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重陽の節句

今日は9月9日、重陽の節句です。
銀座・ギャラリー田中でのグループ展が今日から始まりました。GURE父ちゃんを飛行場に送った帰りに、菊を買いました。

煤竹の鉈籠に飾りました。二十数年前に伯母のお友達から頂いた、お気に入りの花入です。古い家に住んでいた頃にはよく吾亦紅や萩、尾花、リンドウなど、家の周りに咲く秋草を入れて楽しんでいました。
我が家の真新しい白い壁には似合わないような気がして、3年間、時々取り出しては使わずに仕舞っていました。今日は思いついて漆の板を背にすると、しっくり収まってくれました。
漆の職人さんが仕事に使っていた板だそうで、器を乗せた部分だけ木地がそのまま残り、無作為の不思議な文様になっています。籠、焼物、ガラス・・・ 色々な花入を優しく受け止めてくれるような気がします。



重陽の節句は又の名を菊の節句。菊を飾るのはもちろん、菊の香りを移したお酒を楽しむ習慣などもあったとか。漆板の足元が寂しいので、伊万里の酒器を飾りました。



名古屋の土産に川口屋さんで購入した、菊のお干菓子で一服。お茶碗は瀬戸焼・水野教雄氏の練り込み茶碗です。
私は今は表千家のお稽古に通っていますが、流派が変わって一番びっくりしたのが、お茶の点て方が違う事。泡をたくさん立てずに、こんな風に「島を残す」そうです。慣れてみるとお茶の味がしっかりと感じられて、これもまた美味しいです。
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