余暇Hike気分

「起きチョッた~?」退職後の生活を楽しんでる私は娘からの電話に応えます。「起きチョるよ~!」

秋明菊(ピンク)

2009-11-09 | 野の草花
10月13日朝6時半 庭に出てみると
合図をじっと待ってるようなうすピンクの花びらが!
私が横浜から帰ってくるのを待っていたようです ^ー^。
さっそく愛機コンデジN2で・・・

(1) 06:29 (カーソルを写真の上に持っていってもう1枚。)
<

(2) 06:32

(3) 06:34

咲いているのは2輪
ほんのりしたうつむき加減がなんとも言えない

(4) 06:38  (カーソルを写真の上に持っていくと、アップになります。)
<
(10/13 06:38 F2.8 1/80 ISO-160 Pオート)

「秋明菊」だと分って思い出してみると
5、6年前、友達にもらって庭の隅っこに埋め置いたかも・・・^^ゞ


シュウメイギク・秋明菊 (キンポウゲ科 イチリンソウ属)
(学名:Anemone hupehensis var. japonica)
別名:キセンギク(貴船菊)、 濃いピンクはキブネギク(貴船菊)

花期:秋(9~10月)
花言葉:「忍耐」「薄れゆく愛」「多感なとき」

(5) (10/13 06:40 F2.8 1/80 ISO-160 Pオート)




8時、朝食を済ませてから、こんなときこそ一眼レフ!
と思い立ち、久しぶりの 300に挑戦したのですが・・・・・

花も光も 時間と共に刻々と変わりますねぇ。




(6) 絞り 8

(07:51 10-17 F8 1/400 ISO-800)

(7) 絞り 5.6

(07:59 F/5.6 1/1250 ISO-800)

1時間半前とはなんだか雰囲気が変わっていて
なかなか思うようにいきません
シャキッとしない画面になってるのは ISO が 800 だから??
いつの間にー!!
(自分以外に触る人なんていないよ!><! 全然気付かずに写してたよ、え~ん;)


(8) (10/13 07:58 F/5.6 1/1000 ISO-800) トリミングしています



(9) (10/13 08:06 F/8 1/400 ISO-800) 



(10) 上に似せて、コンデジで(10/13 08:09 F/4 1/160 ISO-160) 




(11) (10/13 08:13 F/5.6 1/1000 ISO-800) 
トリミングなし
周りを少し トリミング
花だけにトリミング



今回のテーマは 【アップにしないで雰囲気を撮ろう
ナンちゃって^^ゞ  ということで
少し離れたところから、ズームで撮っています


(12) (10/13 08:00 F/5.6 1/800 ISO-800) 
トリミングなし
周りを少し トリミング
花だけにトリミングした バックシャン^^



(13) 上に似せて、コンデジで撮った バックシャンで~す

(10/13 08:12 F/4 1/250 ISO-160) 

少し時間が経過しただけで、
日の当たり具合や開き具合がずいぶんちがいました。
写し手に似て><;アップはムリっぽいと
少し引いて雰囲気を拾おうとしたのですが・・・??
ま、いいさ 何事もやってみなきゃあね


以下は、その後をコンデジN2で


(14) 雨に濡れて (10/14 07:59 F/4 1/250 ISO-160)



(15) だんだん情けないことに・・ (10/15 06:47 F/4 1/80 ISO-160)



(16) トリミングして花芯のアップ (10/18 10:21 F/2.8 1/250 ISO-160)
<
(カーソルを写真の上に持っていくと、トリミング前の写真です。)

今回の撮影で分ったこと!
私の愛機は 時を選ばず うんにゃ 時を選ぶ!
これは大事なことだと・・・・・
アハハ今さらですね^^ゞ

たった2輪の代わり映えしない花を
これでもかーのコーナーになってしまいました~><;ゴメンナサイ
まだまだ ちゃんがナニを言いたいのかは
さっぱり分りません 


最後は、放りっぱなしの庭に
 けなげに今年も咲いてくれた菊で・・・
07朝
09夕
09夕





秋吉台を周るしかない><;

2009-08-23 | 野の草花
ピンポーン・・・ 「はぁい・・?」
「室内灯が点いてるんじゃないですかぁ?」
え? エー!!そんなはずは、、、ツイテル・・・><;
いつから・・・ オトツイから丸二日間、、、!?
 
  お向かいさんに言われてやっと、後のドアは半ドア、鍵はかけないままで、我が愛車マーチを丸二日間置きっぱなしだったことに気がついた。
  ナニが愛車、だ! こんなことで愛車と言えるか~><"~。
  Fujipa にばれたらオオ叱られするところだ、、、 そうだった、荷物を下ろそうと後ドア開けかけて、重いし、暑いし、急ぐわけでもないし、下ろすのは後でイッカー、、、と他の荷物だけ持って入ったまま車に戻ってないんだ。

  「それだったら車がなにかピーピー鳴ったはずよ!」 とyoshi に言われながら、その翌日の20日、キュ、キュン、キュルルンとやっとの感じで掛かったエンジンを切らないようにして、yoshi と二人、チョッとした遠出をする破目になった。
  バッテリー回復には、秋吉台を一周りするしかない・・・・・。
  秋吉台なら迷わずに自分で行けそう・・・、ここしか思いつかない。

(10年以上乗った前のマーチを買い替えた今度のマーチ、 キーは持ってるだけでいいというが、 慣れない、、、  自分の車なのに開けようとして警報が鳴り出したらどうしよう・・・とビクビク。
 しょっちゅうピーピー鳴ってるので慢性になってしまう・・・ブツブツブツ・・)

夏の、、いやもう秋かな? の 秋吉台 

〝さわやか″ 〝爽快″ 〝すがすがしい″
いつ通ってもこの秋吉台道路は
こんな文字が空気の中に漂ってるようなドライブウエイ!


