余暇Hike気分

「起きチョッた~?」退職後の生活を楽しんでる私は娘からの電話に応えます。「起きチョるよ~!」

(続)テレマンサロンコンサート in 伊丹

2014-11-29 | 音楽

  2014年10月19日(日)、テレマン室内オーケストラによる、テレマンのバロック音楽の宴vol.22 ~時代を超えた奇跡の親子~『二人のバッハ』を聴いて気持よい2時間をすごし、名残惜しい気持のまま、すぐ隣の市立美術館・柿衞文庫に移動しました。
昨年行ったときには工事中で閉館されていた柿衞文庫で、今年は芭蕉生誕370年記念の『芭蕉』が開催されていました! 柿衞文庫開館30周年ということで開館から今日までの「30年間の新出作品を中心に」と銘打たれた作品展でした。
  芭蕉さんの直筆を初めて目の前で見ることが出来ました!! そしてその達筆に驚きました!! 俳句が詠めただけではなかったんだと、いまさらながら驚嘆いたしました。

山家雨後月 はせを  月はやしこずゑはあめをもちながら
 〔不耐火〕みのむしのねを聞にこよくさの庵  〔芭蕉〕〔桃青〕
芭蕉  なをみたし花に明行神のかほ
 はせを  このほたるたごとの月にくらべみむ

今回展示されたすべての作品が掲載されている柿衞文庫発刊の  を買いました。

え! 直筆!? 直筆! と・・・ 聴いたばかりのバロック音楽の上に、また高揚の気持が塗り重ねられる(^^。 テレマンさんの音楽を聴くのと同じく、書も写真に撮ったものではなく 生 にはどきどき感じるものがあるものなんですねぇ・・・。


ホテルに戻って いな乃 で夕食「古織」


勧められるままに   いただいた深秋三献

どちらも柔らかくて香りがよく大変おいしゅうございました

**  **

翌日ざっと伊丹の街を一巡りしました。 以下、街角の様子を写真にて・・・


老松丹水 銘酒には良い水がつきもの、その水を求める人で行列が出来ています。


途中街なかで見かけ、立ち寄ってみた 「描の会作品展」

水彩で伊丹の街が描かれていました。 こんな絵が描きたかったのよね・・・・
絵画教室の友達と二人なのでしっかりスケッチブックは持って行ったのですが、
友達「こんな街中でスケッチブックなんてよう出さんよ~」
私「え~?出さんの~、なら私もやめた~~」 ってことで描かずじまい(^^;;


俳句とお酒の街 『伊丹』 の街角

左: 「来い来いといえど蛍がとんで行く」 (鬼貫8歳の時)
中: 「咲くからに 見るからに 花の散るからに」(鬼貫)


宇部にならって^^? 最近は彫刻も街角に増えているらしい。

  前に酒家ありて 菊のしたゝりを流し
  後に松高うして 古城の昔を見す
       おにつ羅
  月花を我物顔の枕かな (参考 伊丹の歌碑めぐり:67 上島鬼貫)
春秋の花と月とをときならて見はてぬ夢の暁はうし 伊丹之親  .
(参考 伊丹の歌碑めぐり:44 伊丹之親) .

    あらきたし
  霜かれに 残りて我は 八重むくら なにはのうらの そこのみくつに
    荒木村重
  思いきや あまのかり橋 ふみならし なにはの花の 夢ならむとは
  (参考 伊丹の歌碑めぐり:45 荒木村重・たし)
手に取らば 消なむしら雪 はしけやし この白雪は わがこころ焼く  .
(参考 伊丹の歌碑めぐり:49 若山牧水)  .


樹齢500年の大楠、県指定天然記念物



← 伊丹郷町の大溝

酒蔵からの排水が主な用途
だったといわれる
伊丹郷町の大溝跡に再現された
「大溝」



官兵衛ゆかりの藤・後ろにちらりとみえているのが有岡城跡の石垣


もうすぐ有岡城跡


有岡城跡史跡公園に残されている「有岡城の石垣」 と 礎石建物跡・井戸跡


「史跡 有岡城跡(主郭部)」 
     についてのパネル  →


「有岡城跡」についての
伊丹市のホームページ
  



ぐるりと伊丹市内を散策した後タクシーで「伊丹空港」へ
空港を見て歩き、お昼を食べたのですが、
コンデジはリュックのポケットに入ったままコインロッカーの中!><!

