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間道とんぼ玉

とんぼ玉には色々な技法がありまして、オットのGUREはレース棒やモザイクを得意としているのに対し、あたくしは点打ちと引っかきの技法をよく使います。それも一つの玉の中にうるさいほどたくさんの色・柄を入れたものの方が、私の個性が良く出ていると言われています。
一昨年あたりから時にはすっきりとしたシンプルな玉が作りたいと縞模様にはまって

今はチェックのような柄を試行錯誤しています。

縞よりも色をたくさん使っているので、私らしさが出ているような気がします。

縞や縦横の格子柄など直線の組み合わせで作られた柄は「間道」と呼ばれ、茶道具を包む名物裂に「○○間道」と名付けられたものが多くあります。これは 斑駒間道 といったところでしょうか。

とんぼ玉の技法で、線を乗せてから引っかく矢羽模様などは、線が歪んでも途中で切れても、なんとか誤魔化しがききますが、この間道はミスが目立つ事といったら!
普段の玉よりも時間をかけてゆっくりと弱火での作業、集中力が必要です。そして私にとって一番大切な色の組み合わせ、何本も何本も、少しずつ色を変えながら細引きを作って玉に乗せて試して・・・冷めてから確認してがっかり、な事も。
余りに囚われて、図ったようなキチキチの玉は見ていて疲れますが、手を抜いた玉というのも品がありません。緩みを残しつつキッチリと仕事した玉を目指して、精進精進!流行の技法とは程遠い、地味~な玉かもしれませんが、これがわたくし。

9月の展示会、名古屋丸善と銀座ギャラリー田中に向けて、一品でも納得の出来る玉をみな様にご覧頂けますように、試行錯誤の日々を送っています。
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