とんぼ玉・ガラスの装身具、盆栽鉢を制作する
ふちこまこと林裕子のブログです。
家族や趣味の事なども気儘に綴ります。
斑駒の戯言
子供の喧嘩
2008-07-23 / 家族
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(長いです、子育てネタにご興味のない方は、
読み飛ばして下さいませ。)
月曜日のこと。
息子(ISA4才)と近所のお友達(兄くん7才・弟くん5才)が
庭のプールで遊んでいるとき、ちょっとした口喧嘩になった。
子供同士の喧嘩なんて、大人が口を出すもんじゃない。
言い付けに来る子がいても、「あらそ~、仲良くね♪」なんて流して、
私は家の中で片付けをしていた。
しばらくすると「もう帰って!」と珍しく息子の怒った声。
兄くんが「帰ろうぜっ!」と弟くんを急き立て、
プールから上がる音と、「帰って」と繰り返す息子の声。
友達はタオルや着替えを慌しくつかみ、家へ帰って行った。
どうするのかな、と思っていると、
すぐに息子は、神妙な顔でプールから上がり、
「おかあさん、ISAくんが悪いんだ・・・
帰ってなんて、ひどい事を言ってしまった。」
私:そうだね、お母さんちょっと聞いていたけど、
帰ってなんて言われたら悲しくなっちゃうよね。
ISA:どうしよう?
私:悪い事をしたときは、どうするの?
ISA:ごめんなさいって。
私:言ってくれば?
ISA:でも、いいよって許してもらえなかったら?
怖い顔してやだよ!って言われたらどうするんけぇ?
私:そうだねぇ、ISAくんも怒っているときは、
すぐに許してあげられない事もあるからしょうがないよねぇ。
息子は下を向いて、考え込んでいた。
ふと見ると、お友達のタオルとシャツがある。
私はそれを袋に入れて、息子に差し出した。
「ほら、忘れ物だよって届けてあげな。それでさっきはゴメンねって。
怖い顔で許してくれなかったら、ゴメンナサイだけ言って戻ってきな。
そしたら母ちゃんがいっぱい抱っこして頭ナデナデしてあげっちゃ!」
息子はにやりと笑うと、
「・・・いいよって許してもらえたら?それでも抱っこしてくれる?」
私は笑いながら、「うん、良かったねって一杯抱っこしてあげる!」
息子はよ~ぉっし、がんばるぞ!とポーズを決めて、
袋をつかむとお友達の家へ走っていった。
5分後、にぎやかな笑い声とともに3人で戻ってきた。
「おやつを持って来ました!ジュース下さぁい!」
子供って面白い。子育てって楽しい♪
_______________________
子供の頃、私は謝るのが得意でなかった。
悪いのは自分の方だと解っていても、
素直にゴメンナサイがなかなか言えない。
息子はそういうところ、私に似ずに良かった。
保育所で遊んでいるときも、お友達と喧嘩になると、
どちらも悪い場合もよく自分から謝っている。
世渡り上手だな、と思う。
読み飛ばして下さいませ。)
月曜日のこと。
息子(ISA4才)と近所のお友達(兄くん7才・弟くん5才)が
庭のプールで遊んでいるとき、ちょっとした口喧嘩になった。
子供同士の喧嘩なんて、大人が口を出すもんじゃない。
言い付けに来る子がいても、「あらそ~、仲良くね♪」なんて流して、
私は家の中で片付けをしていた。
しばらくすると「もう帰って!」と珍しく息子の怒った声。
兄くんが「帰ろうぜっ!」と弟くんを急き立て、
プールから上がる音と、「帰って」と繰り返す息子の声。
友達はタオルや着替えを慌しくつかみ、家へ帰って行った。
どうするのかな、と思っていると、
すぐに息子は、神妙な顔でプールから上がり、
「おかあさん、ISAくんが悪いんだ・・・
帰ってなんて、ひどい事を言ってしまった。」
私:そうだね、お母さんちょっと聞いていたけど、
帰ってなんて言われたら悲しくなっちゃうよね。
ISA:どうしよう?
私:悪い事をしたときは、どうするの?
ISA:ごめんなさいって。
私:言ってくれば?
ISA:でも、いいよって許してもらえなかったら?
怖い顔してやだよ!って言われたらどうするんけぇ?
私:そうだねぇ、ISAくんも怒っているときは、
すぐに許してあげられない事もあるからしょうがないよねぇ。
息子は下を向いて、考え込んでいた。
ふと見ると、お友達のタオルとシャツがある。
私はそれを袋に入れて、息子に差し出した。
「ほら、忘れ物だよって届けてあげな。それでさっきはゴメンねって。
怖い顔で許してくれなかったら、ゴメンナサイだけ言って戻ってきな。
そしたら母ちゃんがいっぱい抱っこして頭ナデナデしてあげっちゃ!」
息子はにやりと笑うと、
「・・・いいよって許してもらえたら?それでも抱っこしてくれる?」
私は笑いながら、「うん、良かったねって一杯抱っこしてあげる!」
息子はよ~ぉっし、がんばるぞ!とポーズを決めて、
袋をつかむとお友達の家へ走っていった。
5分後、にぎやかな笑い声とともに3人で戻ってきた。
「おやつを持って来ました!ジュース下さぁい!」
子供って面白い。子育てって楽しい♪
_______________________
子供の頃、私は謝るのが得意でなかった。
悪いのは自分の方だと解っていても、
素直にゴメンナサイがなかなか言えない。
息子はそういうところ、私に似ずに良かった。
保育所で遊んでいるときも、お友達と喧嘩になると、
どちらも悪い場合もよく自分から謝っている。
世渡り上手だな、と思う。
コメント ( 18 ) | Trackback ( 0 )
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お母さんの愛情の深さに感動して涙が出ました。
そして上手なケンカができる良いお友だちがいて良かったですね。
お友達もみんな良い子たちだね。
小さな勇気の積み重ねが
子供の心を少しずつ強くして成長するのね。
心も身体もたくましく育っていくのでしょうね
ISAクン大きく成りましたねぇ~~
私は未だに素直に「ごめんなさい」が言えません…
ISAくん、なんて可愛い男の子なのでしょう!