空港からはリムジンバスで新大阪まで!!
ということで、ここでの写真はバスに乗り込んでからの4枚 ↓ のみ

「新大阪行き」に乗り込み 伊丹空港を出発



バックミラーに映ったリムジンバス社内

長い大きなバスに、私たち以外は3、4人ぐらいだったでしょうか。
目的地までノンストップなのでタクシー並み・・・ なのにおよそ30分の距離を500円!(^^*

リムジンバスで新大阪に着き、ここから新幹線で帰途につきました


こうして一泊二日のぜいたくな(^^*コンサート鑑賞の旅が終わりました

夕食用に買って帰った駅弁  と  お土産いろいろ


茸飯駅弁買ふて旅締める   ふじ

ではでは最後にチェンバロの音・・・?でも 

テレマンサロンコンサート in 伊丹



さて今日11月29日は、毎年ビデオで手伝っているK&Fダンス発表会の
リハーサル、 明日30日が本番です。
伊丹の続きも今日なんとかしておかないとまた来年になってしまうと思い
気合を入れて5時起きでアップにこぎつけました(^^。
この気合をもう少し続けないといけませんねぇ・・・・・




テレマンさんのサロンコンサート

2014-11-07 | 音楽
2014年10月19日(日)  会場は伊丹市の旧酒蔵!

  気分転換ならいっそのこと、思い切り贅沢気分に浸ろう!! とばかりに新幹線に飛び乗り、Telemann Salon Concert in ITAMIを楽しんだのは昨年のこと、嬉しいことに今年もそのチャンスに恵まれ、またまた素敵な生演奏に浸ってきました!!
  たしかに昨年 yoshiと、もう一度聴きたいね、とは言っていたのですが、話を聞いた私の友達の「わ~行ってみたい!」という言葉で、一挙に現実となり、今回は3人で行きました。

  会場も昨年と同じ、兵庫県伊丹市の旧酒蔵。 美術館や工芸センター、(財)柿衞文庫などのある文化ゾーン「みやのまえ文化の郷」というところにある旧岡田家住宅の酒蔵です。 この旧岡田家酒蔵(店舗・酒蔵)は国指定重要文化財となっていて、酒蔵は年代がわかり、現存するものでは日本最古のものだそうです。

  8時に家を出て、新幹線2時間、ホテルに荷物を置いて13時前には会場に着いていました。

あ、ロビーを横切っていく人 テレマンオーケストラの人だ!

↑ ビオラの姜さん と チェンバロの高田さん ↑ にチガイナイ 

  予約していたチケットを受け取って、開場まで45分もあるので庭に出てみたのです、が、ここで、畏れ多くもテレマンオーケストラの指揮者・オーボエの延原さんと言葉を交わす機会に恵まれることに!! 演奏者の控室らしい辺りから漏れ聞こえてくる楽器の音色を聞きながら、写真を撮ったり動画を録ったりしていると友達が手招きしている・・・・行ってみると、 
 (キャー!)と、心の中では動転していましたが何も言葉にはならず。 照れまんさんから聞いておられたらしく「ああ、山口県からの・・・ 何日か前も話したばっかりや」 などと言われるのを聞きながら、 素敵な演奏を楽しみにしています とかなんとか・・・しか言えなかった(><!



本当は、「素晴らしい演奏を聞かせてもらった去年に味を占めて今年も来てしまった。」 とか 「去年、アンコールで心にしみた曲(アヴェ・マリア、赤とんぼ、初恋)などの入ったCDがあると照れまんさんに聞いて、すぐに『星に願いを』を買ったのですが、 演奏家になるまでは画家になりたいと思われてたのですね!」 いえいえ、趣味で私たちが絵画教室に行ってるのとは訳が違うのは分かっていますが、とかなんとか・・・・
そんなぁやっぱり言えませんよね。 それよりなにより、 開演前の貴重な時間にお邪魔してしまってるという申し訳ない思いの方が勝っていて恐縮してしまいました。

春に買ったCD、表紙の絵も延原さん自らの筆!! : 延原武春…心のオーボエ 星に願いを
1 アヴェ・マリア  2 スター・ダスト
3 On the Sunny Side of the Street
  ~ティー・フォー・トォー
4 星に願いを
5 帰りたい  6 麦畑  7 先駆者
8 浜辺の歌  9 赤とんぼ  10 初恋
11 ラ・メール  12 パリの空の下
13 愛の賛歌  14 ヴェニスの愛
――「自己との対話」・・・ということで今回のディスクの表紙は私が描いた絵を使いました―― と、いうことです。
  以下、CD「星に願いを」に書かれている延原武春さんの言葉より。    .
・・・ 「喜び」「慶び」「悦び」「歓び」…一口に「よろこび」と言ってもさまざまな「よろこび」があるように思います。
・・・私たちはもちろん協会の主催コンサート以外のステージも踏んできています。 クラシック音楽に慣れ親しんでいないお客さんが、「コンサートっていいもんだな」と思える公演…日本全国の地方都市でそういった演奏を続けてきたのも「テレマン」の基本姿勢です。
・・・今回は5つのジャンルで構成しました。 日本の歌のほかに、スタンダード・ジャズ、シャンソン、韓国の歌、そしてロマンチックなバロック…それぞれに思い入れのある世界だと言えるでしょう。
・・・何も意識はしていなかったのですが、気がつくと五輪のあじさいを描いていました