  ということで、今月は夏休みだーと勝手に決め込んでいたのですが、野草を見れば撮らずにおれない、、、 長者が森の休憩所に車を置いてその辺りでチョロチョロッと撮った野草です。
  私たちは4、50m歩いただけですが、中国自然歩道が巡っていて山上まで登れるようになっています。 が、その道を通らないで草を踏みしだいて行く人もたまにはあると見えて、「野草が生きてゆけなくなるので」と、看板で近道をしようとする人を戒めてありました。

  駐車場から見える山上まではまだ行ったことがないので、もっと涼しくなって、一度ゆっくり歩いてみたいと思っているのですが・・・。


(1) キランソウ・金襴草 (シソ科 キランソウ属)



(2) ヤマハッカ(山薄荷) かな?(シソ科 ヤマハッカ属) 花期は6~11月



(3) アキカラマツ・秋唐松 (キンポウゲ科 カラマツソウ属)



(4) ゲンノショウコ


(5) 紋黄、、、かな?

撮った時は黄色、、黄色ですよね、、、?
(えーっと、キチョウ、紋黄ではなく キチョウの夏型 だと分りました。
助言してくださった照れまんさん、 ありがとうございました~。 )


(6) よもぎ?
 


(7) コマツナギ・駒繋ぎ (マメ科 コマツナギ属) 花期は6~9月 


 
コマツナギのアップ    小松菜ではない^^茎は馬をつなげるほど丈夫らしい


(8) カワラナデシコ・河原撫子 (ナデシコ科 ナデシコ属) 花期は7~11月



5枚の花弁の中心部は白く、淡紅色のふちは糸のように細く裂ける


(9) カワラケツメイ・河原決明 (マメ科 カワラケツメイ属) 花期は8~9月

別名:マメチャ(豆茶) ネムチャ(合歓茶) コウボウチャ(弘法茶)
クサネムに似てるらしいけど、クサネムの花は蝶型なので違いが分るそうです。


(10) 名前は?  ノアズキ・野小豆 (マメ科 ノアズキ属)

ありふれた野草のようですが名前は見つけられませんでした。
(分らなかった名前が判明しました。調べてくださった
hama² さん、 みなさん、 ありがとうございました。)

 


(11) これぞ ヘラバヒメジョオン・箆葉姫女苑! かな?

こんな写真じゃあ分りませんねぇ><;

↓ 前回載せた
ヒメジョオンの葉の のこぎり ↓

←ノコギリはほとんどなく
 全体のセンが細い


秋吉台の野草はこれで終わりです。

次は、どこからか飛んできてウチに居ついて
たくさんの花を咲かせた百合の花です。

(ついでに、
夏休み^^?を利用して 何年も放っておいた
 母の俳句と写真 のケッサク!?(^^あはは)を
遊び心で纏めてみましたので、興味のある方が
おられましたら覗いてみてください。)




 たかさごゆり・高砂百合  (ユリ科 ユリ属)
別名:細葉鉄砲百合・ほそばてっぽうゆり


(08/22 10:27 焦点距離50mm F/5.6 1/2500 ISO-800 絞り優先)

葉がとても細いのです、
そこになにか・・意志が隠れてるような感じが、、^^。
今年は14日に最初の花を咲かせました。

飛んできて 咲く百合の葉の 糸のごと   ふじ

どんな風かというと、
植えたわけではないのであちこちに、ただ、
ぽつねんと立っているのです^^。

 
”歩く姿は百合の花〝 といいますが・・・

全長80~100㎝ 細い茎でゆうらゆらと揺れています。
30㎝ぐらいで花をつけてるのもあります。

 


球根ではなくて種がはじけて増えるらしい。
やはり飛んできて付いただけだからカボソイなァと思ってたんですが
花が咲いてみると
あの大きな花を乗っけてるにも拘らず
何も臆することなくしなやかに揺れています。


 






とき得れば 咲いて揺るのみ 細葉百合   ふじ


(08/22 10:31 焦点距離50mm F/5.6 1/4000 ISO-800 絞り優先)


我が家に飛んできて咲いたタカサゴユリでした。
ではでは、また~・・・ (^ー^)ノ 



ハルジオン?ヒメジョオン?

