本川氏の最新刊を買った。
あ、歌う生物学の人ね。
『世界平和はナマコとともに』
小分けのエッセーになっとるから、
ずいぶん読み易いよコレ。
専門的なところは多少薄まってるけど、
おもしろいとこ全部が網羅されている。
社会問題とか、生物学からの視点で、
哲学的に切り込んでってるんだけど、
まぁ、好き嫌いは別としても、
なんともオモシロいねん。
やっぱ変や、この人。
ナマコについてもいろんなネタがつめこまれてる。
夏目漱石がナマコの印象を決めた話とかね。
それは正岡子規の影響なんだけど…
ほー、へー。て感じ。
夏目漱石の家族や、あの時代と空気に、
「家政婦は見た」並の好奇心をもつアタシには、
非常に興味深い話がいっぱいで…
めちゃくちゃおもしろい♪
理系と文系の話とかね、東西の科学者の違いとか、
論理の違い、自然観の差を、見事に解り易く、
まとめられている。
お得な一冊だ。
おすすめちゃん。