この中で言われている 「クラシック音楽に慣れ親しんでいない人が、『コンサートっていいもんだな』と思える公演… を続けるのも「テレマン」の基本姿勢」 と言われる言葉に大いに甘えて、クラシックなんて何も知らないけどなんとなく好き、 というだけの私が今回のように贅沢をさせてもらっています。



  私が延原さんに会って固まってしまったなんて言うと、よほど堅苦しい人かなんて思われるかもしれませんが、全然真反対、ものが言えない? のは私の性格のせいで、延原さんはとても気さくな方で、通りすがりにロビーに座ってる私達に「いつこっちに着いた?」「大島?」と訊いてこられるほどなんです。 今ついたばかりで、大島ではなく私たちは宇部なんです・・・・はい(^^*

「開場までしばらくお待ちください」 13:00 ロビーにはそろそろ待ってる人が・・・

リュック 「僕、一番!! もう並んどくよ。」       .



   名はテレマン秋の酒蔵コンサート   ふじ
 
「二人の、と言ってるけど、本当は三人・・・ 最初の『管弦楽組曲 第5番 ト短調』は長男のヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ(1710~84)ではないかと言われています。」 と、演奏会は延原さんのあの親しみのある語り、笑いもありの和やかな雰囲気で進められました。

二人のバッハ ― 時代を超えた奇跡の親子 ―
2014.10.19(日)14:00
みやのまえ文化の郷 伊丹市立伊丹郷町館
旧岡田家住宅・酒蔵
◆PROGRAM◆
J.S.バッハ/管弦楽組曲 第5番 ト短調
J.S.バッハ/チェンバロ協奏曲 第7番 ト短調
J.S.バッハ/イタリア協奏曲 ヘ長調
【休憩】
C.P.E.バッハ/ヴァイオリンソナタ ロ短調
C.P.E.バッハ/オーボエ協奏曲 変ホ長調
*******
指揮・オーボエ : 延原武春 
チェンバロ : 高田泰治 
ヴァイオリン : 浅井咲乃
テレマン室内オーケストラ

  生で聴くクラシック、しかもこんな目の前で演奏されてる・・・年に一度くらいこのくらいの贅沢は許してもらえるでしょう  と去年のことも思い出しながら、どっぷり浸らせていただきました。
特に今年は、 『チェロって、こんな大きな音が出てるんだ!』 と新鮮に感じました!! たった1台なのに、ヴァイオリン、ヴィオラの5台に全然負ていません。 ヴァイオリンとチェロのおおらかに元気に交わされる会話、その中に、なにかちろちろ聞こえているのは チェンバロ・・・ バッハの時代はきっと自然を相手にお話でもしていたのでしょう・・・ 

休憩時間
チェンバロの調律 と チェロの曽田さんが次のために席を整えてるところ^^?

と言われても、なんじゃ~こんな写真で失礼(^^ゞ 

  去年のように「チェンバロってやっかいでしょ? しょっちゅう調律してやらんと・・・」 というような内輪話が聞けるのも楽しみの一つです。
今年は、「チェンバロは強弱の差がほとんどない、つけにくい!」というお話でした。
実際にチェンバロの高田さんに、強(ヂェンバロロ~)、弱(チェンパロ~~)と弾かせて、 「違いが分かりにくいでしょ?」
「ハイ、大勢口々に語りあってるところ」 ~♪♫~ 
「ハイ、次 一人でうたってるところ」 ~♫~ 
「こんな風に表現してます」 と聞かせてもらいました。  なるほどぉ・・・
それでこの微妙な差を聞きとらないで聴いてしまうと、なんとなく、のんべんだらりとした曲に思えてしまうのか!  と、チェンバロの特性をはじめて知りました!!
  ほかに 「2段鍵盤」とか「リュートストップ」 の単語はメモしているのですが さて、 どういうお話だったのか?? さっぱり覚えていません あは 

お疲れ様・・・ チェンバロ   と    コントラバス


自分の写真が思うようでなかったので yoshiから3枚借りました(><;
設定ミス?で、どれもこれもザラザラで ↓ がっかり・・・・


  あっという間に終わった贅沢な2時間、気持よく楽しく聴かせてもらいました
・・・余韻はしっかり胸に 持って帰りました  来年はどんな曲なんだろう・・・
みなさんはこれから沖縄へ行かれるのだそうで、 昨年は3曲聴かせてもらったアンコールも、今年は1曲で切り上げられました。 
昨日、一昨日も大阪でコンサートだったようで、連日お忙しそうです。