2009-07-08 | 野の草花
ハルジオンとヒメジョオンはとても似ています。
ハルジオンは蕾がうなだれ、ヒメジョオンはうなだれない、
というのがよく言われている見分け方ですが、
それとて、両方がうなだれているようでよく分かりません。


(春1) ハルジオン

(2009/05/09)

(姫1) ヒメジョオン

(2009/07/06)

(春2) ハルジオン  (2009/05/09)


(姫2) ヒメジョオン  (2009/06/11)



花をアップにしてみると、この程度の違いはあるのですが、
チョット見ではなかなか見分けられません。

一昨年から気になっていましたので
今年はついに写真に写してチガイを較べてみました。


ハルジオンとヒメジョオンの比較

*春の花*
ハルジオン (春紫苑)



*夏の花*
ヒメジョオン (姫女苑)


(キク科 ムカシヨモギ属)

(キク科 ムカシヨモギ属)


◇ 花 と 蕾

  花期 : 4月~6月にかけて
         花を咲かせる

(春3) 花


  花は白、または薄ピンクを帯びる
ものもある。
  蕾の時には花序がうなだれる
傾向が強い。

(春4) 花と蕾



(2009/05/09 撮影)


  花期 : 6月~10月にかけて
         花を咲かせる

(姫3) 花


  花は白、または薄むらさきを帯びる
ものもある。
  蕾の時には花序がうなだれる
ものもある。

(姫4) 花と蕾



(2009/06/11 撮影)


・ 同じ糸状の花びらで同じように見えた花も、こうして大きくしてみると、
 ハルジオンは柔らかい、優しい感じで、
 ヒメジョオンのほうは、きっぱりした直線で鋭く清々しい感じです。
・ よく見ると確かにうなだれ方は違うようですが、
 蕾の小さいうちは両方ともうなだれていることが多いです。
・ 姫と言う字が使ってありますが、どちらかと言うと女性っぽい春紫苑に比べると、
 姫女苑の方が男性っぽい感じを受けます。




◇ 葉 の ようす

 葉は茎に向かって広くなり
 茎を抱くようにして付いている

(春5) ハルジオンの葉



 葉の付け根は細くなり茎を抱かない


(姫5) ヒメジョオンの葉



・ 葉には決定的な違いが見られます。
  だんだん広くなって、茎を抱くように付いているハルジオンに比べ、
 ヒメジョオンの方は茎に近づくにしたがってだんだん細くなっています。
・ 蕾に近い方であまり区別が付かない場合でも、下のほうの葉にだんだん広く三角形になった葉が1枚でもあれば、それはハルジオンだと思います。
・ わずかにのこぎり葉が見られるのも、ヒメジョオンだと分ります。




◇ 茎 の ようす

茎の中は空洞になっている

(春6) ハルジオンの茎





スポンジ状の白い髄が詰まっている

(姫6) ヒメジョオンの茎





・ 茎を輪切りにしてみると、ハルジオンは空洞、
 ヒメジョオンはスポンジ状のものが詰まってる、 とで判別できます。
・ 蕾の近くの細いところでは、分りにくいかもしれません。


(春7) ハルジオン


(姫7) ヒメジョオン


  こうして写真にとって大きくしてみると、少しずつ違っているのが分りましたが、道ばたで見かけたときにはほとんど違いは分りません。

  肉眼で見ただけで一番チガイの分かりやすい見分け方は、
花の咲いてる時期 と 葉の様子 だという気がします。
  この辺りでは、ヒメジョオンが咲き始めたときには、ハルジオンは姿を消していましたし、葉の形はハルジオンが三角形で、ヒメジョオンが付け根の細い流線型、ということで見分けられそうです。


  以上、今回は時期が来るとどこにでも生えてくる、ひょっとしたら雑草として嫌われ者かもしれない(笑) 「ハルジオン」 と 「ヒメジョオン」 について並べてみました。

  この花の名前が分ったからと言って、どうっとことはありませんが><; こうしてよくみると、それぞれがチガッた美しさで精一杯咲いていて、その花を昆虫たちは待っているのですよね。 抜かれても刈られても、春になるとまた・・・いつものように繰り返して、、ですね^^。

  ヒメジョオンと類似種 を参考にさせていただきました。
  たこさんの秋吉台日記ヒメジョオン・ヘラバヒメジョオン・ハルジオン(キク科) によりますと、このほかに「ヘラバヒメジョオン」というのがあるらしいのですが、それについては確かめていません。


(2009/08/25 追加)
「ヘラバヒメジョオン」の写真を追加しました。
2009/08/23「秋吉台を周るしかない><;」



・,。☆。,・~~・,。☆。,・~~・,。☆。,・~~・,。☆。,・~~・,。☆。,・~


これらの写真を撮るうちに、
ひょっこりカメラの前に姿をみせてくれた昆虫たちを
ついでに見てくださいね^^。


(1) ホソヒラタアブ (2009/05/18)
(2) テングチョウ (2009/05/28)
(3) オオゴマダラエダシャク (06/01)
(4) シジミチョウ(2009/06/11) 


(5) ベニシジミ (2009/06/11)恵みの朝 今日一日のはじまりです  


ひろびろと干し草の海迷い蝶    ふじ
露に満つ干ぐさ朝の恵みかな    ふじ

((4)と(6)~(12)は300です)

(6) ベニシジミ (2009/06/11)  蝶の夢



(7) アカタテハ? (2009/05/28)
(8) クロアゲハ (2009/05/28)
(9) (2009/06/08)
(10) (2009/07/02)


(11) (2009/06/08)



