イタリアの泉

今は日本にいますが、在イタリア10年の経験を生かして、イタリア美術を中心に更新中。

大予言、ローマで地震!?

2011年05月11日 20時51分41秒 | イタリア・生活

私はやはり日本人だった。
信じてはいなかったけど、8時前にパジャマを急いで着替え、ごみ出しに行った。
知り合いに見られたのは恥ずかしかった。
ごみを出して5分、8時を過ぎたか過ぎないかでごみ収集車が来た。
あれ~ここイタリアだよねぇ。信じられない。
ちゃんと朝起きないと駄目ですね、ははは
明日は生ごみだよ~

さて、大学生の頃、友人が「どうせ1999年の7の月に人類は破滅するから、私は貯金はしない」と言っていた。
ノストラダムスの大予言、皆さんアレから早・・・12年!
干支が一周しちゃったよ。
結局人類は破滅することなく、かの友人は別に破滅とは関係なく貧乏生活を送っている。
まぁ要はお金がなかなか貯まらない理由だったわけですが・・・

5月11日、Romaに大地震が起きる。
といううわさは聞いていたが、先日友人がTwitterで日本のサイトに書かれているのを紹介しているのを見て、ことの大きさにびっくり。
ここ数日まともにニュース見てなかったしなぁ・・・
産経ニュース参照

さてイタリアのサイトを読んでみましょう。
”地震の男”とも呼ばれた、(おいおい、すごいネーミングじゃないですか)
Rafaele Bndandi(ラファエレ・ベンダンディ)氏は1893年10月17日Faenza生まれ、1979年没。
地震がなぜ起こるか、そして地震を予言することが出来た・・・っておいおい。

この先ははしょりますが、なんでも世界大戦で海上の見張りをしていた経験から、潮の満ち引きと月の満ち欠けの関係を発見した。
彼の地震の予測は科学的な根拠ではなく、この月の満ち欠けに基づいている。
最初の予言は1915年1月1日Marsicaの地震で、前年の10月に地震を予言した記録が残っている。
これくらいのことでは信じる人も少なかったようで、1923年11月23日、公証人のもとで預言書を書く事にした。
1924年1月2日 Marcheを2日違いで当てたことによって”Corriere della Sera”(イタリアで1,2の新聞社)の一面に
“Colui che prevede i terremoti”(地震を予知した男)と紹介された。
名声は国際的なもので、彼の本職は建具屋だったのだが、地震観測計をアメリカに売ったりもしている。
その後1979年のFriuliの地震も予言。
彼が亡くなる前に公証人に残した預言書によると、
2011年5月11日にRoma及び近隣のエリアに地震が起こり、
更にひどい惨事となる地震が2012年4月5~6日にあちこちで(macchia di leopardo:豹のしみのように点々と)起きると
記されている。

という情報がネット上を駆け回り大騒ぎ・・・になったらしい。
確かに朝からニュースでも仕切りとこの話が出ていた。
現在21時半・・・とりあえず今のところは地震は起こっていないが、確かに今日は4つの惑星が接近すると聞いた。
科学的根拠のない、過去の予言は大体ここら辺から来ている。

しかし、信じないといいながらも子供に学校を休ませたり、仕事に行かないイタリア人が多数いたのは事実。
さすがイタリア人・・・
イタリア人は基本的にsuperstizioso(迷信深い)からね。

お昼のニュースでは
思わず吹き出した。
「私たちがローマで見た揺れているものは屋台で売られている置物(の首)だけでした。」
 
写真が見つからなかったので、動画を一時停止させてカメラで撮ってここに載せた私も私ですが

こういうところがイタリア人らしいわ!
このローマ戦士の首ふり人形の首だけが揺れていたんですと。
Raiが見られる方はこちらで動画をどうぞ。

なんにせよ、予言が外れてよかったよかった。
ごみ収集車は8時に来る・・・という予言(じゃない!)は明日も当たるのかしらん?



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