大三島へは、この木に会う事も目的のひとつです。
なんと、樹齢2600年!
大先輩です。
大山祇神社の宝物殿も凄いです。
向かい合って陳列している源頼朝、源義経の鎧。
別館の木曽義仲の鎧。
意外と華奢な、鶴姫の甲冑。
弁慶・義経の薙刀など、刃こぼれの痕跡・・・人を斬った証拠だったり・・
館内に入るなり息を呑む迫力、今でも武将達の息吹を感じる事が出来ます。
樹齢2600年で驚いちゃいけません。
もう、枯れているようですが、こちらは、樹齢3000年。
このようなものを前にすると、敬虔な気持ちになるから不思議です。
しかし、其処は生き物のいいところ。
枯れても、種は違うかもしれませんが、新しい命を育んでいるようです。
この幼木にとって、かなり贅沢な揺り篭のように思えます。
数十年後、どのように育っているのか、とても興味があるところですね。
さて、大山祇神社を出て来島海峡大橋を目指します。
断らなきゃなんないのが、海峡大橋までは車での移動です。
一緒にドライブもサービスのうち・・・
当然です、パパなんですから・・・
到着後、申し込みをして、貝ずくしの海鮮BBQ。
車族を尻目に、ビールを頂戴します。
綺麗な景色の中、新鮮な食材でビールを呑む贅沢・・・はまってます。
食べている間も、自転車を組み立てている間も、1号は、ずーーっと
「いいなぁ~、パパだけどうして~?」とか
「一緒に行っていい?」とか とても可愛いことを言って後ろ髪を引っ張ります。
「補助輪取れたら、一緒に行こう」で、納得したようですが・・・楽しみが増えました。
1号2号に見送られ出発したんですが、上りきる途中残念な人達がいました。
船の航行を守る事で船上の命を守っている灯台に、よじ登るサイクラー2人。
旅で最も達成すべき目的は、無事に帰宅する事です。
これからは、良識の上に冒険心を置いて欲しいものです。
怪我無く降りられたでしょうか?
さて、橋の端で1・2号が乗った車を待つことにします。
結局、車の後部写真しか撮れませんでした・・
なんか、時間を無駄にした気分だったり・・・・
今治港に到着したのは14時20分頃。
電話中の窓口の女性を急かす格好になってしまったのが災いしたのか、
「郵便船なので、自転車は載せられません」との事。
バラして手荷物にする気も起きないので、16時の便まで待つ事になりました。
この時点で、尾道到着は19時20分の予定。
宿に電話して了解を取ります。
今治城を一周しても時間が余り、今治風の焼き鳥屋さんに入っても長居しそうで怖くて入れないし、しょうがないので乗り場で呑む事にしました。
そんなこんなで船に乗り、終点の土生で乗り継ぎの船便を4~50分待つんですが、この建物の中にある店のイカ焼きが美味しいかったんですよね。
空腹だったので、尚更です。
(しかし、一日何本呑んでるんだ?)
ついでに、キャベツ焼きも・・・・ソース多目の注文
1枚200円×2枚 ビールは350円 〆て750円で大満足たぁ、安上がり。
尾道に着いてみると、既に夜。
意外と分かり難いところに旅館栄屋さんがあります。
近くに在る筈なんですが、どうしても行き着けない。
しょうがないので電話したら、御主人が迎えに来てくれました。
自転車もロビーに入れてくれ、安心安心。
ざぶっと風呂に入ってから、サクッと食事に出る事にしました。
知らない街なので、ワクワクします。
注意しなきゃなんないのが、門限は22時ということ。
で、近くで済ますことにしたんですが、入ったのが居酒屋〝五百円〟というお店。
ヒラメの刺身と小ぶりのステーキが、美味しい事。
門限を考えると、モタモタしていると1件で尾道の夜が終わってしまいます。
さっさと切り上げて徘徊を始めると、目に付いたのが〝スタンドバー〟・・・
ドアからはカラオケの歌声が聞こえてくるのに、スタンドバー?
立ち飲みの店ではなく、カラオケスナックのようなお店らしい。
佐世保であったよね、〝じゅうたんパブ〟だっけ?
靴脱いで上がるとこ・・
で、近接しあった場所に在る2件のジャズBarのうち、ドアから聞こえる声が静かなほうのお店に入りました。
それが、洋酒喫茶『ロダン』
入り口からは想像が出来ないほど、中が広いんです。
蓄音機や貝殻がディスプレーされていて、呆気にとられてしまいました。
1人でカウンターに座り、ママさんとおしゃべりです。
今回の旅の事、ママさんの子供時代、ほんと楽しい有意義な時間が創れました。
多分、この店、凄いお店のような気がします。
それに、いつの間にか、カウンターには可愛らしい女性・・・
そして帰り際、思わぬプレゼント。
オリジナルなのか、貝殻のキーホルダーとスタンプカード。
一期一会のつもりで時間を楽しんでいたら、次に来る『縁』を頂きました。
凄いのが、メイカーズマークのバーボン。
多分ダブルの量が入っているものを2杯呑んだのに、お会計、なんと2千円。
楽しい時間と豊かな胸の内と比べると、なんて安いことか。
是非にでも、また、寄らして頂きます。
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