12日、NHkEテレの「グレーテルのかまど」で「クリスマスを飾る チェコのペルニーク」をやっていた。
今のマイブームは世界のクリスマスのお菓子とチェコ。
というわけで見るでしょ、これ。
ちなみに来週はNapoli(ナポリ)の「ストゥルッフォリ」だから、もう予約しておいた。
詳細:グレーテルのかまど
ペルニーク(perník)とはなんぞや?
写真:https://www.nhk.jp/p/kamado/ts/VNWVWYKX3Q/episode/te/QN58W3WM7Z/
英語ならジンジャーブレッドらしい。
メーゼシュカラーチ(mézeskalács)もジンジャーブレッドらしいのよねぇ…
ちなみに、ジンジャーブレッドは #ハンガリー語 では「mézeskalács」といい、発音は「メーゼシュカラーチ」です。「mézes」は「蜂蜜の」という意味で、「kalács」は「ミルクパン」を表します。ところで、ジンジャーブレッドは食べることだけではなく、よくクリスマスツリーにも飾られます。 pic.twitter.com/K2uytoHqto
— パラノビチ・ノルバート 駐日ハンガリー大使 (@HUNBASSADOR) December 15, 2020
はて?どんな違いがあるのでしょうか、大使?
これ、ハンガリー以外のクリスマスマーケットでもよく見ていたので、まさかハンガリー名物だとは思わなかった。
14世紀初め(最古の記録は1335年)から作られていて、どのお菓子もそうだが、スパイスが高価だったため、このクッキー(パンなのか?)も貴族や聖職者の口に入るだけだったようだ。
19世紀頃までは木型を使っていて、郊外にあるMuzeum perníku a pohádek(ペルニーク博物館)にはその木型が保存されているようなのだが、テレビで見たのは素晴らしかった。
例えばこれ。
これは
”ねんねこの赤ちゃん。中央ヨーロッパ全体で使用される、最も一般的なモチーフの一つ。19世紀には、ねんねこの赤ちゃんを象ったジンジャー・クッキーは、出産、結婚のお祝い品としてよく使われていました。
またクリスマス、新年のシンボルとしての役割も果たしており、子供のおもちゃとしても使用されていました。”
”押し型は、作成された当時の社会生活、宗教生活を反映する正に芸術作品です。モチーフとしては、オーナメント、職人作業、美しく装飾された法衣、聖人の姿、為政者の肖像などがあり、恋愛をテーマとしたものもしばしばみられます。”
(引用・写真:https://www.ceskykrumlovoriginal.com/en/-/11/)
写真:https://www.pernikova-chaloupka.cz/tema/tema.phtml?id=11789
テレビで見たのは「キリスト磔刑図」だったと思うけど、こちらもすごいな。
和菓子の木型を使っているけど、こちらはとにかく細かい。
今は大量生産するため、抜型を使っているというが、こんな芸術的なものもあるという。
今はこうしてアイシングを使って鮮やかに。
写真:https://www.pernikova-chaloupka.cz/tema/tema.phtml?id=11789
「中世の人が見たらびっくりよ!」(ペルニーク博物館の人のコメント)
実際ペルニーク博物館に行った方のブログはこちら。
こちらの「ペルニーク博物館」は本物の博物館なのだが、プラハ市内には「Gingerbread Museum(ジンジャーブレッドミュージアム)」というお店が有って、色々なかわいいジンジャーブレッドを販売しているらしい。
プラハ城に向かう坂の途中にあるらしいが、記憶にないなぁ。
アイシング体験も予約すれば出来るらしい。
http://www.gingerbreadmuseum.cz/en/home/
参考:https://co-trip.jp/article/126258/
ペルニークについて、日本語の情報が少ないからイタリア語でチェック!
ペルニークは北・中欧のジンジャーブレッドのファミリーで特徴は焼く前に黄身を塗ってテカテカにしたり(焼き上がると茶色になる。)、赤、緑、黄色など食用の色をちょっと足して焼いたりする。
焼き上がると本物の雪が付いているような白い装飾を施す。
ジンジャーブレッドは既に13世紀には作られていたが、16世紀には製造に携わるギルドが出来、一年中作られるようになった。オランダのスペキュラース(speculaas)のように木型を使って作られていた。
このスペキュラースはオランダやベルギーでミラのニコラオスの日(オランダでは12月5日、ベルギーでは12月6日)に食べられるクッキーの一種だということなので、これでもう1つ世界のクリスマスのお菓子を発見!
また食べる楽しみだけではなく、ツリーに飾ったり(飾っているうちに湿気を帯で美味しくなるとテレビでは言ってたけど)、アドベントのろうそくを飾る台にも用いられている。
写真:https://medovniky.artmama.sme.sk/adventne-svietniky
なかなか奥深いなぁ、チェコめぇ…
とほほ、ちゃんと調べてから行くべきだった。
また行くか、と軽く言えないのがつらい…
参考:https://www.cakemania.it/
12月18日のPresepio(プレゼピオ)
今日は座っているラクダでした。
私は、クッキーを玄関のリースにぶら下げていたら、湿気で柔らかくなって落ちてしまいました
初めまして。コメントありがとうございます。
確かに日本の湿度には弱そうですよね。
ブログ拝見しましたが、おいしそうなお写真がいっぱい。私はもっぱら食べる方が専門です。
是非また覗いてください。よろしくお願いします。