イタリアの泉

今は日本にいますが、在イタリア10年の経験を生かして、イタリア美術を中心に更新中。

心に栄養

2011年04月12日 15時58分02秒 | 近況報告

昨日までは半袖でいい、というくらい暑かったのに、天気予報が大当たり。
例年並み、20度前後まで気温が下がった。

ぼ~としています。
というか待っています。何を待っているか・・・
1時間後授業があります。
でもこれを待っているわけではなく、この隙間の1時間ぼ~としているだけ。
ちょっと休憩、いや、頭では色々考えています。だからじん麻疹がでたのかな?

あと1歩。
明日には皆さんに私たちが何をしていたのかお伝えできますよ。
楽しみにしていてくださいね。

日本のために微力ながらお手伝い、と始めたこのボランティアで、ようやく「私が出来ること」を発見した気がします。
この企画を日本にいる友人に話したところ、彼女から素敵な言葉が帰ってきました。
正確には彼女のおじい様が言っていた言葉だそうですが
「物は奪われるけれど、頭の中にいれたこと(=学んだこと)は誰にも奪われることがない」
今回の震災で物質的豊かさは、もろくも崩れ去ってしまった。
でも、今までは全然築気がつかなかったものを再確認した。
それは祖国を思う日本人の心、優しさ。

このおじい様の言葉を聞いて育った紅子さん曰く
心の豊かさは、私は『育む』ことがないと、いけないとおもいます。
だからこそ、芸術は必要だと思うし、なくならないんだと思います。

心に栄養をあげてください。
イタリアから、傷ついた日本に、心の栄養を届けます・・・よ。



最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
わぁ~ (紅子)
2011-04-14 00:21:16
祖父の言葉を、ありがとうございます。
祖父は、戦時中満州にロシア語の通訳として働いており、終戦の時は前妻と娘を帰路で失い、
命からがら何とか舞鶴の港にたどり着いたとか。。。
だから、本当に苦労した経験から出た言葉なんですよ。
会ったことのないおじいちゃんですが、母から聞くおじいちゃんの言葉はいくつかあり、どれも真理を突いているものばかり。
祖父は亡くなっても、その言葉たちは世代を超えて、今、彼のひ孫にまで語り継がれています。
返信する
無許可でごめんなさい (fontana)
2011-04-14 05:43:03
紅子さん
許可なく載せてごめんなさい!本当に先人の知恵はすばらしいです。物は残らなくても、こうしておじい様の心はず~と引き継がれて行くんですよね。
返信する

コメントを投稿