白木槿ばかりが高く湖の風 ふじ
この句は一昨年度(2014年度)のNHK全国俳句大会で「入選」にとってもらえた句ですが、今は 「白木槿ばかりわずかに湖の土手」 な感じで 、すっかり花は終わっていました。
背景はいつもきらきら光る湖面
ですが、これは少しちがった雰囲気に見えます・・・
木槿の足元に ぽつんと取り残されている たんぽぽもどき
風はすっかり秋の色
暑い暑いと言ってる間に、秋は静かに身支度をしていました・・・(^^
ねえねえ どこに 行くの~~?
・・・ 07/26(火) 病院診察の日 ・・・
30代で水腎症治療のための手術をして以来、山大附属病院とは縁が切れない。 60歳前には甲状腺腫瘤摘出手術もして、定期的に診察投薬を受けに行っている。
08:38 「本日の予約患者さんは 1051人」 をちらりと見て中に入る・・・・・。
病院に行くときには、待たされてもいいように読むもの (歳時記とか^^) を持って行ってるのですが、ここは予約制なので予定以上にそんなに待たされることもないし、忙しい先生方の懸命な姿を病棟で見てきているので、待ち時間を気にしたことはありません。
ここはどこ~~ 撮るなら人のいない今のうち!
昔は、長く待たせる! と言ってどなる人もいましたが最近は見かけなくなりました 。 この病院の理念、 診療をしながら、将来を担う医療人を育成する という病院理念が浸透してきたということでしょうか^^ そんな病院で診療してもらってると思うと、感謝こそすれ腹なんてたたない。
廊下の壁にいつの間に こんな飾りが!
外来診療棟の入口を出ると、東側にちょっとした庭があり、創設にも盡力され、山大附属病院の病院長でもあった 水田信夫先生の胸像 が置かれて
いる。 以前にも書いたことがありますが、水田先生は、病院長、教授であると同時に、 俳人・水田のぶほ でもありました。
去年の春だったかにこの庭が一新され、 並べられた のぶほ先生と千代子夫人の句碑 が新鮮に目に止まります。
月の萩滝の如くにかゝりたり の ぶ ほ
別れ来し京の萩より濃き野萩 (千代子夫人)
この水田先生と、実はちょっとした接点があったらしいことを思い出しました。
高校生のころ、月1回近所で開かれる句会に行く母の用心棒(^^?代わりに、ついて行ってたことがあるのですが、その時の手帳やノートに、何度か水田先生にとってもらった・・・? のかどうか(^^? はともかく、添削をしてもらってるらしい痕跡が残っているのです。
きっと大人の中に私一人が高校生だったので、手をかけてくださったのではないかと思います。 うれしいことです。
(掲載された時の地方紙の複写)
ついて行くならついでにといった調子で投句をし、それとなく聞いている大人の会話で、「大きな病院の院長先生」もときどき来られてるんだなと思ったぐらいの記憶しかありません。
思い出したついでに、添削してもらってる中からナン句かを・・・・。
降り立てばプラットホームに朝時雨
(添削) 降り立ちしプラットホームの時雨おり
電車で通学していましたねぇ
雲間より夕陽のもれて枯薄
(添削) 雲間より茜さしけり枯芒
もれたのでは枯芒まで届かないか・・・
空晴れて成人の日ぞ飛行雲
(添削) 空晴るゝ成人の日の飛行雲
晴天に飛行機雲! 成人の日にピッタリだと思ったのに違いない(^^;;
「飛行雲」はちょっと気になる、、本当は「飛行機雲」
50数年前の句 でした(~~。
この句会に行きはじめてナン年もしないうちに就職し、2、3ヶ月経ったところでふっつりと終わっています。 その後は俳句とはおよそ縁のない 仕事に 没頭^^! して40ナン年・・・・ ってことですねぇ ^^ 再び俳句に気が向き始めたのは、退職後しばらくしてから・・・でした。