ふちこまさんご夫妻の温かな子育てのご様子が
伝わって来ます。
小さな頃から、ご両親の温かな愛情に包まれて、
お友達とケンカしたり仲直りしたりしながら、
しっかりと遊んでいる子は、絶対にスクスク成長されますもの♪
あたしもそんなお母さんになりたい!!!
ていうか、ふちこまさんの娘になりたい~。
それでも抱っこしてくれる?のくだりでちょっと泣きそうになりました。
ふちこまさんもいさくんも、どっちも素敵!
「ISA」くんはなんて素敵なBOYなんでしょ☆
ワタシも「ゴメンナサイ」がへたくそでした。
今もへたくそです。
この日記を読んで、これからでもISAくんを見習おうかなって思いました。彼は決して「世渡り上手」ではないと思いますよ。
自分の気持ちにすぐ気が付いて実行に移せる、素敵な心の持ち主だと思います。
でも、「抱っこ」がニンジンってホント、可愛いですよね~
(もしかしたら、自分で自分に「ニンジン」ぶら下げたのかしら?)
ほのぼのしたお話、ありがとうございます。
いさくんは、お母さん大好き。お母さんも、いさくん大好き。だから今回のトラブルもハッピーエンド。
このまますくすくと成長することを祈っています。
何時かまた、いさくんに会える日がくることを願って
親バカながら、ISAは素直に育ってくれていると思います。#^^#
(頂いたコマはまだ回せませんです。^^;)
>小さな勇気の積み重ねが-
そうですネ! 今回の小さなトラブルは、
3人にとっていい体験になったと思います。
この先の彼らの成長が楽しみです♪
兄弟がいると毎日喧嘩で大変って聞きますが、
うちは一人っ子なので、年上のお友達にもまれるのは、
貴重な体験ですよねー。
大きくなったでしょ?
またいつかお会いできるといいですね♪
うちの子育ては、私が甘すぎるところを、
父ちゃんがビシッと厳しくしてくれて、
二人でちょうどバランスをとっています。^^
可愛くて、可愛くて~。
甘やかすのは子のためにならないと解っていても、
一人っ子なのでつい手を掛けすぎてしまう部分も多いです。^^;
いやぁ、ゆかぽんも立派なお母さんです。予想以上に!
いつもブログを楽しみにしていますよ~。^^
でも、そんな大きな娘はい・ら・な・い!(笑)
抱っこがニンジン、本当に可愛いです。
あと数年で、人前で抱っこされるのは鞭になるのかな?
そしたら、げんこつの代わりに、
「お友達の前で、抱っこしてチュ-しちゃうぞ!」
と脅そうと思います♪
ご覧頂いておりましたか、有り難う御座います。
ISAもおひげのおじいちゃんが大好きです。
またお会いできますように!^^
喧嘩をしても途中で止めてしまう時もあるので、
子ども達は不完全燃焼ぎみです。
私もどっしりと構えて、ふちこまさんのような愛情に溢れた接し方を子どもにしないといけないなぁって思いました。
兄弟がいたら良かったなー、と思いますが、
毎日喧嘩の連続で、お母さんは大変ですよね。
複数のお子様を育てているお母さんたち、
本当によく頑張っていらっしゃると感心しています。
私の育児モットーは、「自分に甘く!」
どんな場合も一長一短、100%の育児など無いのだから、
母である私がなるべく笑っていられるように、
精神的にも肉体的にも無理をしない、
なるべくラクに楽しんで、と思っているんですよ。^^
なので、経験と技術を残すことにしています。
あたくしの親父ってのがそれは厳しい人で、未だ蟠りがあるくらい礼儀作法を仕込まれました。
おかげで儒教の国だろうが白人の国だろうが階級社会だろうが、挨拶と食事の作法だけはばっちり通用します。
「ごめんなさい」「こんにちは」「ありがとう」
世の中で生きるには、この順番で大切です。
バカに育てられたバカだらけの昨今、きっちり謝れないがために
全てを失っちゃう間抜けの多いこと多いこと。
テレビ見ながら「ああ、こいつは親父の子だったら殴り殺されてるな(笑)」
なんて楽しんでます。
「誤りを正すに憚る事無かれ」
これ、鉄則です。
相手にきちんとわびられた時の爽快感を、皆さん知っていますか?
お詫びをするってのは、そういう思いを相手にしてもらうことだと思います。
逆に言えば、あたくしは謝るべき時に謝れないような気狂いが大嫌いです。
そんな下卑た奴が身の回りにいるのは耐えられません。
遅くに親となると、子供に求める「共存の掟」もきつくなります。
それが、嬉しい事に地元で通用します。
謝らないのはカッコいい、挨拶しないのはCOOL、なんてのは
富山に来ないで下さいね。