今回紹介するご相談者の方は、女性でストレスを溜めやすいご職業の方で円形脱毛症を発症し同時に薄毛にもなってしまった方です。どんな職業かは個人の特定につながる可能性があるので記述しません。同様にご年齢も公開しません。
薄毛と円形脱毛症のご相談内容の詳細
- 元々毛は柔らかくて細いタイプ
- 体質的に頭皮部への血を巡らす力が弱いタイプ
- 皮脂の分泌は少な目で、皮膚の抵抗力が弱いタイプ
- 頭皮は全体的に白っぽいが、円形脱毛症の部位のみ少しピンク色
- 頭皮には特に異常は見られないが、肉眼で見ると血の巡りが悪いのが分かるような白さをしている
上記の内容を見るだけで、何かマイナス面があると薄毛になりやすいタイプと言えますね。こんな方がやってはいけないマイナス面は次の次の通り。それは、髪の毛を綺麗に魅せる為のヘアケアです。髪の毛を綺麗に魅せるシャンプー・トリートメント・コンディショナーやカラー・縮毛矯正・パーマですね。
そのことが分かって普段のヘアケアをしていたのか?ですね。ご相談を承ったところ以下のようにお答えいただきました
- シャンプーは美容院で売っているもの。普段から、ヘアケア製品を選ぶ際は行きつけの美容師さんに聞いて買っている
- カラーはしていない
カラーや縮毛矯正・パーマはしていなかったのですが、シャンプー等のヘアケア製品がダメでしたね。ブランド名を教えてもらって、どんな製品なのかネットで調べたのですが、モロに髪の毛を綺麗に魅せる為の製品群でした。この方の場合はこれらの製品を使い続けると、髪の毛は綺麗に見えるようになりますが、髪の毛にメイクをしているようなものなので頭皮には負担になりやすいのです。
その上、この人独自の大きな問題が絡んでいました。それは、お仕事です。そのお仕事は嫌でもストレスが溜まりまくる環境になるので、自律神経の切り替えが上手くいかなくなり、血行が制限されやすいのです。その結果、以下のように円形脱毛症と薄毛が併存するようになってしまったのです。
そのことが分かってご自分なりに薄毛・円形脱毛症を治すケアに取り組んだのか?どうかですね。
この女性にとって薄毛・円形脱毛症に対するケアでなかった
取り組んだケア法は以下の通りです。
- ミノキシジルの塗布薬
- ミノキシジルの飲み薬
- 上記2つをしながら、2カ月~3カ月くらいミノキシジルの注射
合計でミノキシジルによる治療を何カ月行ったのか不明ですが、体毛が濃くなっただけで肝心の頭部の髪の毛の増加には役に立たなかったようですね。作用や刺激には弱いタイプですから、当然と言えば当然かもしれません。
心身・頭皮の緊張を解すケアが薄毛・円形脱毛症には有効
頭皮が弱っていますし、心身の緊張状態が解れないお仕事なので、この両方を解して、本来の状態に改善してあげるケア法と養生法が必要なのですね。
具体的に、何をどうするか?は、弊社でケアに取り組まれるご相談者の方々に提供しているものなので、ここでの記述はご容赦下さい。過去の記述内容やメールマガジンを読んで下されば、どこかにヒントくらいは書いていると思います。
毛を育てる力が弱いタイプの方だった上に、お仕事上のマイナス面もあったので、1年じゃちと難しいかな?と思っていたのですが、1年で円形は治り薄い状態もかなり改善できています。
それが以下の写真です。セットのやり方を少し変えているので分かりづらい部分はありますが、円形脱毛症の部分は無くなり、分け目の広がりとつむじまでのつながりが改善できているのが分かると思います。
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今回は女性の場合でしたが、男性でも女性でも無理をしなければ、悲惨な状態には中々ならないです。無理をして、何とかしようとするから、皮膚や心身が抵抗して毛が無くなるのだと思いますね。