Terrazza di Duomo(大聖堂のテラス)

Firenzeの街を歩いていると、昨日まで普通に日本で生活していた自分と
こちらにいる自分、さてどちらが本物だ？？？
なんて不思議な感覚に囚われる。

しかし、そんなセンチメンタル(?)な感情とは裏腹に、この国は痛いほど強く現実へと引き戻してくる。
例えば昨日郵便局に行った時、日本から持ち帰ったピンピンのピン札のユーロを出すと、
お札についているシール(なんと言ったらいいか分からないけど、日本の透かしに当たるもの？）をなでながら
「きれいに出来てるね、君がやったの？」って。
なんて答えていいか、分からないよ。(まじめに日本から持ってきた、と答えている私・・・）

今日は今日で、大学の学費を払いに銀行へ。
窓口でおじさんがなぜか一桁間違えている。
私が出したお金を見ながら「はは、1桁間違えたね。どうりで多いと思ったよ～」
おいおい、大丈夫？
これが所謂お堅い職業の人たちですからね・・・
これぞイタリア。

さて、昨日はQuestura（警察署)に出頭。
イタリア事情に詳しくない方も読んでいるようなので(帰国中、友人に「専門用語(イタリア語)が多すぎて分からない」と指摘されちゃいました・・・）
こちらの事情と私の潔白を説明いたしますと、出頭したのはPermesso di soggiornoという滞在許可書の延長の為。
現在学生用の滞在許可証でイタリアに滞在しているわたくしは、毎年延長の手続きが必要。
大学が10月から始まるということもあって、大抵切れるのが夏休み中。
昨年は8月末だった為、それにあわせて短期間の滞在になってしまった。
今回は、継続の申請を郵便局で済ませ、出頭日が戻ってくる後ならいいなぁ～と思っていたら、なんとイタリアに戻る日の翌日～ってあんた、ホント強運！！

さて、とにかく毎年待たされるので、今年は予約時間の10時、とは行かないまでも、30分前に出頭した。
すると既に受付番号の配布が締め切られていた。
何～と思って慌てて取り乱したりはもちろんしません。
もう何回こう言うことがおきているか。
係りの警察官に「１０時の予約なのに番号ないの？」と言うと、ちゃんとナンバーをくれた。
２３５！！
この時点でなんと49
あ～あ2時間以上は掛かるわ。
1時間に50人くらいしかさばけないようなので、買い物に出た。

こちらに戻ってから食欲があまりない。
日本に戻ってすっかり胃が日本モードになってしまったからかな？
とにかく食べたいものが浮かばない。
軽いものがいいなぁ。
結局もやし、にらを買ったのでレバーを買って帰った。
更に途中初ジェラート（正確にはグラニータ）

pesca&limone(桃＆レモン)
これでも食べなきゃやってらんね～よ。（失礼！)
帰国中、ジェラートネタに関してあちこちからご意見を頂きました。
これからもおいしいジェラートを食べまくります！！おいおい

一度家に戻って再度Questuraに戻っても、100番台に入ったばかりだった。
結局私の番号が来たのは1時過ぎ、3時間半待たされた。
これで問題がなければいいのだが・・・
それが今回は問題があった。と言っても解決策が簡単なのでいいのだが・・・

Questura特にこの移民局は、国の底辺。
海外で生活する外国人はどこでもそうだというけれど・・・本当に厳しい。
何も悪いことしていないのに・・・年々増える中国人に圧倒されます。
普通は２回で済むのに、今回は最低でも３回出頭になってしまった。

まぁ問題は重くないので、晴れ晴れとして向かった先はDuomo(大聖堂)
７日だと勘違いしていたけど、８日はTerrazza(テラス)の無料開放日。
去年は調度ここに上がった時、ゲリラ豪雨がやってきて、恐ろしい目にあったけど・・・

Terrazza di Duomo(大聖堂のテラス)

時間も時間、天気も良かったので、下より上で待たされた。
来年は多分この時期はFirenzeにいないので、ギシギシする体を引きずって上ってきた。

そんな感じで家に帰ってきて、広げたスーツケースを片付けたら、５時ごろ睡魔に
ちょっと横に・・・と思って気がついたらなんと夜中の０時を過ぎていた。
お腹すいていたけど、そのまま寝た。
さすがに今朝は５時に目が覚め、早めに朝ごはんを食べて活動開始。
それでもなんとなく食欲がわかない私のお昼ご飯は

ローマの空港で待っているとき、どこからともなく香っていたうルッコラが異常に食べたくて。
本当は先日パスタ教室で食べたリコッタの燻製を探しに行きつけのチーズ屋さんに。
やはりここにはなかった・・・ということでペコリーノだけ買って帰った。
帰り道、待てよ、ルッコラとペコリーノだったらBresaola(ブレザーオラ：ロンバルディア産の塩漬けの牛肉に赤ワインと香料を加えて熟成させた食品)
ということで、途中まで来たのに引き返した。
チーズ屋おじさんに「何忘れたの？」と笑われた。

こうしてこちらの食べ物を食べることで少しずつ元のペースに戻って行くんだと思っている。
しかし、こうしている間も睡魔が・・・
寝てはいかん！！