まだまだ 名残惜しい です  ウンウンわかる・・・


ここで皆さんに、音を流して雰囲気を味わっていただけないのが残念ですが、 かくして今年も 伊丹酒蔵での テレマン・サロンコンサート は終わったのでした。

「星に願いを」が受付のところに並べてあるのに気付いて
「これ、欲しい!」 と言って友達が買い、
私は咲乃さんのニューアルバム 「よろこびとかなしみ」を買って、

そのあとは、すぐ隣の 柿衛文庫で開催中だった
「芭蕉(30年間の新出作品を中心に)」を観たのですが、それはまた次に・・・ 



伊丹酒蔵コンサート!

2014-01-23 | 音楽
  昨年は春先から冬篭り、梅雨篭りを続けていたのですが、 お盆に来られたお坊さんの
旅行でもして気分を変えてならええ。」という言葉もあって、気分を転換するべく10月の終りに「テレマン」さんを聴きに大阪まで行ってきました!!

 聴きたくて伊丹酒蔵コンサート 


  気分転換ならいっそ、思い切り贅沢気分に浸ろう!! という気分になり、yoshiと都合の付く日時で探り、Telemann Salon Concert in ITAMIに白羽の矢を立てたわけです。
日本テレマン協会創立50周年特別企画として立ち上げられた記念事業のうちの一つで、「テレマン」はあの照れまんさんの「テレマン」です・・・ なんていう説明ではどこかおかしい・・・ですね?(^ー^)ゞ  それと、伊丹は大阪ではなく兵庫県でした!;;



  会場については、こちら 「我が町伊丹.jp」 にも詳しく載っていますが、「みやのまえ文化の郷」の一角にある『酒蔵』での演奏でした。


会場「旧岡田家住宅酒蔵」の表(平面図では下が「入口」です)


  開場までに1時間あったので、係の人に勧められて先に同じ敷地「みやのまえ文化の郷」内を見て歩いたのですが、開場の15分前になって戻って見ると、もう入場を待つ人の列ができていました。
入って見上げると立派な梁の見える ロビー代わりの土間
写真左奥の受付に並ぶ人たち、受付の奥が会場の酒蔵


 「会場での撮影禁止」の張り紙を横目で見ながら入場、赤いチェンバロとセットされた椅子を前にパイプ椅子が並べてあり、定員150~200名? の席はすぐにイッパイになりました。
はじめてのサロンコンサート!!  舞台のない酒蔵が会場で、座った場所は前から3列目。
こんな目の前でプロの方の演奏を聴けるなんて・・・(^^うふ誰が考えたの! ワタシワタシそんなわくわく気分のままのあっという間の2時間でした。


テレマンのバロック音楽の宴vol.21 テレマン vs J.S.バッハ
2013.10.26(土)14:00
みやのまえ文化の郷 伊丹市立伊丹郷町館
旧岡田家住宅・酒蔵
◆PROGRAM◆
G.Ph.テレマン/2つのヴァイオリンのための協奏曲 イ長調
G.Ph.テレマン/クラヴサンのための36のファンタジア より
G.Ph.テレマン/オーボエ協奏曲 ホ短調
【休憩】
J.S.バッハ/フランス組曲 第5番
J.S.バッハ/2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調
*******
指揮・オーボエ/延原武春 
チェンバロ/高田泰治 
ヴァイオリン/浅井咲乃、三谷彩佳
テレマン室内オーケストラ

  演奏はまず、プログラムにはない「テレマンの3つのヴァイオリンのための協奏曲」ではじまりましたが、これはテレマンオーケストラのテーマ曲なんだそうです。  それが済んだところで出てこられた 指揮・オーボエの延原武春さんの一声は、「指揮と書いてあるけど指揮者なんてホントはいらんのです。」 ?など? ホンマカイナ・・・と言うときましょ ・・・^
  そんな関西弁延原さんの穏やかで軽妙なトークでコンサートは進められました。

(パンフレットより抜粋)   .
(指揮・オーボエ/延原武春さんのこと)
指揮・オーボエ/延原武春さんのこと
テレマン室内オーケストラ


  延原さんについては、上のパンフレットでも紹介されていますが、
演奏する方も聴く方も喜ぶ、ステージから降りた演奏家、お客さんと同じフロアでの演奏、ということを徹底してやっていこうとした テレマンさん(1681/3/14 - 1767/6/25)に共鳴 して、テレマン協会を作ったんだと、「素晴らしき人生 a wonderful life 延原武春さん」 のインタビューの中で語っておられます。
  会場の酒蔵は 1715年ごろに増築されたそうで、そんな古い建物で、「その建物と同年代の音楽家、テレマンとバッハを聴く! 素晴らしい、うってつけの場所です。」 と続けられる延原武春さん。 そんな延原さんの話の端々に、音楽を愛してやまない心を感じました。
購入したCD2枚
「高田泰治さんのチェンバロ」と
「浅井咲乃さんのヴァイオリン」

