イタリアの泉

今は日本にいますが、在イタリア10年の経験を生かして、イタリア美術を中心に更新中。

新春ローマ その3

2015年01月09日 21時50分47秒 | イタリアの小さな街・大きな街(Fi以外)

Piazza del Popolo(ポポロ広場)を後にして次はヴァチカンに向かいます。

冬というより初秋みたいな感じ

テベレ川がまぶしいです。

途中においしいGelato屋さんがあるという情報が入っていたので、お茶もせずひたすら歩いていきました。
しかし・・・
時間が早すぎたようで(まだ10時半だったからね)、シャッターの下が10センチくらい開いているものの、店が開く気配はなし。
予定が詰まっていたので、仕方がないので断念。
必ずリベンジしてやる~ 
さてさて、ヴァチカンにはこれを見に

ツリーとpresepe

等身大。
実は25日法王のUrbi et Orbi(ウルビ・エト・オルビ。「ローマ市と全世界へ」という意味で行う公式な祝福)の最中、
ここに有る生まれたてのキリストの像が盗まれそうになったんです。
上半身裸の女がやってきて、子供をつれていこうと思ったところ、すぐ警察官に取り押さえられましたけどね。 
テロではなかったので良かったですが、
たぶんこれ今日の話だったらもっと大変だったでしょうねぇ。 

この日は平日にもかかわらずものすごい人手。
空いてたら久々に教会の中に入ろうかなぁと思ったけど、とんでもない!
なんと説明すれば良いかわからないけど、この広場を円とするなら入場待ちの列は半球以上の長さでした。

ということでここでは写真を撮り。
そうだ・・・夜来ないでどうするよ、ってことで危うく電車に乗り遅れそうになったんですけどね。

写真撮影が済んだら次の目的地は。
ヴァチカンから徒歩5分くらいかな?

この看板が目印ですが、入っても本当にここか?というくらい普通のアパートの一角でした。

お目当てのPresepe
Il presepio dei Netturbiniです。 
しっかしあまり感動はなかったんです。
なぜだろう???
 
キリスト降誕

鶏が結構リアル。
 
芸は細かい。
クリスマス前後は混むのかなぁ・・・入り口にちゃんと並ぶような道が出来ていたんですけど、
私が行った時には唯一1カップルとすれ違っただけで、独占。
係りのおじさんたちはなにやら楽しそうにしていましたが、私には無関心でした。

ちなみにここでは一年中この状態が見られるそうです。
私のような変わり者(?)為に簡単な情報を載せておきます。
月ー土:9.00 - 18.00
日ー9.00 - 11.30

住所:Via dei Cavalleggeri, 5 [ centra sulla mappa ]
エリア: Quartiere Aurelio (Roma ovest)


そしてこの後Trastevere(トラステベレ)まで行こうと思ったのです。
地図を見たら・・・って今回地図大活躍!!
なんでGoogle マップは必要な時に使えないんだろう???
紙の地図を見たらそれほど距離があるようには見えなかったので、歩くことにしちゃったんです。
via delle Fornaciという道をひたすら歩けば良いだろうということでスタート。

しかし、この道地図上ではかなり大きな道なのですが、実際歩いてみると・・・
途中から歩道はなくなるし、車通りは激しいし、イタリア人はスピードをかなり出しているし ecc.
普通の観光客には絶対お勧めしません。
多少距離が増えても、テベレ川沿いを行った方がいいです。
あの状態だったらいつ車に轢かれてもおかしくなかったですよねぇ・・・
 
これがGianicoloの丘の頂上です。

前の写真の奥に見えていたのがこの門はガリバルディの記念碑なんだそうです。
そしてここから左の方に降りて行くと
 
普段はあまり見られない、新たのローマの顔が見られました。
そして

思わず「ここに有ったんだ!」と思ったんですよ。
これ見覚えないですか?
昨年オスカーで外国映画賞をもらった"Grande bellezza"(日本タイトルはグレート・ビューティー/ローマの追憶)の一番初め。
中国人の団体なのに日本語で説明しているシーンがスタートしてすぐ見られますよね。
そのシーンで出てきたのはここでしたよね。
Fontana di Paola(パオラの泉)
この泉は17世紀の初めPaoloV(パウル5世)によってトラヤヌスの水道の復元を記念すべく造られた。
建造に必要な大理石はFori imperiali(フォーリ・インペリアーリ)に有ったForo di Nerva(ネルヴァ帝のforo)から運ばれてきたそうです。

そして更に下っていくと
 
これは何だったのかな?
慰霊碑みたいだったけど・・・ 

すると教会が見えてきたので、中に入ってみた。

ここにもありました。
そして危うく見逃しそうになったこれ

いくらいいカメラでもうまく撮れないなぁ・・・
Sebastino del Piombo
この教会結構重要だったことがこの絵からもわかったし,Berininiが手がけた礼拝堂もありました。

 
これがファサード
San Pietro in Montorio(サン・ピエトロ・イン・モントーリオ教会)
元は9世紀に建てられましたが、15世紀後半スペイン王フェルディナンドと王妃イザベラによって立て直されている。
単廊式の内部の後陣と外陣を仕切るアーチには、B・ペルッツィのフレスコ画が見られる。
右側の最初の礼拝堂には先ほどのSebastiano del Piombo のFlagellazione(キリスト磔刑)が見られる。
一方、回廊の有る中庭にはブラマンテの有名な「小聖堂」(Tempietto di Bramante)があり、意表をつく空間利用とルネッサンス建築の音楽的な調和に驚かされる。
1500年にスペイン王家からの依頼で建てられたこの小さな聖堂は、できた当初からその非凡な新しさで評判が高かった。(地球の歩き方より)

って知ったのは家に戻ってきてガイドブックを見てから・・・
中庭?
そんなのあったの知らなかった。
たぶん入れなかったんだとは思うけど、見逃してたらショック・・・

そして隣には
Accademia di Spagna(スペインのアカデミア) 

気持ちがいいねぇ・・・教会から見落すローマの街。 
そしてこの階段降ります。

そしてTrastevereの方へ向かいます。

ということで今日はここまで!!



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