(12) アゲハチョウ(ナミアゲハ)(2009/07/02)



わたしも疲れてもう休むところです
私の花影でよかったらゆっくりお休みになってくださいな。

(のらさんにコメントで名前を教えていただいて書き加えました。)
☆ のらさん、ありがとうございました~^^ ☆





続・イヌノフグリ

2009-06-11 | 野の草花
「この花はなあに?」

  イヌノフグリに似た花として、「オオイヌノフグリ」「フラサバソウ」「タチイヌノフグリ」をあげましたが、次の花はナンでしょうか。 花はオオイヌノフグリに似ていますが、長く立っていますし、葉も違うような気がするのですが、、、。
  ご存知の方がいらっしゃいましたら教えてくださいませ。((7)番まで2009/06/11撮影)


(1)



(2) 右はアメリカフウロ(果実)



(3)



(4)a 全体の姿


(4)b



みごとなピンぼけ3連発><;3oo
(5)
(6)
(7)



たぶんオオイヌノフグリだろうと思いながらも
うーんどうだろうと思っているもの
♪ 3連発 ♪

(8) (2009/02/15) チョット変わったオオイヌ、、でいいよね?


(9) (2009/03/07) 前イヌフグリの記事の比較写真(終りから2枚目)に同じ


(10) (2009/03/06) イヌノフグリと思い込んで撮ってた写真


今日もう一度行ってみたら周り一面きれいに草刈機で刈られていました。
その刈られた草の中から見つけ出した
(11) 「タチイヌノフグリ」


上と同じものの見つけた直後のアップ写真です。
(12) (縦に長いです。右のバーを動かすと下の部分も見られます。)

左は誰が見ても「タチイヌノフグリ」の初夏の姿、さて右側は?
たちいぬよりも小さく感じるぐらいで、
見た直感はタチイヌだったんですが、、、

ついでに
タチイヌノフグリの ふぐり

(13) ビッシリつけています。下のほうは色づいています。(04/23)


********** 追加です (2009/06/15) **********

ブログ仲間のPu'uwaiさんが、
オオイヌノフグリの丈なした今の姿を写真に撮ってくださいました。
こちらです ⇒ 「6月15日 おお犬 たち犬」
Puさん、お忙しいところありがとうございました~。

それに、嬉しいことに長い間お休みされていた
私たちの野草のセンセ 「のらさん」 からコメントをいただいて
「この花なあに」 は 「オオイヌノフグリ」 に決定!
大変お騒がせしましたが、のらさんはじめ
一緒に考えてくださった皆さんありがとうございました~^^~。

(10)以下についてはまだ少し気になるところがありますので
このまま様子をみていこうと思います。


イヌノフグリ・犬の陰嚢

2009-06-06 | 野の草花
  子供の頃から、いぬふぐり、イヌフグリと親しんできた、空を映したような水色の花が、 実は 「オオイヌノフグリ」 だと言うことを知ったのは、 このブログをはじめて野草などを撮り始めてからのことですが、 ついに本当のイヌノフグリの花を見たのは 去年の3月 のことです。
 ハコベやキューリグサなど春の野草を撮っていて、偶然見つけた小さな花が、最近では数少なくなっているという 「イヌノフグリ」 でした。  ヤッター!です。

  嬉しいことに今年も同じところに見つけることができました。 昨年はとうとう見ることができなかった果実を、 今年こそは見ようと毎日のように通い詰め(笑)、 ついに写真に納めることができました。


イヌノフグリ・犬の陰嚢 (ゴマノハグサ科 クワガタソウ属)
(学名 Veronica didyma var. lilacina)

(花言葉 : 信頼  女性の誠実
                  : 真珠に似た(日本古来の奥ゆかしさ))


  帰化植物が多い中、在来種だと言われているこの 「イヌノフグリ」、 分布は各地に広がってるようですが数は少なく、 今や珍しい存在で絶滅の危険が増大している種に指定されてるらしいのです。
  石垣やレンガのちょっとした隙間、路傍、畑などに生育すると言われています。
そんな生育の仕方を見て、在来種ではなく 「古い時代の帰化植物とするのが適切のように思われる」 とした記述も見かけました。

  葉はオオイヌノフグリに似ています。
  花はフラサバソウに似ていますが、 葉や茎がフラサバソウほど毛深くなく、
3~5mmの淡い紫っぽいピンク色をした花の花弁には、 紅紫色のスジが見えます。


ツメクサやキューリグサ、松葉^^に混じって、今年も本葉が出ていました。
(1) 2009/03/06
(2) 2009/03/06
・葉は大きな鋸歯です
・根元で枝分かれし
地を這うように
伸びています。

(3) 2009/03/06

↓つぼみが付いています

花が咲いていました!
(4) 2009/03/06
(5) 2009/03/10
(6) 2009/03/10


  ↑(4)の左に見える石の部分は歩道で、 写っていませんが右は石垣となっていて、 その石垣と歩道のちょっとした隙間の地面、 そんなところに生えていて目立ちません。
  ネット上のどの写真を見てもアップの写真なので、 これを頭に描いて探しても見つかりません。  実際はオオイヌノフグリよりももっと小さな3ミリ程度の花です。  写真のあちこちに((7)の右端など)茶色の細い棒のようなものが見えますが、松葉です。  比較写真が撮れませんでしたので、 こちらの(イヌノフグリ・観察ノート)で 確かめてみてくださいね。