  おかげで私のように音楽なんてよく分かりもしない者でも、「いいなあ」という気持だけで、ステージではない同じフロアの目の前で聴かせてもらえる。 演奏される曲を聴きながらこの初めてのサロンコンサートで、まんまとその延原さんの心に落ちてしまった!!

   秋光るオーボエ奏者の薬指    ふじ  光ったのはほんとに薬指(^^?だったかどうか?
   赤とんぼまるでうなずくやうにチェロ  ふじ  そのまんまや~^^でも曲名と分かる?

  前に照れまんさんが「NHK全国俳句大賞」を受賞されたときに、 「この人は元チェロの首席奏者だったらしい。」 と書かれたブログを読んだことがある。 そんなことを知ってた人はどなただったんだろう・・・ などと思ったことを思い出しながら、どっぷりと演奏に身を沈めました。
  ヴァイオリンもよかったけれど、まじかで聴くオーボエとチェロに感無量!!
どの曲も「知ってる」という曲ではなかったけれど、振り返ってチェロを見やりながらのオーボエの演奏、ほのぼのムードをそのまま気持よく聴かせていただきました。

「浅井咲乃さんのヴァイオリン」は
ヴァイオリン協奏曲ニ長調「ムガール大帝」と
ヴァイオリン協奏曲集「四季」が入ってます

  「チェンバロって世話がやけるでしょ? しょっちゅう調律してやらんと・・・」 「私もう50年になります。 そろそろ足洗わしてくれと・・・」 「私だけが残って、あとはどんどんメンバーも変わっていく・・・けれども、それなりにちゃんと進歩していってる。」
バッハとテレマンの話 の合間の延原さんの語りは、私たちを惹きつけたまま、贅沢気分を味わうには十分過ぎる時間を過ごさせてもらいました。 音楽ってすばらしい! テレマンさんやバッハさんの時代からずっと、同じ琴線を震わせてきた人間 ってすばらしい!!

  アンコールは、①「アヴェマリア」・・・だったと思う(G線上のアリア?) と、 ②「赤とんぼ」と、石川啄木の ≪砂山の砂に腹這い・・・に曲のついた ③「初恋」の 3曲でした。
いやいやいや、テレマン、バッハを聴いた後ではありましたが、最後にしっかり日本にもこんないい曲がある!! と思わせるじぃ~んとくる演奏・・・・ 親しみのあるこれらの曲で終わりとなりました・・・   ああ、もう終わってしまう・・・・
「日本テレマン協会」のホームページは、こちら
「コンサートスケジュール」のほか、「アーカイブス」には   .
照れまんさんの居られたころのものも残されていますよ

 「会場での撮影禁止」なので写真はあきらめていたのですが、終了するやみなさん、チェンバロを囲んで熱心に見たり、写真を撮ったり・・・・ ではでは私もと、大急ぎで撮った演奏後の会場の写真です。 コンデジで暗い部屋でブレブレですが、、、と言い訳しといて と・・・。

こんなところでの演奏でした。 みんなで余韻を楽しんでいます。

左手にあるのは、餅つき機ではなく 「酒搾り遺構
 
はじめて間近で見た「チェンバロ」 こんなに幅は狭いんだ~@@;

天上空間 ・・・私たちがうろうろしてるんで、、 じっと待たせてしまったらしい・・・

洗い場


「よかったねぇ・・・」 「途中、ショートコントもあって面白かったねぇ」 「え、あれコント?・・・」
「コントじゃないでしょう・・??」 「関西の人だから普通なんじゃないの?」 「お願いしたら一緒に記念撮影できたかもしれないね」 「また来たいね」 yoshiとそんな会話をしながら会場をあとにしました。  またいつか、行くような予感がする 。  

入口土間においてある樽 と 土間から見た 中の間

旧岡田家住宅酒蔵ゆかりの酒樽のようです




  岡田家住宅から出ると左手は、柿衞文庫(かきもりぶんこ)まで庭園になっています。
聞けば「伊丹」は、酒どころというだけではなく、俳句も盛んなところだというではありませんか!  柿衞文庫では俳諧コレクションを所蔵・展示することも、照れまんさんから情報を得ていたのですが、ネットで調べてみると、ちょうどこの期間は設備工事のため休館となっていましたし、「俳句歌留多」も完売となっていて残念・・・ 次回は柿衞文庫の開いてる時に・・・。

