいいけど・・・」なんて
まぁこれがイタリアの現状です。
とりあえず試験が終わらないとバカンスに行けないのは
私も同じです