(写真はクリックすると大きい写真になるものもあります。)

四人ゐて四人が跼(かが)みいぬふぐり    増田春恵

(7) 2009/03/10


(8) 2009/03/10 (7)の花のアップです


  ネット上では間違ってオオイヌノフグリをイヌノフグリとしているものが結構あります。 特にブログでは、 「カーペットのように広がって青い小花を咲かせるイヌフグリ」 などとしてしっかりオオイヌノフグリの写真がアップされてるものが何件かありました。


(9)↓では花がポロッと落ちていました、落ちやすいらしいです。
(9) 2009/03/12
(10) 2009/03/12 ツボミ
(11) 2009/03/15


  イヌノフグリに似た花には、 オオイヌノフグリ、 タチイヌノフグリ、 フラサバソウとありますが、 見た目でイヌノフグリだけ違っているところは、 ほかが立っているのに比べ、 イヌノフグリだけ寝ている、 横に伸びていて先だけが上を向いてるということが言えると思います。 

(12) 2009/03/17 地を這って放射状に伸びています



(13) 2009/03/21 ハコベと比較

上の写真↑を あとからよく見ると、既に左下に果実らしきものが!><;


(14) 2009/03/24 つぼみ


(15) 2009/03/24 (14) ↑ のつぼみのアップ


  ついに果実を見つけました。  「イヌノフグリ」 の名前のいわれは、 この果実がイヌのフグリ (陰嚢・睾丸) に似ているかららしいです。  それを聞くまではフグリの意味も知らないし、 「ふぐり」 という音感・語感がいいなぁ、 優しい小さなこの花にぴったりと思っていたのに、 そうは言いにくくなってしまいました。
  しかも 「イヌの」 と助詞までつけるからなお変です。  固有名詞なんだから 「イヌフグリ」 でよかったのに、、ぶつぶつ、と思っておるのであります^^。


最初に見つけたのが(16)いきなり色づき始め?というもの
丸いボール二つをくっつけたような形で、ぷくっと膨らんでいます。
果実は4枚のガクで守られています。

(16) 2009/03/26
(17) 2009/03/28
(18) 2009/04/11

(18)の右上には、果実の落ちた後が写っています。  ↑

(19) 2009/04/01


果実を見るために、茎を根本からひっくり返しています。
元に戻すと上からはほとんど果実は見えません。

(20) 2009/04/01 (19) ↑ の果実のアップ


普通に上から見ると下の写真 ↓ のように
果実はほとんど4枚のガクに隠れて見えません( ○印 )。

(21) 2009/04/11


この後何度か行って見てるのですが、
周りの野草の生長が著しく見失ってしまって写真がありません><。


こんなに丈なした雑草の中では見つけるのが難しい。

(22) 2009/05/18


無事に実は熟して来年のために地面にもぐりこんだでありましょうか。
しりきれトンボの感もありますが^^ゞ
以上で今年のイヌノフグリの巻を終わります。

絶滅の危険が増大している種ということで、場所の記述はどうしよう?と
思いつつ入れておりませんが、公共の敷地内なので
大事な時に一斉に草取りなどされるのではないかとヒヤヒヤしました。
今年はそんなことはなかったのですが、
このまま黙って見ていて生き延びてくれるでしょうか、、ねぇ、、





最後に 「イヌノフグリ」 に似た花を


(23)オオイヌノフグリ
(24)フラサバソウ
(25)タチイヌノフグリ


  オオイヌノフグリについては 照れまん君の俳句歳時記「犬ふぐり」 で説明されていますのでリンクさせていただきました m(^-^"m)ペコリ。  フラサバソウについては
 「春探し」の4 で説明していますが、両方とも果実の写真は撮れていません><ゞ


(26) タチイヌノフグリ  (タチイヌノフグリの果実 ↓ ) (2009/05/14)
 


(27)大きさ比較 (上 オオイヌノフグリ  中央 フラサバソウ  下 コハコベ)



○○○○○○○犬ふぐり 星のまたゝく 如くなり    高浜虚子
○○○○○○○ホロと落つ 空の雫か 犬ふぐり    ふじ(ぅーn似てます?ーー)
(28)

オオイヌノフグリ (2009/03/01)

俳句では一般には 「イヌフグリ」 と言えば 「オオイヌノフグリ」 をさすようです。



ゲンノショウコ(現の証拠)

2008-10-27 | 野の草花
  どこからか飛んできて去年初めて我家で花を咲かせたゲンノショウコが、今年もかわいい花を咲かせました! 去年はたった一株だったのに、今年は3ヶ所に散らばって10本弱が次々に花をつけました。 繁殖力は旺盛と言われているのが頷けます。

  今年はついに種子がはじけた様子を見届けることができました~!


いやあ、ウチに来て咲いてくれると思うとなおさらか~わいい*^-^*。
① (2008/09/08)


一番早く咲いたのは去年と同じ車置き場中央の狭い水切りの中。
fujipa が2ヶ月以上車を動かしてないので、無事にこうして生きのびています^^。

↓ 論より証拠の写真です ↓

② すぐそばにBRIDGESTONEの文字が、、
③ もう少しで轢かれそう!


