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余情残心

社中の先輩方がお揃いで彦根を旅されたそうで、
今日のお稽古は埋木舎、井伊直弼のことなど、
お土産話で盛り上がりました。

井伊直弼と言えば歴史で習うのは「安政の大獄」
そして桜田門外での暗殺。
あまり良いイメージではありませんが、
茶人としては「茶湯一会集」を著し、
一期一会という言葉を広めた人でもあり、
居合など文武に秀でた、聡明な人物だったようです。

井伊直弼の言葉として特に有名なのが、
「独座観念」「余情残心」
お客様が帰られた後も、亭主はバタバタと片付けたりせず、
もうどのあたりまで帰られただろうかなどと、
静かに思いを馳せて、独り座って茶を立てる、
というような事を説かれているそうです。

残心、あるいは残身という言葉は、
剣道や弓道などの武道にも良く使われるそうです。
最後まで気を抜かずに手先足先も神経を行き渡らせる。
茶事が終わった後の事だけでなく、手前にも言えることですね。

日常生活においても、心に留めておきたい言葉です。

今日の着物は木綿(麻混?)の絣に、独鈷ではない博多の帯です。
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コメント
 
 
 
もう、単も終わりですね (あんぱんだ)
2008-06-24 13:27:00
あんぱんだも、最近の連ドラで着物を洋服感覚で着ているのを見て、触発されていました。
「絽」や「紗」は持っていませんので「浴衣」で日常を過ごしてみようかな・・・と思案中です。
 
 
 
相変わらず (るり)
2008-06-24 15:37:23
綺麗な着こなしですねぇ。
私は着物を着ないので着物のリメイク物に最近ははまてます(^_^;)

ところで
10月の富山はなにがお薦めですか?
滞在はおそらく2泊3日となりますがお会いできるといいですね。
それもそうですが、試合会場にも長居できるよよいなぁと娘に今後の努力を期待しています。
せめて2回戦くらいはいきたいものです。
残心(身)は剣道でもとても大切なものです。
残心がなければ1本になりません。
気剣体が揃ってはじめて1本になります。
とんぼ玉の制作もそれに通じるものがあるのかもしれないなと思う次第です。

GUREさんによろしく~~(*^_^*)
 
 
 
薄物の季節 (ふちこま)
2008-06-24 20:41:00
あんぱんだ様、
お部屋でのくつろぎタイムには、
浴衣も良いですね~。
でも、猫ちゃんの毛だらけになってしまうかしら?
 
 
 
Unknown (ふちこま)
2008-06-24 20:48:37
るり様、
和布のお洋服には、とんぼ玉が似合いますよね!

火星人さんの勇姿、楽しみにしています。
10月のお勧めを、探しておきますよ~。
今日は私も午後から「残心」を意識して、
玉を巻いておりました。^^
 
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