特別展 東山魁夷 2016/07/16 ~ 08/28
九州国立博物館
初日の16日、絵画教室10人強のメンバーと共に鑑賞ツアーに参加しました
10:30 ツアーバスで予定通り 九州国立博物館 に着きました
中に入るとこんな空間 エントラスホール が広がっており
長~いエスカレーターの下には
「MUSEUM SHOP」 があり、 左に目を移すと 木造!! 屋根や外壁の金属?っぽさの 中のこの「木」っぽさが目を引きます。
7年前の「阿修羅展」以来の博物館、懐かしく見上げました(^^。
. パンフレット と 本の表紙 (「道」)
「残照」 「行く秋」
今回初めて、いつも利用しているという Nさんに倣って「音声ガイド」を利用してみました。 絵画の横にある説明文が声で聞ける程度だろうと思っていたのですがそうではありませんでした。
その年に描く何点かの作品の構想を漠然と考えていると、ふと、モーツアルトのピアノ協奏曲イ長調の旋律が聞こえてきた。 ・・・すると、 思いがけなく一頭の白い馬が、針葉樹の繁り合う青緑色の湖畔の風景のなかに小さく姿を現し、右から左へと、その画面を横切って姿を消した。 (・・・イヤホーンからこんな感じで続きます) |
今まで 東山魁夷 と言えば、あああの蒼っぽい色の森林の・・・と上辺でしか線を結びつけていなかったと気付く。 これからは 「絵」 だけではなく 「人」 も少し感じながら鑑賞することができるかも・・・・・。
作者の気持を少しでも多く汲み取れるようになりたいものですが・・・・。
そうか! しっかり自然に対峙している作者の耳に
ふと音楽が聞こえてくるんですね そしてイメージが湧いてきて
突き動かされるように描きすすめていく・・・・!
「緑響く」
唐招提寺御影堂の全障壁画
日本の海 静と動 「《濤声》とうせい(部分)」 (パンフレット内側)
唐招提寺御影堂に奉納されている東山魁夷の襖絵全68画と床の間の絵が、 今回、御影堂内部のほぼそのままに再現されていて、
これは大変な見ごたえでした。
ふすまの奥からは波の音が聴こえてくるようだし、 唐招提寺の開祖となった鑑真の故郷、唐の国を想って墨一色で描かれた柳は、風に揺れてほおに触れてきそうに見えました。
「《揚州薫風》ようしゅうくんぷう(部分)」
(HPより)
唐招提寺でも公開されるのは年に数日ということなので、これは間近に見ることができるいい機会でした。
唐招提寺御影堂の全障壁画 濤声 ほか
特別展『東山魁夷 自然と人、そして町』展示紹介
ちょっと見下ろせる水色の不思議な空間
エスカレーターで降りながら外を覗く ツアーバスはまだ2台
会場へ上がるときには人が溢れすぎないようにエスカレーター手前で少し待たされましたが、初日だったせいか、あとはまあまあの込み具合で済みました。
(太宰府天満宮はこちら←)
博物館の裏から見ると、長方形の蒲鉾型の建物なのがわかります。 160m × 80m あるそうです。
裏に出てすぐのところにある 長い長いエスカレーターは大宰府天満宮に運んでくれます。 歴史を見ると、博物館建設用地約17万㎡のうち14万㎡が、太宰府天満宮の寄贈だったのですね。
博物館のレストランに昼食の予約を入れ、その間に太宰府天満宮の本殿にお参りするというみなさんと一緒に下りました。
そんなに急いで行ってくるのはやめようと友達と二人、池の傍で写真を2、3枚撮ってるうちに皆さんの姿がすぐ戻ってきました。
神の塵みな美しき初箒 威雨
天満宮菖蒲池そばで見かけたこの句碑は 外園威雨 の句のようで、
ほかに 高浜虚子や芭蕉、夏目漱石など 全部で12の句碑があるそうです。
わいわいがやがや余韻に浸りつつ 16:55関門橋を渡り帰ってきました
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07/23 宇部市の花火大会 (4、5キロ先を二階から)
遠花火一枚だけでも撮りましょか ・・・不精がらずに二階にあがり
音は音ひかりはひかり遠花火 ふじ
遠花火連れは二階の通り風 ふじ
いけないいけない・・・どーん と花火の音が聞こえてきたら
せめて二階に上がってみるぐらいの元気はほしいですよね・・・
俳句はずっと前の手帳から引っ張り出して打ち上げました~^^