「咲いた花」 と 「花弁が散ったあと」 と 「ロケットのような実」
④ (2008/09/13)



はなびらが落ちた後 (葉柄や花柄、茎にはたくさんの毛、いかにも何かくっつきそうだ。)
⑤ (2008/09/13)


ゲンノショウコ(現の証拠) (フウロソウ科フウロソウ属)
多年草で、別名:ミコシグサ(御輿草)

  昔からゲンノショウコは、ドクダミやセンプリと並んで薬草としてよく知られています。
〝現に効くのが証拠である〟ということで「現の証拠」と言われてるようです。
「え~~そうなの!」とちょっとびっくりの(笑える^^?)名前です。
  同じフウロソウ科フウロソウ属の「アメリカフウロ」とは、花も似ていますが、ロケットのような種子もまた、そっくりです。


⑥ (2008/09/21)ロケットが出来てきました

⑦ (2008/10/05)黒く色づいてきました


⑧ (2008/10/07)
← ⑨ 種子の根元に黒い球が5個できています


  種子は熟れるとはじけて種を飛ばすそうで、その形がおみこしの屋根に似てるところから、別名ミコシグサ(神輿草)と言われてるそうです。


!今か今かと待っていた御輿が、1本はじいて上がりました~!
⑩ (2008/10/09)



  種子の根元にくっついてると思った黒い球は、くっついてるんではなくてクルンと丸まっていたんですネェ。

⑪ (2008/10/12 09:07)
10月12日 朝、
4本はじいていました。

と思ったら、

午後にはみごと5本に!

↓↓↓↓↓

⑫ (2008/10/12 13:21)

後日追加(ガクの上に落ちてくっついてるのが、本当の種子と思われます。)


以上は、去年と同じところで立派な神輿となった
10~15cmぐらいのゲンノショウコでした。


ところが、ふっと気が付くと別のところにすっくと
50センチばかりのゲンノショウコ?
気が付いた次の日にはもう花が咲きました!

ありゃ、このノッポさんは?
(a) (2008/09/13)

花が咲きました
(b) (2008/09/14)


はなのアップです
(c) (2008/09/14)

自家受粉を避ける開花スタイルなんだそうです。
(これは ブログ「七塚ナチュラリスト・20060821」 さんを参考にさせていただきました。)


(d) (2008/09/17) 少し倒れてきました


花が散ってはその横に新しい蕾が、つぎつぎに二厘ずつ咲いていきます。

(e) (2008/09/19)
(f) (2008/09/21)

(g) (2008/09/22)

(h) (2008/10/06)     アップ→

(i) 勢ぞろいした種子、
      産毛?が初々しく美しい!


(j) (2008/10/26) 1週間ぐらい前から色づき始め、昨日おみこし勢ぞろい~! 



弾いた種子の姿がとてもきれいだったので
もう一つ別の一群を(シツコイ><;)


(イ) (2008/10/07)  また別のところの一群


(ロ) (2008/10/14) かさの中の御輿

お多福も添えばそれなり傘のウチ fufufu

(ハ) (2008/10/14) 傘を外して反対側から



(ニ) 1本だけ熟れたところ
(ホ) 果が裂開したところ
ヒゲの先のクルンとなったところは(ホ)のようになっています
(ニ)と(ホ)を後日追加しました。(ピントがなかなか合わないのですが^^;)




今回は、種子の弾いたところ見たさにしつこく撮った写真を
あ~あーーゞ こんなにも並べてしまいました。



秋の野草(1)/2008

2008-10-22 | 野の草花
このところ、みなさんのブログを見せてもらうだけで
いっぱいいっぱいの私です><;
奮起してやっと、チョコチョコ撮っていた秋の野草(1)を!


(1) アゼムシロ(畔筵)

(キキョウ科 ミゾカクシ属)
(2008/09/23 11:50 N家付近の山あい)
これは! 小さな鍬のようですよ、半分花弁が落ちてるのかと思いましたよ。


(2) アメリカタカサブロウ


(キク科タカサブロウ属)
(2008/09/16 11:50 市内駐車場わき)
あのハキダメギクに雰囲気がそっくり! 名前がまた変わっています。


(3) イヌコウジュ(犬香薷・需に草冠)


(シソ科イヌコウジュ属)

(2008/09/23 14:05 N家付近の山あい)
こんな小さな唇形花をつける同じような花も多いですよね。



  キツネノマゴはよく見かける野草ですが、通り過ぎようとしながらよく見ると白い花をつけている一群があります。  どう見てもキツネノマゴです。
調べてみるとありました。  稀に見られるもので、 シロバナキツネノマゴ
(Justicia procumbens L. var. leucantha Honda)というのだそうです。

(4) キツネノマゴ(狐の孫)(キツネノマゴ科 キツネノマゴ属) 白花とピンクと

(2008/10/12 13:39 ときわ公園へ下りる道)

(5) シロバナキツネノマゴ(白花狐の孫)

(2008/10/12 13:38) 

 ・普通にある淡紅紫色の花

(2008/09/23 14:07 N家付近の山あい)



(6) これは?  
色づきに惹かれてつい撮りました
(2008/09/16 11:53 市内駐車場わき)


(7) ウリクサ(瓜草)  (ゴマノハグサ科ウリクサ属)

(2008/09/23 11:49 山あいN家の庭)

上の大きな葉っぱはドクダミです。

 去年ウチの庭ではじめて咲いてるのを見たのですが、今年は一本も目につきませんでした。



(8) トキワハゼ(常盤爆) (ゴマノハグサ科サギゴケ属)

(2008/09/04 07:14 病院駐車場)
キャー光源を「蛍光灯」のままで撮ってる、、ダァー(><);


(9) アメリカイヌホオズキ?