  開場前の待ち時間では、柿衞文庫前の庭園のほか、工芸センターでやっていた「栗本夏樹漆造形展」を見ました。 漆のことはなにも知らないのですが、剥がした樹皮や段ボール紙に施した作品もあり、そんな素材も使われてることをはじめて知りました。

以下は、開場前に見て回った「みやのまえ文化の郷」の様子です。

「みやのまえ文化の郷」の庭園


珍しい町民中心の自治制度だったことをもの語る近衛家会所に設置されていた石灯籠


美術館・柿衞文庫の入口(行った日は工事中のため休館でした)


柿衞文庫の名前の由来となったと言われる台柿(だがき)

へたの下あたりが台のように盛り上がっているのが特徴の珍しい柿だそうです
「柿衞」とは「柿」の木を「衞る(まもる)」というところからつけられたとか。
「柿衞文庫について」 より

****お***ま***け****

10/26 降り立った伊丹駅 駅自体が2階? そのまま陸橋で目的方面へ下りる!

俳句が盛んだと聞くと伊丹駅の空気までそれらしく感じられます(^^。


石畳 小西酒造(白雪)のブルワリーショップ(長寿蔵)の前

右は牧水の歌碑
「手に取らば 消なむしら雪 はしけやし この白雪は わがこころ焼く」

   初紅葉伊丹と名のつく酒買ひぬ   ふじ
   酒蔵を出て石畳秋の暮   ふじ


法厳寺の大クス                              .


ホテル



  伊丹は城下町だったようで、街を歩くとその名残りや説明が次々に目に入ってきますし、古き良き伝統と文化が息づき、石畳をはじめ町の風情はとてもいい! その気になってもう二度や三度、足を運んでみたい町です。
  甘酸っぱい郷愁のようなものを感じながら、今回目的だったコンサートを心に刻みつけて、翌日は次の目的地大阪へと移動し、万博記念公園やダックツアーで水陸両用バスに乗ったりしたのですが、それはまたいずれ・・・ということで、 今回は遅まきながら、すっかりサロンコンサートの虜になってしまった、昨年10月の やっとアップアップの巻 でした。



  このサロンコンサートに行く事に決めただけで急に気持ちが楽になって、 「じゃ、その前に周防大島に行ってこうか♪」 という話になり、急遽10月はじめに周防大島にも行ってきました。大島へはこれまで日帰りだったのですが、今回は一泊して、ゆっくりどたばた^^?また新しい素敵な時間を得ることが出来ました。 が、その話はまた今度、ということで・・・・(^^*




宇部市民オーケストラ定期演奏会2010/03

2010-03-21 | 音楽
 3月7日(日) 第12回宇部市民オーケストラ定期演奏会が開催されました。

  本番前日のリハーサルを聴いてみませんか!
  この誘い文句に、昨年、山口県交響楽団の一般公開練習を傍聴して、リハーサル見学の味を占めていた^^私は、喜び勇んで子供のyoshiと出かけました。
と言ってもこの日は、秋吉台の「野火の祭典」もある予定だったので、 どうしようと思っていたのですが、 運良く?雨天のため野火の祭典の方が延期になり、私にとっては好都合でした。

  リハーサルの傍聴という企画は、今回が初めての試みだったようです。
都合で、「ファゴット協奏曲」しか傍聴できませんでしたが、お蔭で団員の皆さんの少しラフな姿も見られ、見たこと(?)も聴いたこともなかった曲も、前もってチラリとでも聴くことができ、 親しみを持って本番を楽しむことが出来ました。 嬉しいことです。 傍聴者は決して多くはありませんでしたが、こういう催しはぜひ続けて欲しいです。

昨年の定期演奏会のCD (後援会員の特典プレゼントです)
 
(最後に挨拶された指揮の藤岡先生の声も入ってて・・・^^♪)


  傍聴を申し込んだときに、写真や動画の撮影はいいのか訊いたのですが、指揮の松下先生の事務所に確かめてくださって、写真ビデオともにオーケーということでした。
  当然のことですが、演奏に支障を来たさないように、
  フラッシュ禁、
  ピアノ・ピアニッシモ・パウゼ時のシャッター音禁
  オーケストラ専属の記録撮影にシャッター音が届かない席での撮影を

ということ。 私は日ごろもフラッシュ禁、シャッター音禁で撮ってるので問題なく、何枚か撮らせていただきました。

リハーサルの合間



  指揮の松下先生が、ときどき振り返って、二階の担当の方に音の調子などを確かめられるのですが、後姿ではない指揮者にどきどきどき^^。  ・・・写真は撮りませんでしたけど^^ゞ

・・・あそこはどういう感じで・・・・?

