イタリアの泉

今は日本にいますが、在イタリア10年の経験を生かして、イタリア美術を中心に更新中。

気をつけて

2016年10月01日 23時08分31秒 | ちょっと言わせて!

こんばんは
今夜はBergamoからバスで30分くらいのTrescoreという温泉街に来ています。
と言ってももちろん温泉に浸かりに来たわけではなく、日曜日しか見られないLorenzo Lottoのフレスコ画を見にやって来ました。
来る途中Monzaに寄って、修復したてのCappella Teodorinda(テオドリンダの礼拝堂)を見るつもりだったのに、朝車両故障がRoma-Firenze間で起こったらしく、電車が殆ど遅延。最近Italoに乗る時はついてないな。 結局1時間以上遅れてしまい(とりあえず払い戻し有るでしょう。)、これだけが原因ではないのですが(今日が土曜日だったので)結果的には目的達成できませんでした。 そのかわり明るい時間にBergamoへ到着。そこからこのTrascoreに向かったのですが、バスの切符チェックが厳しい。いや、最初からこうしておけば良いんですが…なぜこんなに厳しいか?それはこのバスの乗客の七割は移民。不法か正規かは分かりませんが…運転手さんは最初から「もう不正は許さん!」と声を荒げていました。日本人には当たり前の事ですが、乗車は前のドアから。運転手さんが皆の切符をチェックしながらガッチャンコしますしばらくするとまだ発車もしてないのに、検札官がものものしく入って来て、切符を確認されました。 ここまでなら何もここに書いたりしないのですが その後停車する度に、運転手が一々切符を確認する為、バスも遅れる。そしてもう直ぐ目的地だ、という所でバスが止まったんです。何事かと思ったら、乗客の一人がここまでの切符しか持ってなくて、運転手は「降りろ」と。この乗客が聞く耳持たないものだから、運転手は怒って「警察を呼ぶ」と。 ここまでの光景は昔も見たことが有るのですが、車内の半分以上が黒人で、問題になっている人もとなると話は違う。当事者は「お金が無いんだよ」とか何とか言って降りないし、痺れを切らした乗客までが「降りろ」と言いだす始末。 結局は仲間が切符を分けてくれたようで、バスはまた走り始めましたが…, 今回は何もなかったから良いけど、万が一この人が武器を持っていたり、仲間まで一緒に反撃でもして来たら、と考えるとホントに恐ろしい。

こういう光景を見ると、やはりこの国には何とかしなくてはいけない移民問題が有るということを肌で感じます。

そしてついでにもう1件。 先日日本から来ていた知り合いが、Romaの駅前で怖い目に有ったと。 もう無くなったと思ってたんですけど、数年前ケチャップやアイスをわざとくっつけて親切そうに拭いてあげているうちに、相棒が貴重品を盗むという事件が頻発していました。 実は知り合い、鳥の糞みたいなものをかけられたそうです。(ケチャップよりたちが悪い!)彼の場合は拭いているすきに、別な人がスーツケースを取ろうとしていたと。幸い大事には至らなかったのですが… なんとフィレンツェでお財布をやられたそうです。本人、落としたのかも?と言っていましたが、バックのチャック開いてたって言うからには、ね。幸い現金が200€入っていただけということで、その後は同行者にお金を借りていましたが。

まぁこの人ね、本人にも言ったけど、私が見てもイタリア人なら多分高校生にしか見えない。どう見ても隙が有り有りで、私でも襲えそうなんです。 そう言えば先日、同じくRomaの駅前でひったくりをしようとした人が、相手が日本人柔道家で、反対にぶん投げられて、お縄になったいう事件がニュースになっていましたが、普通の人は下手に抵抗するのも危険です。 とにかく日本人は本当に緊張感が乏しい。テロがどうこう考える前に、まず最低限の自己防衛力をもう少し高めて下さい。

あ~こういう暗い話は嫌ですね。でも少しでも被害が少なくて済む事を願っての親心と思って下さいね。

 P.S. タブレットから投稿したので、読み難かったらごめんなさい。



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