(2008/09/04 07:16)


(ナス科 ナス属)

(2008/08/28 07:21)



先日の記事の「この花なあに」の花から

(1)番がツルバギア(Tulbaghia violacea)だとわかりました! (別名:ルリフタモジ)
  持ち主が言われたように、葉を揉むとネギかニンニク臭がするそうです。
  6枚の花弁に見えますが、花びら3枚、ガクが3枚の6枚だそうで、右の写真では辛うじてそれを確認できます。
(10) ツルバギア ビオラセア
(ユリ科 ツルバギア属)
(2008/09/12 15:46 Y家の庭)

  (2)番はツルボと思ったんですが、穂の様子が違うでしょうかねぇ、、
  (別名:スルボ サンダンガサ)
(11) ツルボ(蔓穂)
(ユリ科シラー属)
(2008/09/26 13:19 Y家付近の道路わき)



最後は元気のいい黄色いオシロイバナで!
(別名 : ユウゲショウ・夕化粧)

(12) オシロイバナ(白粉花)  (オシロイバナ科 オシロイバナ属)

(2008/10/03 10:00 薬局への道わき)

よく見られる紫紅色の花の隣りで、黄色がとてもきれいでした
↓下の種子は紫紅色の花のもの
おしろいの粉だというので子供の頃には中を割って見たものですよネェ


つぎは秋の野草(2)に続く~、、ハズ

先日秋吉台に行きました。すばらしい空でした!
空に目を奪われて、、あ~~><あの光ってたススキーー;;
この秋、もう一度行きたいと思っているのですが、、、。


秋になりましたねぇ

2008-10-08 | 野の草花
わし掴みして洗うなりもらい栗    ふじ^^
えー、喜んで洗い桶の中でゴロゴロ洗ってる様子です^^ゞ



  今朝、NHKの生活ホットモーニングで「"フォト五七五"を楽しもう」を見ました。
  「大人気!フォト五七五写真と俳句の粋な共鳴愛好者急増」ということです。
  ゲストの林家木久蔵さん(ではなくて木久扇さんなんですね^^ゞ)が、写真を撮ってはポンポン五七五を作られてるのに刺激されて、私もポンポン、、、
できるはずはありませ~ん、、、ー><ー。

下見にでも来たように
ポツンと一つモミジの種子が羽を拡げて休んでる




絵筆など持ちたくもなり今朝の秋    ふじ




見上げては桜紅葉の並木みち   ふじ






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これだけではちょっとさびしいですね
では、次の(6)の実はナンの実?
私はこの度はじめて本物を見せてもらったので撮りました~!

    (1) 持ち主によるとランキョかニラの類らしいのですが、、
    (2) これはナニ? 野草ですか?
    (3) これは知ってますが、ブラシノキではありません^^
    (4) スミレにしては葉っぱが? 花が? チガウ、、
    (5) 道路ブロックの隙間ですが野菜? ><;
    (6) これがそうかとはじめて知りました(^-^)


さっすがぁ~~、ピリッと分りましたか~^^ゞ

(6)番の全容写真です。(チョイ手ぶれ気味でメンボクナイ><ゞ)
手前の実のかたまりがスッポリ片手に入る大きさです



忘れないうちにわかった名前を入れときます。(後日追加です)
(1) よく分かりませんが「ラッキョウの園芸種」ということにしときましょう。
   (10/21判明  「ツルバギア ビオラセア」と分りました~!
    3番目が一番似てるネェ yoshi ありがとう!)
(2) やっと探し出しました 「ツルボ」 、似てますよね。
(3) みなさんご存知でした 「キャットテール」
(4) どうしても判りませ~ん。
(5) 今は小さな実がついてるようなんですが、カボチャかキュウリかは><?
(6) 小粒でピリリと辛い「山椒の実」ですって! この状態でははじめて見ました




夏、元気をもらった花

2008-09-14 | 野の草花
いろんなことがあったこの夏、元気をもらった花たちです。


① まずは 「サルスベリ・百日紅」 (ミソハギ科サルスベリ属)


(暑さを感じさせないピンクや白の揺れる姿を、あちらでもこちらでも見かけました)



② 先日アップした 「木立朝鮮朝顔」 (ナス科チョウセンアサガオ属)の色違い


(ピンク?橙? 軒まで届いています!)




