イタリアの泉

今は日本にいますが、在イタリア10年の経験を生かして、イタリア美術を中心に更新中。

ウフィツィ美術館の新しい展示室ーSale degli stranieri

2011年12月20日 16時20分43秒 | イタリア・美術

今ちょっとイライラしています。
なぜか朝からHotmailにサインインできない・・・さっきまではMSNのホームページにも入れなかった。
最近Hotmailと相性が悪いのでこれを気にHotmailとはおさらばしてやる~!!
それにしてもう~ん、自業自得だけど、信用してはいけなかった。
友人のアドレスとか、それだけは掘り出さないと・・・

さて、Hotmailに反して最近結構有効利用しているのがFacebook
震災を気に使い始めたけど、これ結構使えることに最近気がついた。
というのも自分が気になること、おせっかいなくらい教えてくれる。
昨日あるサイトから興味深いニュースが送られて来た。

Svelate ai giornalisti le nuove sale dei Grandi Uffizi, ma i visitatori devono aspettare domani
ウフィツィ美術館の新しい展示室がプレスに公開された、一般公開は明日から。

ウフィツィの新しい部屋?
ここ数年、修復費の関係でもめにもめているウフィツィ美術館。
新しい展示室なんてどこに出来たんだ???
今日は珍しく用事もなかったし、ミーハーなもので早速朝行くことにした。

記事を読んでみると「壁の色」が問題になっていた。
館長のAntonio Nataliが選んだ明るいブルー。
私も写真で見たときはちょっときつくないかなぁ・・・と思っていた。

現在、ウフィツィ美術館は行列がない。
それでもさすがに火曜日は並んでいるかなぁ(月曜日が休館の為)と思いきや全然列はなかった。
普通の人があまり興味を示さないGabinetto Disegni e stampe degli UffiziのMostraなんかを見ながら本展示へ向かうとそこには・・・なんなんだ、この日本人の多さ。
せめてGiotto,Filippo Lippiなどお気に入りの作品は見たかったのに・・・やっぱり日本人団体が少ない午後に来ればよかった。

まぁいいや、今日の目玉だけ見て帰ろう。
ここはまだ無料で入れるので。
MichelangeloやRaffello,Tizianoは横目でちらっと見るだけで目的地へ
あれ?今日からオープンじゃなかったの???
確か43室だと思ったのだが開いてない。
周りの職員はみんな電話に夢中・・・おいおい、仕事中だろうが。

少し離れたところにいた美術館の職員に
「今日から新しい展示室オープンしたんじゃないですか?」と訪ねると
「オープンしたよ」と教えてくれた。
但し場所が非常に分かりにくい。
 
Barのあるテラスからの眺め。
寒いんだけど今日は冬晴れ。
このテラスの調度後ろ側に入り口があります。

ここから下に下がっていくと新しい展示室
le sale dei Pittori Stranieri(外国人画家の部屋)がある。

(写真はUffiziの公式ページより借用)
確かに青い。更に新しい部屋のにおい(塗料ににおいだと思う)がする。
さすがにここには日本人団体はいないし、分かりにくいので人、少ない。
正直こんな作品を隠していたのか・・・と思ってしまった。
今まで何度もウフィツィには来ているけど、見たことない作品で有名な画家のもの、結構ある。
この奥のGoya(ゴヤ)の作品だって見たことあったかな???

他にはRembrandt(レンブラント)

確かこの作品だと思うけど・・・色が全然違うのよねぇ。
やはり実物見ないと駄目駄目。
私が一番いいなぁと思ったのはイタリア語ではJan Brueghel il Vecchioと呼ばれるヤン・ブリューゲルの
 
Paesggio con guado(小道のある風景)
写真・・・ひどいね。
こちらの実物は2010年に修復済みなので色がすごくきれいだった。
この壁の青、作品がすごく映えていて悪くない、さすが・・・
他にはRubens(ルーベンス)やAnthone Van Dyck(Anthony van Dyck,アンソニー・ヴァン・ダイク)などの作品も展示されている。

またトイレの話で恐縮ですが、ウフィツィは美術館の大きさの割りにトイレが少ない、と思っていたけど、こちらの新しい展示室に向かう途中に大きくきれいなトイレ、子供用の授乳室など新しく出来ていました。
団体ではなかなかここまで連れて行ってもらえないと思いますが、是非覗いて欲しいと思います。

この後もう1つの目的のVasariの生誕500年記念のMostraをじっくり見た。
この2階部分も工事中なんだ・・・お金ないよね。

現在観光客が少ないので午後はゆっくり作品を見ることができます。
ただ、工事中ということもあって、あちこち見られないスペースがあったり、作品が貸し出されているのがとても残念です。

2時間くらいで美術館を出て、美術書を頼みにいつもの本屋さんへ。
やっぱり今日は天気がいい。
寒いけど・・・

本の著者が「誰も読まないよ」という本を注文。私くらいだな物好きは・・・
「普通に市場に出回るような本じゃないね」とお姉さんも笑っていましたが、それでも出版社に連絡を取ってくれます。
ここは本当に親切で助かります。
 
美術書専門店 Brushi
Via S.Spirito 40/r
055 210374
bruschilibri@libero.it
メールでの注文も可能です。(多分英語Okだと思いますが・・・)

美術三昧の一日・・・と言いたいところですが、Hotmail未だに開けません。
どうしたらいいんだろうかぁ???



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
PEN(ルネサンスとは何か) (M.SATO)
2011-12-21 08:18:08
購入しました。自分用にも買う予定です。
mail復活を祈ります。
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お騒がせしました・・・ (fontana)
2011-12-21 17:59:00
M.SATOさん
お騒がせしました。色々やってみて数時間後にようやく開けました。今までどおりのアドレスで問題ありません。Gmailからも開けるように設定したので。そちらのアドレスでご連絡するかもしれません。過去のメールが全て動いてしまい、その数3000!!どうしたらいいんだよ…という感じです。(-_-;)まぁ古いものなんて必要ないものが多いので捨ててしまえばいいわけですが…懐かしい人がいっぱいいました。^_^;
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