前回の抜け毛のことではないけど、長い間フィナステリドとミノキシジルを飲むのを止めた後に抜け毛が急増して薄毛が急激に進行していくことを不思議に感じていました。
理屈では角質(毛)の成長を抑制するジヒドロテストステロン(GHT)を生成しなくすることで、角質(毛)の成長の抑制を防ぐものですからね。その上でミノキシジルタブレットで血を集めて毛を成長させるんでしたよね。その一度成長し始めた角質(毛)が抜けてしまうとは何とも不思議なことなんですよ。
【成長している毛が抜けるのはどんな時?】
通常、成長している毛が成長途中で抜けることはありません。でも、例外的に成長途中で抜ける時があります。それが以下
- 頭皮に炎症を起こした時
- 頭皮を火傷した時
- 頭皮が何かにカブレた時
- 毛穴内部の毛を支えている部位が荒れた時(洗い過ぎの影響)
- ホルモンのバランスを崩した時
- 食制限等の急激で無理なダイエットをした時
- 脂漏性湿疹・皮膚炎のような皮膚病を発症した時
- 何らかの脱毛症を発症した時
成長している毛が成長途中で抜けるのは、だいたい上記のような場合です。
だから、フィナステリドとミノキシジルタブレットを飲むの止めた後に、抜け毛が急激に増えて薄くなるだけでなく、毛が無くなってしまうことがあるのが不思議なのですね。たぶん、ホルモンのバランスを崩しているからだとは思いますけど。
フィナステリドとミノキシジルタブレットを止めると抜け毛が急増する場合がある
通常、毛は「発毛期→成長期→退行期→休止期→脱毛期→発毛期→成長期・・・」と言うように生まれ替わっています。
薄毛じゃなくなると言うのは、このうちの成長期が正常になると言う事なので、毛の成長期が4年の人の場合だと、4年前に生えた毛も3年前に生えた毛も2年前に生えた毛も1年前に生えた毛も、今年になって生えてきている毛も、以下の図の「1」の毛になっているはずなんです。
今現在、5年とか10年とかもっと長い人なら、日本で認可された時から飲んでいる人もいるでしょうから15年以上飲んでいる方もいらっしゃるでしょう。
これだけ長期間フィナステリドを飲み、ミノキシジルタブレットを飲んでいて薄毛じゃなくなっているなら、通常なら急激に抜け毛が増えて薄くなるとか毛が減るなんてことは起きないのですが、現実には抜け毛が急増して毛の量が減ることが多いです。
私が見た限りの範囲でしかお知らせできませんが、フィナステリドやミノキシジルタブレットを半年以上の長期で飲んでいた人の場合、抜け毛が急増して急激に毛の本数が減る場合がある一方、止めても全く変化のない場合もあり、全てを一括りにできないことが多いです。
ただ、抜け毛が急増する人の場合だと急激に本数が減っていくので、フィナステリドやミノキシジルタブレットを飲んで脱毛症を発症しているのではないか?と感じるのですね。
抜け毛が急増して本数が減っている人の経過を全て拝見しているわけではないので、確実なことは言えませんが、全て拝見できた人は毛が無くなっていました。拝見できなかった人は再度フィナステリドとミノキシジルタブレットを飲み始めています。再度飲み始めての経過は見ていないのでその後の経過は不明です。
メールでのご相談者の場合だと、ある程度我慢して続けた人の中には、フィナステリドを止めてミノキシジルタブレットも止めて、毛が急激に減っていきますが、3カ月を過ぎる頃から減り方が穏やかになってきて、6か月を過ぎることから毛の量が減るのにストップがかかるようです。ここでストップがかからないようだと、フィナステリドとミノキシジルタブレットの後遺症がとてもきついと言えますね。
フィナステリドにしろミノキシジルにしろ、良い思いをしたことがない
フィナステリドやミノキシジルタブレットを飲み、ミノキシジルの塗布薬を使っていた人のご相談をお受けし、ケアの提供をしていて、良い思いをしたことがありません。
ここで言う良い思いとは「その治療・ケアをしていたお陰で、弊社での取り組みはとても楽だわ」と言う思いです。嫌な思いしか思い出せませんね。嫌な思いとは「その治療・ケアをしていたお陰で、弊社での取り組みはとても困難を極め、評判を落としてしまうわ。」と言う思いです。
フィナステリドやミノキシジルタブレットを飲んでいた人の場合、ホルモンのバランスを崩してしまっているだと思いますね。ミノキシジルの塗布薬を使っていた人は、何らかの皮膚疾患を患っているのだと思いますね。
成長途中で抜ける例外的な場合に当てはまります。
ネットとは便利なもので、効果のあるものを探せば効果のあるものや方法が一杯出てきます。そのデメリットを探そうとしても中々見つかりません。
でもね。薄毛とは何か?脱毛症とは何か?抜け毛とは何か?この3つを知るだけでも、探した効果のあるものや方法が良いのかどうか?の判断材料にはなりますね。