③ これも涼しげに咲き印象に残りました 「ムクゲ・木槿」(アオイ科フヨウ属)






④ 見慣れている 「つゆくさ・露草」 (←いろいろ面白い^^) ですが、、、


(子供の頃から好きな青い花、写真に撮ってみないとわからないこともありますねぇ)



最後に、これは止めとこうと思ってたのですが、、、負けました^^ゞ


⑤  「ヘクソカズラ・屁糞葛」 (アカネ科ヘクソカズラ属)


(可愛い花じゃないですか、ちょっと変わってて地味ですが、、)


どんな花に勇気付けられるかは、人それぞれなんですが
実はどの花にも多かれ少なかれ慰められますよね。
このほか黄色い花すべて、、^^です。




「月見草」ではないらしい

2008-09-07 | 野の草花
  子供の頃、月明かりの海に出て砂の上に座り込み、夜風と波の音が織りなすにおいをほのかな光のなかで感じたものでした。 などと言うとまるで絵に描いたような風景ですが、
ウチの親はそんなことを面白がってする親でしたねぇ。
まあ、テレビがあるわけでもなく、他にする遊びがなかったということでしょうか^^。

  薄暗い中に月見草の花がぽっぽっと咲いていて、「お月さまの色だ」と神秘に思ったものです。

① 朝露の中の月見草(近所の道路わき)

(2008/07/01 08:09 F4 1/400)


  神秘的な花、月見草、月見草と親しんでいたのが、なんでも「宵待草」が本当の名前らしい。  その名と "今宵は月も出ぬそうな" というヤルセナサを秘めたイメージとぴったり合って(わたしの中では)納得していたのですが、 なんとこれも画家竹久夢二が詩人としての思い入れで詩ったもので、 本当は「待宵草・マツヨイグサ・オオマツヨイグサ」だと、だんだん現実味を帯びてきました^^。
  その頃見ていた花はこれよりは大きかった気がしていますが、 どの種類だったのでしょうねぇ。

② 近所の道路わき

(2008/07/23 08:12)
③ 朝、病院の庭には似合いすぎ^^

(2008/09/01 07:18)



  コマツヨイグサ  (小待宵草:アカバナ科マツヨイグサ属)
    [英名] Evening Primrose,Cutleaf Evening-primrose
    [学名] Oenothera laciniata Hill

  マツヨイグサ、ツキミソウと言われるものには、メマツヨイグサ、オオマツヨイグサ、オニマツヨイグサなどあるようですが(メマツヨイグサとオオマツヨイグサ・オニマツヨイグサの区別点)、
私が今回撮った花は、花の大きさ2~3㎝、花期、写真の感じで「コマツヨイグサ」ではないかと思いました。


④と⑤ 花弁は4枚、オシベ8、めしべの先は4裂する (らしいのですが、、、)

④(2008/08/21 07:19 F4 1/400) と ⑤(2008/09/01 07:17 F4 1/125)


  本来の月見草は、白い花を咲かせるそうです が、今ではあまり見られなくなり、一般に黄色い花のマツヨイグサの仲間のことを、宵待草(よいまちぐさ)、月見草(つきみそう)と呼んでるようです。

  俳句では、「月見草(つきみそう)」「月見草(つきみぐさ)」「待宵草(まつよいぐさ)」が夏の季語として載っていますねぇ。



⑥ 花の蕾(夕立の後)

(2008/09/02 17:13 F2.8 1/40)
⑦ 花が咲いた後

(2008/09/02 17:17 F2.8 1/40)

上部の葉には羽状の切れ込みがあり、その葉の方が目立ちますが、
切れ込みのない葉も両方あるようです。



待宵草はその名のように、夕方から咲き始めることはよく知られています。
夜の花の方が名前のとおりのムードがあっていいのですが
三脚なしで撮るのでこれが↓やっとです。
⑪なんかは風も強く、全部後を向いてしまいました><;


⑧ 夕方のつぼみが(中央) →

(2008/09/02 17:18 F2.8 1/80 ISO-160)
⑨ 2時間後にはぽっと咲いていました

(2008/09/02 19:41 F2.8 1秒 ISO-400)

⑩ 20時近くになると、可憐に、、、

(2008/09/01 19:46 F2.8 1/5 マニュアル)

⑪と⑫ 咲きそろっています

(2008/09/01 19:50 F2.8 1秒 マニュアル)



  コマツヨイグサはしぼんでも赤くならないと書いてあるものや、赤くなると書いたものがありますが、↑⑪⑫、↓⑬⑭は同じ場所ですので、
風の吹き具合や雨が降ったかどうかなどでも変わってくるのでしょうか。
  ⑬は前日(09/01日)かなり強い風が吹いていて、⑭は土砂降りの夕立が降った翌朝です。

⑬ 朝、しぼんで赤くなっています 

(2008/09/02 07:15 F8 1/25)
⑭ この日はまだ黄色く咲き残っていました

(2008/09/03 07:17 F4 1/160)



最後に、

来ぬ人を待った翌朝の待宵草と
草むらに咲き残るマツヨイグサです。


⑮ 朝のひかりの中でも健気で美しい

(2008/09/03 07:10 F2.8 1/160)

⑯ よべの色今朝はまた今朝月見草  デケーン;><;ふじ

(2008/09/01 07:17 F2.8 1/125)


今回は毎夜毎朝足を留めて見た
マツヨイグサをやっとのことでまとめてみました~^^~