おれたちがナンで伴奏? な~んて思わないで(笑)
とにかく、ノリノリで行こうノリノリで!


  後援会会報に指揮者の松下京介さんが、「後援会の皆様へ」と言う一文を、寄せておられました。
「なぜ彼・ブラームスが作曲の手法の一つオルゲルプンクトにこだわったか」などと言う専門的なことはチンプンカンプンで、大変申し訳ないところですが><;
 「音楽が社会に対してできる貢献とは何か」「人が人らしく幸せに生きる、という事はどういう事なのか」という考えなど、かなりはっきりしたメッセージを持って活動しておられるようです。 「拝金主義になりつつあるこの世の中、・・・国(地域)、民族、宗教、文化、といった様々な見方での尺度があり、その中での生き方や評価があったはず・・・」という考えには共感を覚えました。


゜・'..:*:・♪゜'..:*:・゜'..:*:・♪゜'..:*:・゜'..:*:・♪゜'..:*:・゜'


第12回宇部市民オーケストラ定期演奏会
日時  2010(H22).3.7(日)
場所  宇部市渡辺翁記念会館

指揮  松 下 京 介
ファゴット 永 江 恵 子

(プログラム)

パウル・ヒンデミット
ウェーバーの主題による交響的変容

カール・マリア・フォン・ウェーバー
ファゴット協奏曲 ヘ長調 作品75

~ 休憩 ~

ヨハネス・ブラームス
交響曲第2番 ニ長調 作品73



  2階から傍聴したリハーサルですが、2階からの見聞きは初めてのことで、いつもは余り目に入らなかった後ろのほうの打楽器さんの様子を、よく見ることができました。  弱く柔らかくポンポンと打つのに、その何拍か前から、両腕で、体中で拍子を取っている様子から、目が離せませんでした。 カンゲキモノ^^です。
  2階からもなかなかいいねぇということで、本番当日も2階の席に陣取って、演奏を楽しませていただきました。


開演前のひとときはロビーでの演奏で・・・ これがまた楽しみです。
(1)          (2)
 

(3)          (4)(5)
 

(6)          (7)
 
全部で7曲だったでしょうか・・・?  ロビーでの演奏は、
(7)アンジェラ・アキ「手紙~拝啓十五の君へ~」で締めくくられました。


ありがとう! 会場は万雷の拍手に包まれて・・・・


生の演奏を、こんなに身近な環境で聴くことが出来るのは
とてもうれしいことです。
聴いたことがない曲なので難しそうと思っていても
聴けばやはりいいなぁと思ってしまいます・・・(^ー^)ゞ

ロビーでの演奏とリハーサルのホンの一部ですが
素晴らしい音色を聞いてください。
私が何度も聴いてドキドキしてるのが分ってもらえるかも(笑)
コンデジで撮ったものです。 音質画質とウデは
それなりでしかありませんので、そこのところはよろしく><;

リハーサルで演奏されている曲は、2曲目の「ファゴット協奏曲」です。


第12回宇部市民オーケストラ定期演奏会(2010.03)


2009/03 宇部市民オーケストラ 「定 期 演 奏 会」
2008/09 宇部市民オーケストラ"クラシックの午後"


延期延期となっていた、秋吉台の野火の祭典は
今日(21日)のようです。 さて行こうかどうしようか・・・・・



宇部市民オーケストラ定期演奏会

2009-03-28 | 音楽
  2009年03月08日、宇部市民オーケストラの 「第11回定期演奏会」 に子供二人と行きました。 去年9月に同じ市民オーケストラの "クラシックの午後" を聴いて以来の演奏会です♪

  1月、ときどき行く病院にチラシが置いてあるのを見て、これは春の先駆けになるに違いないとすぐにチケットを買いました。

  なんとここの先生が演奏者のお一人だったのです。


会場の宇部市渡辺翁記念会館
準備中の会場



  はじめて聞く1曲目のベルリオーズ歌劇「ローマの謝肉祭」序曲、聞いてるうちにこのところの冬篭り状態が頭をよぎり、涙が滲んでくるではありませんか。
うー沁みてるよぉ体中に^^。 そのうち軽快な鈴の音と共に、気持が軽くなっていくのが分りましたよ。
  なになに?何事が起こったの? と思ったら、静かに静か~にはじまっていた2曲目のシューベルト「未完成」、休憩を挟んで最後のブラームスの交響曲第3番へ長調へと、、 第3楽章の美しい流れに浸りながら、音楽のことなど分らないなりにも、こうやって今回も来ることが出来てただただよかったなぁと思ったひとときでした。
  終わって高揚した気持のまま、ロビーで後援会に入会してしまいました~!^^!






