不動産を購入するご予定がある方が知っておきたい書面といえば、なんといっても重要事項説明書です。
不動産を購入するご予定の方へ向けて、重要事項説明書をわかりやすく解説しましょう。
重要事項説明書とは、売買後に争いになることを防ぐために作成される書面
重要事項説明書とは、売買契約が締結される前に不動産業者が作成する、その不動産の現状などが記された書面です。
重要事項説明書には、以下などの重要なことが記されます。
- 土地を購入する場合は建築できる・できない、建物を購入する場合は建て替えできる・できないなど、その不動産が法的に受ける制限
- 上下水道や電気、ガスなど、その不動産に引き込まれている生活に欠かせない設備の状況
- マンションを購入する場合は、そのマンションが建つ敷地を利用する権利に関すること
- 中古住宅を購入する場合は、その建物の傷み具合などに関すること
- 売買契約を解除する方法や、解除した場合に支払う違約金に関すること
以上のことなどが重要事項説明書には記され、その内容に同意すれば同書面に署名捺印し、その後に売買契約を締結します。
重要事項説明書に署名捺印しつつ売買契約を結べば、重要事項説明書に記されていることを全て了承した上で不動産を購入したことになります。
つまり、重要事項説明書とは、不動産が売買された後に、売り主と買い主、仲介した不動産業者などが「言った・言ってない」「聞いた・聞いてない」などと争いになることを防ぐために作成される書面というわけです。
そのため、不動産を購入する際は、重要事項説明書の内容に隅々まで納得した上で同書面に署名捺印することが大切となります。
重要事項説明書の詳細は、私が運営するサイト「誰でもわかる不動産売買」の「重要事項説明書とは？不動産売買の重要事項説明を解説」にて詳しくご説明中です。
同コンテンツでは、不動産を購入する場合における、重要事項説明書に署名捺印するタイミングなどもご紹介しています。
お時間のある方は是非ご覧ください。それではまた次回の更新でお会いしましょう。「わかりやすく解説 | 不動産のあいうえお」でした。