  指揮の藤岡幸夫さんは素晴らしかったんじゃないでしょうか!(などと何も知らない素人が言うモンではないってば><!) 高いところからの指揮ではなく、演奏者の中に入って一緒にやってる、というつたない私の感じ、印象です><;。 気持がこちらにも伝わってくるようでした。
  いえいえ別に最後に 「宇部のみなさんの文化は素晴らしい!」 とコメントされたから言うのではありませんよ(^^)。 でも、指揮の方がこちらを向いてコメントされたのは、はじめての経験でした。 自分が誉められたみたいにうれしくなりました^_^ゞ
 
  前述の先生が、「藤岡先生がブログに書いておられますよ」 と教えてくださったので、
ここにも置いておきましょう。
    From Sachio  (2009/03/08 に 今回の宇部でのことが書いてあります。)


♪ 開演前のロビーで ♪


  開演前のロビーでは、前回と同じようにミニコンサートが行われ、楽しませてもらいました。 撮影も、ロビーにおられた一番偉そうな人に聞くと、「どうぞどうぞ」ということでしたので少し撮りました^^ノ。
  コンパクトデジカメの動画なので、音の悪いのと雑音(腕も悪くてぶるぶる震えてる~><;)は、ごめんなさい。


宇部市民オーケストラ第11回定期演奏会 開演前のロビーにて

2009.03.08 14:00開演(3分54秒)


*:・゜'..:*:・♪゜'..:*:・゜'..:*:・♪゜'..:*:・゜'..:*:・♪'..:*:・゜


チケットを買った病院の前に児童公園があり、
かなり大きな椿の木がたくさんの花をつけていました。(2009/03/02)






お天気のいい明るい日のこんもりした葉陰に
控えめなやさしさと、凛とした雰囲気で真っ赤に咲いていた椿です。
これもこの日の嬉しい出会いでした。


この椿に引き続いて ときわ公園の椿を載せるつもりでしたが、
長くなりますのでここで切って次に回すことにしました。




宇部市民オーケストラ!

2008-09-11 | 音楽
  少し疲れ気味だった夏も終り、9月です9月、、、言うことがおそいヨ~><; もう10日も過ぎました。 風はさわやかになり、日差しもすでに夏の強さはなくなっています。
  市民オーケストラの演奏会があるけど、行く? とY子が誘ってきたので、即応じました。 夏の疲れから脱皮するいいチャンスになるにチガイナイ^^。

~気軽にオーケストラ♪~
第10回宇部市民オーケストラ "クラシックの午後"
2008.09.07(日)宇部市渡辺翁記念会館


  言葉で内容の説明はできませんので^^、一応曲目だけ記しておきましょう。
   ベートーヴェン : 交響曲第6番「田園」、 このあと休憩があって
   グリンカ     : 歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲、
   チャイコフスキー: 「弦楽合奏のためのセレナーデ」 と 「スラブ行進曲」


  久しぶりの音楽鑑賞に、会場に入ったときから興奮気味で落ち着かない。
せっかくのパンフレットなんだから、曲が始まる前に読んで、予備知識を得とこうと思うのですが、じっくり読んでおれないドキドキ気分の田舎者でしたー><;





  パンフレットを開けたり閉めたりしてると、なにやら後の方から楽器の音が聞こえてくるではありませんか。 団員のみなさんが訪れた私たちのために、ロビーで演奏してくださってる音色でした。 よくいらっしゃいましたと、歓迎してもらってる気がしてとても感激しました。

そのときのロビーの様子を少し動画に撮りましたので雰囲気をどうぞ。
( ↓ Click すると「YouTube」に飛びます。)


市民オーケストラ演奏会の日♪

  ↑今まで動画の置き場所にしていたところが容量制限されたために、置けなくなってしまいました。
  さてどうやってブログから見られるようにしようといろいろ考えたのですが、今回は「フォト蔵」(「YouTube」に変更)にアップしてみました。


アンコール曲は「おなじみのブラームス」^^でした。


  市民オーケストラ創設当初以来2、3度聞きに行ってるのですが、今回は久しぶりだったこともあり、10年でこんなに成長するものか!という思いでいっぱいです。  いい意味で舞台に慣れてきたということでしょうか、落ち着いた演奏で最後までただただ気持ちよく聞けてうれしい一日となりました。
  楽器一つ弾けない、クラシックのクの字も知らないものから、「成長した」だの「上手だの」は生意気で、言われても嬉しくもなんともないでしょうけど^^、 帰りの道々はY子と「上手じゃッたねぇ、上手じゃッたネェ」を繰り返すばかりでした。
  これからもたまにはこんな時間を持ちたいものですねぇ。